高野山町石道は、歴史と自然に囲まれた霊的な道で、多くの巡礼者や観光客が訪れます。
この道は弘法大師空海が高野山を開創した際に設けられたもので、木製の卒塔婆を道標としていました。
大師信仰が広がるとともに、多くの人々が参拝に訪れるようになり、7つの道が開かれ「高野七口」と呼ばれるようになりました。
町石道はその中の主要参詣道であり、参拝者が卒塔婆形の町石に礼拝しながら山上を目指したことを今に伝えています。
この道は、和歌山県伊都郡九度山町の慈尊院から和歌山県伊都郡高野町にある高野山へと続く道であり、「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産にも登録されています。
歩行距離は約21kmで、標準歩行時間は約6時間半、所要時間は7~8時間と健脚向きのコースです。
和歌山県伊都郡九度山町