石動山は、石川県鹿島郡中能登町・七尾市・富山県氷見市にまたがる標高564mの山。
山頂は中能登町に位置し、中能登町の最高峰でもある。
古くから山岳信仰の地としてあがめられ、多くの僧たちが修行をしていた石道山。
現在は国指定史跡となり、こけむした礎や石垣が往時をしのばせます。
山頂には、「伊須流岐比古神社」と、「天平寺跡」があり、貴重な史跡として知られています。
能登の修験道の中心として最盛期には約360の坊があったとされる石道山は南北朝時代や戦国時代に戦場となるたびに再建をしましたが、明治時代に廃絶してしましました。
現存する建物は「旧観坊」のみです。
しかし、最も権威と格式を誇る「大宮坊」が復元され、「書院台所棟」「番所」「厠」「御成門」「台所門」「板塀」「勅使橋」、「本堂跡」「証誠殿」「庭園跡」なども見ることができます。