四国お遍路⑥ 徳島&香川14寺~発心の道場から
旅した日:2018/12/22〜24
香川:屋島寺・志度寺・長尾寺
徳島:霊山寺・極楽寺・金泉寺・大日寺・地蔵寺・安楽寺・十楽寺・熊谷寺・法輪寺・切幡寺・藤井寺
もはやライフワークか趣味になってしまっているお遍路に行ってまいりました。
私の場合、あまりまとまった時間を取ることができないため、行ける時に行ける場所に行くというスタンスなので1番から順番には回れていません・・・
結果、まるでビンゴのように穴あき、飛び飛びみたいな感じ行けていないお寺が残ってしまっている・・・ので逆に効率が悪いのかも・・って今更きづきました(笑)
今回は1番のお寺がある発心の道場と呼ばれている徳島県内のお寺と香川県のいくつかのお寺を回ろうかと思っています。
3連休を利用して2泊3日予定です!
徳島県は神戸から車で1時間半くらいで行けるんですが、前日に会社の忘年会があったので念のため高速バスで徳島へ。
(二日酔いというか朝の時点で酔っ払っている可能性があるので・・・酒乱なのです)
そんなこんなで朝5時に起き7時過ぎの高速バスに乗り9時前には徳島駅に到着。
レンタカー屋さんに行く途中で徳島城址があったのでとりあえず記念撮影してみましたが、徳島城って初めて聞きました。
1番札所 竺和山 霊山寺
張り切って1番札所の霊山寺さんへ。
1番さんと呼ばれ親しまれている霊山寺には規模大きめのお遍路ショップがありました!
納経所ではお遍路の説明をしてくださったり、お遍路用品も豊富な品揃え。
さすが1番やなぁー。
お遍路グッズのお買い求めはこの霊山寺で(笑)
それにしてもなんだか独特な雰囲気のマネキンがいたるところにあるなぁ。
外国の方が着こなす白装束は結構スタイリッシュな気がするので、そのうちパリコレかなんかでもお遍路をモチーフにしたデザインなんかを発表してもらいたいです(笑)
発心!
仁王門にもマネキンさん(笑
いつものようにろうそくやお線香、読経を済ませます。霊山寺さんは本堂の中に入って参拝することができました。
本堂の一角にこんな貼り紙。
『コイの餌は終わったよ』ってフレンドリーで可愛らしい感じ(笑
一瞬、恋の季節は終わったよって書いてあるんかと思って二度見したら鯉。
本堂の外には晴れ晴れとした表情のマネキンさん。
うん、なんだか清々しいですな。
2番札所 日照山 極楽寺
霊山寺から車で3分という近さ!2番札所の極楽寺。
3方を山に囲まれた閑静な環境のお寺です。
樹齢1200年の長命杉は弘法大師さんが植えたと言い伝えられています。
杉に結び付けられた紅白紐を握ると霊パワーを感じられるとのことで握りしめてみましたが雨が降ってるため濡れていてぬちゃっとしました(笑)
長寿や家内安全のご利益があるそうです!
3番札所 亀光山 金泉寺
2番札所から車で10分ほどで3番の金泉寺に到着です。
弘法大師さんが掘った井戸と弁慶の力比べの伝説が残るお寺です。
弁慶の力石と呼ばれる石があるらしいんですが、私はなぜかこの瓦が気になりすぎて見るのを忘れちゃいました。
紅葉もそろそろ終わりなのかなーと思っていたら四国は紅葉真っ盛りな雰囲気でした。
今日は気温も15度くらいであったかだったので雨で天気悪かったけどかなり助かった!
4番札所 黒厳山 大日寺
弘法大師さんの手で刻まれた大日如来を祀るお寺さん。
3番からは車で10分ほど!
この辺のお寺はそれぞれがすごく近いのでまわりやすいですね。
5番札所 無尽山 地蔵寺
かつては四国内に300余りの末寺があったとされる古刹、地蔵寺さん
このお寺には奥の院があって等身大の五百羅漢を拝観することができます。
本堂から歩いて5分ほどの場所にあります。
五百羅漢好きなんですよね・・・数の圧倒力とか説得力ってわかりやすくないですか?
薄暗い院内、等身大の羅漢像が立ち並ぶ雰囲気は厳かでなんとなく背筋が伸びるような心持ち。
羅漢さんはお釈迦様の弟子で仏道修行をして阿羅漢果という地位を得た人のことを指すそうです。
拝観料は200円かかりますが、必見です!
6番札所 温泉山 安楽寺
温泉が湧き出る札所、安楽寺さん。
こちらのお寺には宿坊があって宿泊者の方は温泉に入ることができるんだそう!いいなぁ・・・。
こちらのお寺も本堂内で参拝することができて、御朱印も本堂内でいただくことができます。
ガイドブックには樹齢300年のさか松と呼ばれる、松がお大師様像の後ろあたりにあるよ!的なことが載っていたんですが見当たらなかった・・・切られちゃったのかな?
さか松とは全然関係ないんですが、トイレの屋根が茅葺でした。(なんの報告やねんって言われそう)
7番札所 光明山 十楽寺
8つの苦難から逃れ10の安楽を願うお寺さん、十楽寺。
ネーミングはシンプルイズベスト!
この十楽寺さんは愛染明王をお祀りしています。
鐘楼門に登ることができて、愛染明王さまに縁結びをお願いしたい人は左入り口から、縁を切りたい人は右出口から入ると良いそうです。
鐘楼門を登ってみました。
愛染明王像の前に置かれていた「恋成たらいうどん」の箸袋を入れるためのたらいが気になりました・・・。
お腹すいてきたなぁ・・・。
8番札所 普明山 熊谷寺
こちら熊谷寺は、熊野修験者がこの地で難行を行なっていたことが寺名の由来だそうです。
私はまた熊が出るお寺なのかなーと思っていましたが浅はかでした。ごめんなさい。
こちらのお寺には88ヶ所最大級の重厚な山門があるそうです!(見るの忘れた)
あとは最大最古を誇る多重塔もあるそうです!(見るの忘れた)
9番札所 正覚山 法輪寺
9番札所の周りはほぼ畑!
だけどお寺の前には小さな可愛らしいお店があって、うどん屋お餅なんかが売られておりました。
広々とした景色の中にちょこんとあるお店の雰囲気が可愛らしかった。
このお寺さんは、松葉杖なしで歩けなかった人が参拝により完治したという伝えがあり、多くのわらじが奉納されるそうです。
納経所には健脚祈願の足腰お願いわらじが売っていました!
10番札所 得度山 切幡寺
切幡寺は駐車場から本堂まで結構遠かったです。
駐車場からトボトボ歩いていたらなんというか、THE 看板みたいな看板たちが鎮座していたのでちょっと面白かった(笑)
割と山奥に原色!って感じで(笑)
お寺は山の中腹にあり仁王門から本堂までは333段の階段を登らねばならんのよ。
お遍路してみてすごくおもったのが、お寺ってバリアフリー化するの難しいよね・・・ってこと。
お年寄りとかしんどいだろうなぁって思いながら階段登ったり、坂を登ったりしてるんだけど、実際しんどそうだもん。
お遍路はある程度体力ある人じゃないと本当に大変やと思います。
333段の階段を登って本堂へ。
足がガクガクする・・・おんばさらたらまきりく。
11番札所 金剛山 藤井寺
境内に立派な藤棚があるお寺で、おそらくお寺のネーミングもそこから来てるのかも!っていう藤井寺
境内には8つの手を持つ龍、白龍弁財天がお祭りしてありました。
それぞれの手に武器や鍵を持っているらしく、金運・武術・芸術などの運を授けてくれるんだそう。
結構オールイマイティー的な神様なんやなぁ。
藤井寺の次のお寺は88カ所、最難所と呼ばれる焼山寺、歩き遍路の人たちはここから試練が始まる・・・戦々恐々
84番札所 南面山 屋島寺
11番の次は12番とおもいきや、12番はすでに前回のお遍路で参拝を済ませてしまっているので、香川に飛びます。
84番の屋島寺です。
屋島といえば!日本史好きな方ならぴんと来るかも・・・こないあなたは歴史あんまり好きじゃない人でしょう。
私もそうでしたが(笑
屋島といえば、源平合戦の舞台となった名勝ですよ!(知らんかったけど!)
すごく広くて綺麗なお寺さんで開放感ある感じでした。
本堂横で猫たちが会合してた。
本堂、本尊ともに国の重要文化財だそうです。
本堂の右になんだか可愛らしいたぬき像。
四国狸の総大将「太三郎狸」と呼ばれる土地の氏神さんで、子宝、縁結びや家庭円満などの神さま
この辺りが屋島の古戦場らしいです!
86番札所 補陀落山 志度寺
この辺、ポケモンのなんかのスポットらしくスマホを手にウロウロしているのが印象的でした(笑
ポケモンやったことないんでわからんのですが、なんだろレアアイテムとか手に入るんかな??
このポケモンスポットのお寺、否、志度寺は閻魔信仰の聖地らしいです。
元々は死渡の道場と名付けられていたらしいです。死を渡るってなんか怖いなぁ・・
87番札所 補陀落山 長尾寺
源義経が愛した静御前が出家したとのいわれがあるお寺です。
御朱印をもらえるぎりぎりの終了時間に納経所へ・・間に合ってよかった。
香川の長尾寺から再び徳島へ移動。
宿は徳島市内の眉山のそばで予約しました。何回か徳島には宿泊してるんですが、徳島駅周辺よりもこの辺の方がめっちゃ栄えてるやーん。
飲屋街がたくさんあって、ちょい飲みできそうなお店もたくさんありました。
次回から徳島に宿泊するときは絶対この辺にしよ・・・
今回は白水園っていう宿にお世話になりました。なんか全体的に昭和レトロを感じるお宿でした。
ホテル 白水園
徳島駅より徒歩15分