奈良明日香村のおんだ祭りin飛鳥坐神社【えっちな奇祭に潜入!】
旅した日:2016年2月
ご近所の飲み友達に誘われて「おんだ祭り」なる奇祭に行ってきました。
友人によるとその祭りはひどく卑猥でえっちぃなお祭りとのことで、酔っぱらいながら女3人で大興奮しながら「行かなあかん!行かな!」ということで行ってきました。
おんだ祭りとは・・・
奈良県高市郡明日香村に鎮座する飛鳥坐神社で、毎年2月の第一日曜日に行われる。
三河の「てんてこ祭」、尾張の「田県祭」、大和江包の「網かけ祭」とともに西日本における四大性神事のうち、一番露骨なのはこの「おんだ祭」で、まさに日本一の奇祭として折り紙をつけても良い。
夫婦愛和合の様を実演する[種つけ]はR-18指定のセックス劇としてマニアの間で人気があるそうです。
神事は午後2時からということでしたが、事前の情報収集により早めに行かないと見学席が取れないということで、11時には飛鳥坐神社に到着。
既にたくさんの観光客がいましたが、駐車場はわりと広いので余裕で駐車することができました。(有料)
神事は2時からですが午前中からすでに祭礼が始まっていました。
境内や神社前の参道、周辺道路で、天狗や翁の面をかぶった村の役員たちがうろうろ。
参拝者のお尻を青竹のササラと呼ばれるもので叩きまくっていました。
女性や子供にはわりとソフトにスパンキング(笑)でも男性には思いっきりしてました。
フルスイング、ホームラン状態(笑)
嬉しそうにお尻を叩かれる男性。このスパンキング行為、実は「悪魔よけ」のような意味があるらしく、尻を叩かれた人は身体についた厄が落とされるんだそう。
わたしも叩かれてきました。
3回も・・。だって無差別に叩きまくってくるんだもん(笑)
んで、神事まではまだ時間があるので周囲の街をぶらぶら。
古い木造のおうちが多くて趣のある感じの街並。
明日香村の人口は6000人くらいだそうです。
屋根瓦に七福神がある豪邸があったりして、うちの近所の周りとだいぶ違うなー。
全体的に感じのよい街でした。
神事を見学する前にちゃんと神社にもお参りをしました。
むすびの神石。
子孫繁栄を祈願する飛鳥坐神社のおんだ祭り、これはいわゆる陰陽石で夫婦和合の象徴的なものみたい。
境内のお守り売り場には男性器をかたどったお守りなんかも売っていました。
御朱印もあったけど、その場で書いてくれなくて事前に書いてある紙を渡される感じでした。
拝殿にお参りをして
神事が始まるまで待機。
2時間くらい前からこんな感じで待機している人が沢山いました。
中央に置いてある三脚はMBS毎日放送のテレビ取材用のもの。
他のテレビ局の取材もたくさん来てました。
ちょっと高いところから見学することにしました。
まずは宮司による祝詞の奏上などが行われます。
その後、御田植神事が天狗や翁、牛によってとりおこなわれます。
おんだ祭=御田祭なのですなわち豊作を願うお田植え神事なんですね。
天狗とお多福の新婚夫婦が登場。
そしてクライマックスの結合の儀。
観客から歓声が上がったりして変な盛り上がり。
あまりにも行為があからさますぎて恥ずかしいというよりも笑ってしまう感じ。
いやらしいという感じはなくてコミカルだった(笑)
前の観客のかた、ずーっとムービーを撮ってた(笑)
ばっちり撮れてよかったね!
飛鳥坐神社のおんだ祭り、神社で執り行われる神事だけど堅苦しさが全然なくて親しみやすいものでした。
しかも観客を笑わせるような小ネタも沢山仕込まれていて面白かった!
おおらかな性信仰が奈良県にはありました。
飛鳥坐神社
祭神:天事代主命,高皇産霊命,飛鳥神奈備三日女命,大物主命
アクセス:橿原神宮前駅からバスで22分飛鳥大仏前下車