洞川温泉 日帰り入浴記|関西の軽井沢と呼ばれる山あいの名湯【奈良・天川村】

洞川温泉(どろがわおんせん)は、奈良県吉野郡天川村にある山あいの温泉地。
古くから大峯山(おおみねさん)への登山や修験道の行者たちが、修行の疲れを癒すために立ち寄ってきた歴史ある湯どころです。

標高は約820m。周囲を深い山々に囲まれており、夏でも平地より気温が5度ほど低く、「関西の軽井沢」とも呼ばれるほどの避暑地として知られています。
昼間でもひんやりとした空気が流れ、温泉街を歩くだけで心地よく、秋には紅葉、冬には雪景色と、四季の表情がはっきり楽しめるのも洞川温泉の魅力です。

泉質は弱アルカリ性単純泉。
刺激が少なくやわらかい湯ざわりで、入浴後は肌がすべすべになると評判の“美肌系温泉”。
温泉街には旅館や民宿が20軒以上並び、情緒ある町並みも含めて「温泉地に来た感」をしっかり味わえる場所です。

また、洞川温泉は宿泊しなくても気軽に立ち寄れるのが嬉しいポイント。
温泉街の入口にある村営「洞川温泉センター」を利用すれば、日帰りでも本格的な洞川の湯を楽しむことができます。

洞川温泉の日帰り施設「洞川温泉センター」

洞川温泉センターは、温泉街の入口に位置する日帰り入浴施設。
建物には洞川名産の吉野杉が贅沢に使われており、館内に入った瞬間からふわっと広がる木の香りに癒されます。

内湯は桧造りで、やさしい木のぬくもりと弱アルカリ性単純泉のやわらかいお湯が相まって、とても落ち着く空間。
修験者たちの身体を癒してきた湯に身を沈めると、歩き疲れた足や張った肩がじんわりとほどけていくのを感じます。

露天風呂や休憩室も備えており、温泉街散策やハイキングのあとに立ち寄るのにもぴったり。
洞川温泉の入口として、初めて訪れる方にも利用しやすい、安心感のある施設です。

営業|11:00~20:00(19:30受付終了)
定休|水曜日(祝日の場合は翌日)
※洞川温泉センター利用で駐車料金1時間30分無料

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会社をボイコットして小さな車でひとり、日本一周の旅をしました。 温泉が大好きで秘湯や混浴、鄙び宿を中心にひとり温泉旅行に出かけています。海外よりも国内旅行が好きですが、韓国やベトナムには毎年数回行っています。(韓国がグルメと美容目的、ベトナムは普通に好きなだけ)基本的に一人旅をしますが、たまに愛犬の福ちゃんや連れとも出かけます。2025年冬に古民家を購入して自力でDIYで古民家改修。神戸と田舎の2拠点移住、畑仕事や地域行事に勤しみます。