魔除けの神様
お人形様は江戸時代、磐城街道沿いで悪病が流行した際、村を悪魔から守るために立てられた魔よけ。
この魔よけの像は高さ4メートルにも及び、なぎなたや刀を持ち、両手を広げて通せんぼをするようなポーズをとっています。
顔は恐ろしい大鬼の形相で、外から悪いものが村に入ってこないように睨みをきかせています。
この魔よけの像は、屋形、朴橋(ほおのきばし)、堀越の3ヵ所にあり、それぞれ異なる表情をしています。どの像も独特の威厳を放ち、見る人に強い印象を与えます。
また、毎年4月には保存会によって衣替えが行われ、魔よけの像は新しい衣装をまといます。この伝統行事は、地域の人々の手によって大切に守られ、今もなお続いています。