天にそびえる領守の威厳。
越前大野城は天正3年(1575)織田信長より大野郡の3分の2を与えられた金森長近により4年の歳月をかけて築城されました。
石垣は石を立てず横に寝か せ大きい石を奥に押し込んで積む、野面積みという工法で貴重な史跡といわれています。
現在の城は昭和43年に再建されたものです。
目次
天空の城
四方を山々に囲まれた大野盆地。
越前大野城は大野市の中心部にある亀山(標高:249m)にそびえる平山城です。
麓には城下町が広がり、この城下町が雲海に包まれ亀山だけが浮かんで見える日に「天空の城 越前大野城」が現れます。
越前大野城の「天空の城」は、雲海の下がすぐ城下町です。
雲海が広がって次第に町が隠れていくさま、晴れて姿を現していくさまを眺めていると、まるで古(いにしえ)の大野に一瞬迷い込んだかのような幻想的な気分になります。
越前大野城 雲海
越前大野は、竹田城、備中松山城と比べると、越前大野は晩秋の晴れの日が少なく天候が変わりやすいため、朝霧の出る条件が整わないことが多く雲海を見学することは難しいと言われています。
雲海が出る時期は、10月中下旬〜4月上旬の早朝で明け方から午前8時頃までがベストコンディションです。
明け方4時頃から雲海になることもあれば、日の出前後の30分だけ雲海になることもあり時間帯に幅があります。
福井県大野市城町3-109