日本最大急流の一つ球磨川河畔の宿、露天風呂からの眺めは絶景です。球磨川沿いに広く分布する人吉温泉の始まりは、明治43年。泉源は人吉が湖だった時の湖底層下部を帯水層とし、肥薩火山郡を熱源としています。無色透明・無味無臭で温泉特有の硫黄臭がないところが人吉温泉の特徴です。●効能:ヒステリー及び神経衰弱殊に頭部充血の傾向のあるもの、創傷火傷、慢性皮膚病、慢性婦人病疾患(慢性子宮内膜炎・慢性付属器炎)、慢性関節リウマチ、神経痛、神経炎、アトピー性皮膚炎、美肌効果ほか。
清流山水花 あゆの里 宿泊記口コミブログ
夏に家族4人と親戚3人で利用しました。熊本県人吉市にある、横に球磨川が流れる老舗旅館です。
毎年夏、親戚に会いに九州を訪れる際はいつもこちらに宿泊しています。プチ贅沢な空間と癒やし、居心地の良さが最高です。
令和2年7月にあの九州豪雨にこの旅館も見舞われ、復旧後初めての宿泊でした。
建て直したこともおり、フロントに入ると以前より一層高級和モダンなロビーで一気に日常から離れられます。
チェックインし、ひとまずお部屋で休憩。8畳ほどの和室で、お部屋は昔のままで新しくはないですが、清潔感があり全く問題なしです。障子の奥にある広縁からは球磨川が一望でき、川の流れる音が薄っすら聞こえてなんとも癒やされます。
夕飯は、人吉や球磨川の食材を使った上品な和食料理。小さいお皿におしゃれに盛り付けられた前菜が何種類も並べられ、メインの鮎の刺し身、天ぷらもとてもおいしくいただきました。子どもにはお子様プレートが用意され、ハンバーグやエビフライなどかなりのボリューム。さすがに子どもは食べきれず、大人が残りを食べたので私はかなりお腹パンパンでした。最初から最後までとてもおいしかったです。
子どもが食事中じっとしていられず、旅館内の探検をしだし厨房まで覗く始末でしたが、仲居さんがとてもにこやかに声を掛けて下さってありがたかったです。
夕飯後は温泉へ。ここの人吉温泉の泉質は炭酸水素塩泉で、「美人の湯」とも言われており、しっとりすべすべになる美肌効果があるそうです。お湯自体はやわらかくとろっとした感触で、確かにお風呂上がりでも顔の突っ張りが気になりませんでした。
温泉は3階の「山並み湯」と5階の「蔵の湯」があり、時間帯で男湯と女湯が入れ替わります。どちらも露天風呂があり、私は夜は5階、朝は3階の温泉に入りました。球磨川の眺望と川の流れる音を満喫しながらゆっくり浸かりました。
ちなみに私は時間の都合で入れなかったのですが、足湯もあるそうで、宿泊客以外も無料で利用できるそうです。来年は利用しようかなと思います。
いつも宿泊するお部屋は一番シンプルな和室なのですが、他にも露天風呂付きのラグジュアリースイートルームやプレミアムルームがあるみたいです。写真を見るととても豪華なお部屋ですね。いつか利用してみたいです。
お風呂のあとは館内にあるBar「木綿葉川」へ。このとき利用しているのは私達のみで、カウンターを広々と使いお酒をちびちび飲んでゆったりとした時間を過ごしました。この時のマスターが、なんと手品が本業という方で、トランプ手品を披露してくれ大盛りあがりでした。
また球磨焼酎ラウンジという試飲コーナーも災害リニューアル後新設されており、主人は色々な種類の球磨焼酎を楽しんでいました。試飲というよりもはや飲み放題で酔っ払って帰ってきました。私は子どもの寝かしつけで飲めなかったので、羨ましい。
起床後、朝風呂を満喫してから朝食へ。明太子、からし蓮根など九州の名産が小皿に何種類も盛られ、白米が進む進む。おかわりしてしまいました。
コーヒーを3杯ほど飲んで、お部屋へ戻ったらもうチェックアウトの準備。もう一泊していきたい気持ちを抑え、あっという間の一泊でした。
災害の影響で人吉を離れた人が多いためか、仲居さんは外国の方が増えていました。私としては外国の女性の着物姿がとても素敵で印象的で、もちろん日本人外国人関係なく、皆さんとても丁寧な接客で気持ちよく宿泊できました。
また今後も利用したい旅館です。次回は全体球磨焼酎ラウンジで飲むと決めてます。