600余年前開湯の歴史ある温泉『熱塩温泉』
会津喜多方の熱塩温泉は、喜多方市の観光名所である示現寺の開祖「源翁和尚」が発見し、開湯から600年の歴史を誇ります。

その名の通り、温泉の温度は68度と高く、塩分が強いのが特徴です。ナトリウム・カルシウム塩化物泉の泉質は、体の芯から温まり、婦人病、慢性皮膚炎、胃腸病などに効果があるとされています。古くから近郷の人々の湯治場として親しまれてきました。
「子宝の湯」とも呼ばれ、温泉の入口には〈子育て地蔵尊〉があり、温泉に入って子供を授かった人々が参拝する姿が見られます。樹齢100年以上の木々に囲まれた会津の奥座敷で、訪れる人々に安らぎを与えてくれる場所です。
廃線駅を見に行こう!

懐かしい昭和の駅の風情を感じさせる、日中記念館熱塩駅。
旧国鉄日中線の終着駅だった熱塩駅(あつしおえき)は、昭和59年の廃線に伴い廃止されました。欧風の外観が特徴的なこの駅は、現在では整備されて日中線記念館として親しまれています。
レトロな雰囲気の建物内には、当時のままの切符(硬券)が入っていた乗車券箱があり、来場記念に「熱塩発喜多方行き」の切符(100円)を購入することができます。