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那智山青岸渡寺

西国一番札所で世界遺産に指定されている那智山青岸渡寺。

那智山青岸渡寺は、一千日(3年間)の滝篭りをされた花山法皇が、永延2年(988)に御幸され、西国三十三ヶ所第一番札所として定めたとされ、多くの信者や参詣者が全国から訪れています。

如意輪観世音像は、仁徳天皇の時代(4世紀の頃)、インドから那智に渡来した裸形上人が、那智滝の滝壺で見つけ、本尊として安置した言われています。

如意輪観世音を祀る本堂は、天正18年(1590)に豊臣秀吉が再建したもので、桃山時代の特徴を色濃く残しており、2004年7月には、ユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録されました。

本堂後方には、那智の滝との調和が美しい朱色の三重の塔がそびえ立っており、必見のフォトスポットとなっています。

青岸渡寺と那智大社の違いって?

熊野那智大社は那智山青岸渡寺とともに熊野信仰の中心地として、古来より多くの人々の信仰を集めました。
那智山青岸渡寺は、熊野那智大社と隣接して建っています。那智の滝、那智の原生林を望む西国三十三所第一番札所。熊野信仰の霊場として長い歴史があり、那智の滝を中心にした神仏習合の一大修験道場でしたが、1868年に青岸渡寺と那智大社に分離しました。本堂の後方には朱色の三重の塔があり、背後の那智の滝との絶景スポットとなっています。

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