赤山禅院(せきざんぜんいん)は、京都市左京区に位置する、比叡山延暦寺の塔頭寺院の一つです。
平安時代、天台宗の高僧・慈覚大師 円仁の遺命により創建されたと伝えられています。

修学院離宮のほど近く、住宅地に囲まれた静かな環境にありながら、秋になると境内は一面の紅葉に包まれ、
京都でも屈指の紅葉名所として知られています。
赤山禅院は、古くから都の表鬼門を守護する寺として信仰を集めてきました。
本尊には、鬼門除け・方除けの神として知られる赤山大明神を祀り、災厄除けや家内安全を願う参拝者が今も絶えません。
また、赤山禅院は都七福神巡りの札所の一つでもあり、境内には福禄寿神が祀られています。
長寿・財運・幸福を象徴する福禄寿を求めて、七福神巡りの参拝者が立ち寄る姿も多く見られます。
比叡山の麓にありながら、観光地の喧騒から離れた落ち着いた空気が漂い、紅葉の季節はもちろん、それ以外の時期でも静かに手を合わせ、自分と向き合う時間を過ごせる場所です。





