修学旅行でおなじみの金閣寺
金閣寺は北山文化の象徴として国内外に知られる名刹です。(修学旅行の見学ツアーでもお馴染みの有名スポットですね)
金閣寺はもともと足利義満が応永4年西園寺家の山荘を譲り受けたものです。義満の死後鹿苑寺と名付けられ、金閣は舎利殿として建てられたもの。
鏡湖池に臨む三層の楼閣は二層・三層に金箔をはった室町期楼閣建築の代表的例。庭園は特別史跡・特別名勝に指定されています。
三島由紀夫や水上勉(みずかみつとむ)の小説で知られるように、現在の金閣は昭和25年火災で焼失したものを再建したものです。
三島由紀夫の『金閣寺』読んだことありますか?
寺が寝静まる。私は金閣に一人になる。
吃音の悩み、身も心も奪われた金閣の美しさ――昭和25年の金閣寺焼失事件を題材として、放火犯である若い学僧の破滅に至る過程を抉る問題作。
一九五〇年七月一日、「国宝・金閣寺焼失。放火犯人は寺の青年僧」という衝撃のニュースが世人の耳目を驚かせた。この事件の陰に潜められた若い学僧の悩み――ハンディを背負った宿命の子の、生への消しがたい呪いと、それゆえに金閣の美の魔力に魂を奪われ、ついには幻想と心中するにいたった悲劇……。31歳の鬼才三島が全青春の決算として告白体の名文に綴った不朽の金字塔。
わたしは中学校時代、金閣寺の見学前に三島由紀夫の小説を読んでいきました。燃やした僧侶の心境はわからなかったけど、なんだか人間て色々辛いんだなぁと・・・ぼんやりとそんなことを考えていました。
JR京都駅から市バスで40分
公開:9:00~17:00
※年中無休
※特別拝観時は時間が異なることもあり。