2024年6月中旬~3ヶ月間日本一周の旅に出ます!

三室山


三室山の「みむろ」は「御室」「三室」と書き、神の鎮座する山や森を表します。
竜田川沿いと山の半分を覆う約300本の桜が開花し、三室山の半分と麓の竜田川を桜色に染める景観は絶景です。
標高82mの小さな山なので、手軽に散策できます。

奈良県生駒郡斑鳩町神南4丁目

奈良の三室山でのんびり桜を満喫

春になり桜を見るためネットで観光地を探していたところ、百人一首でも有名な三室山が候補に上がりました。

同じく百人一首や漫画でも知られる「ちはやふる」の歌に詠まれた竜田川がすぐそばを流れています。

歴史や昔の文学が好きな人にはたまらない景勝地を目指し、大阪からJRで王子駅まで40分ほどのミニ旅行に飛び出しました。

実際に王子駅につくとレストランなども入った駅で、帰りになにか食べようかなどと思案しながら駅を後にしました。

駅周辺はビルやマンションもあり、本当にこの近くに桜の名所があるのか不安になりました。

とりあえずスマホを頼りに町中を散策しながら三室山を目指します。

春の穏やかで暖かい日差しの中進んでいくと、やがて大きな川が迎えてくれます。

河川名表示には大和川とあり少し驚きました。いつも大阪で見ている大和川が奈良から流れているのは知っていましたが、こちらでは自然に満ちていて表情があまりにも違うので、何か感慨深いものを感じました。

こんなところから流れてきてたんだ!

駅から30分もかからずに山が見えてきます。

住宅街に囲まれた低い山で、標高がわずか82mとのことで簡単に登ることもできます。

でも、まずは山の麓、竜田川沿いを散策してみました。河川敷にも沢山桜が咲いています。

山から里にかけて桜が満開でとても満足できました。有名な景勝地とも見劣りせず楽しめます。

しかも地元の人しかいないように思えるほど人も少なく、静けさと春霞のために夢の中にいるような不思議さを感じました。

人混みが苦手な人にもオススメで、桜を見に来ているのか人を見に来ているのかわからないといったこともなく、純粋に春を楽しめます。

例年なら京都や大阪で花見をするのですが、これだけ桜が美しいのに人が多すぎず、交通アクセスも抜群!得した気分になりました。

散策のあとは目当ての三室山へ。実際に目にすると低いとはいえ木々が生えた山で他の季節にも楽しめそうな雰囲気です。

麓でも見かけたのですが、途中の山腹でも家族連れがシートを敷いて寝転んでいたり子どもたちが走ったりして、皆が思い思いに楽しんでいました。

山自体も登山という大げさなものではないですが、緩やかな傾斜で誰でも登り切ることができます。舗装された部分もあり公園のようにも感じました。

山頂からは人里や山々を眺めることができ、大和盆地の穏やかさを味わうことができます。

東屋のような休憩所もあり、座って少し休むことができます。夏に行っても涼めそうな場所でした。

駅前で買った飲み物を飲みつつ少し景色を楽しんだので来た道を下ります。

桜を楽しみながら、しかし少し名残惜しさを感じながら下山すると早くも日が傾き、赤みを帯びた太陽の光に照らされた桜の温かい色が、少し冷えてきた夕方の春風とのコントラストを作り出していました。

なにか温かいものが食べたいな。そういえば昼食もまともに取らずに歩き続けていました。

いつかまた来ることを誓いながら、さみしげな里や大和川を眺めつつ駅へと向かいます。

駅ビルに入るうどん屋でお腹を満たし、のんびりと帰路につきました。

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