のと里山海道を走り抜け能登半島丸ごと観光モデルコース!わたしが駆け抜けた能登女子一人旅

無料で走れるのと里山海道を行く!入口から出口までドライブ

旅した日:2021年7月

車で能登半島一周旅で金沢から珠洲までドライブする際にお世話になったのと里山海道。

のと里山海道は、金沢と能登半島とを直結する自動車専用道路で、歩行者や自転車は通行できません。

金沢市粟崎から羽咋市までの約30kmは、能登半島の美しい海岸線沿いを走る絶景ドライブを楽しむことができるめっちゃ走っていて気持ちの良い道。

スタートは金沢駅から

能登半島一周の始まりは金沢駅から。せっかくだから金沢駅のドドーンと有名になったなんちゃらゲート見てみたい!ということで立ち寄ってみました。

金沢駅はものすごく賑わっていて駅ビルもすごい!都会の駅ビルのような店舗の充実度と人混みに面食らっちゃった(笑

ひがし茶屋街にあるコロッケ専門店『ヴィレ・デ・クロケット』が金沢駅にも進出していたので金箔のせのクロケット頂いてみました。注文してから揚げるので6分ほど待ちます。熱々のクロケットが食べられます♡

インスタ映えしそうなグルメだけど行列はできておらず結構穴場な感じでしたよ。

お土産物店もたくさんあって、ひがし茶屋とか街中に行かなくて老舗の和菓子なんかも買えちゃうのでめっちゃ便利。

石川県の観光PRマスコットキャラクター『ひゃくまんさん』。ちょびヒゲを生やしたダルマ人形風。
ひゃくまんさんは、石川県の郷土玩具で縁起物の「加賀八幡起上り」をモチーフに、石川の多彩な文化をギュッと凝縮×百万石の豪華絢爛さを表現したもの。ひゃくまんさんグッズも金沢駅でたくさん売られていました。なかなかにかわいいやん。

海沿いの爽快ドライブ

のと里山海道は金沢市粟崎から羽咋市までの約30kmは海沿い。

窓の外は海!天気が良いと海がキラキラとしていてとっても気持ちの良い道です。(逆に荒天だと海が荒れ狂って風も強くて通行が大変そうですが・・・)

途中で『道の駅 高松』でひとやすみ。この道の駅はドッグランあり、足湯あり、レストランあり、サンセットデッキや遊歩道もある超充実の道の駅。

アクセルとブレーキを踏み続けて披露した足を足湯で癒す・・。そして目を上げるとキラキラの青い海。最高すぎませんか??

テラスの向こうは芝生になっていてお弁当を食べたりキャッチボールしたり公園っぽい過ごし方をしているファミリーの姿も。

直接海岸まで降りていくことができるので、この道の駅に車を停めて海水浴を楽しんでいる人もちらほら。道の駅には売店もあるしレストランもあるので海の家っぽい使い方ができて便利そう!

売店で販売されていた超高級ぶどう『ルビーロマン』1房18000円也。初競り最高額はなんと140万円!だとか!すごい・・・ほんまもんのフルーツの宝石。

ちなみに!この道の駅の名物は『あぶり豚のと塩麺』海を眺められるテラスで里海のスペシャリテ♡

絶景展望台があるサービスエリア

のと里山海道、海沿いを離れ内陸へ。石川県の七尾市にある『別所岳サービスエリア』に立ち寄り。このサービスエリアには奥能登 山海市場、絶景展望台 能登ゆめてらすがあります。

奥能登 山海市場では奥能登のお土産を買うことができます。見たことない珍しいご当地のお菓子や調味料もたくさん売っていて、調味料好きとしては見逃せない・・ソフトクリームやカレー・そばなど軽食を取ることもできます。

別所岳スカイデッキ『能登ゆめてらす』にも行ってみることに。駐車場から10分ほど歩きます。階段とエレベーターがありましたが、天気もいいし探検したいので階段でぶらぶらとスカイデッキへ。

スカイデッキは無料で利用が可能、利用機関と時間は季節により微妙に異なりますが朝から夕方までって感じです(笑

利用期間
3/15-5/15    7:00~17:00
5/16-9/15    6:00~19:00
9/16-12/15  7:00-17:00
※上記以外の時間は閉鎖。気象により変更あり

遠くから見るとトムソーヤの秘密基地みたいな雰囲気のスカイデッキ。周辺の自然に溶け込んでいるデザイン&カラーリングでとっても素敵です♡素朴なおしゃれさも感じるます。

なんと!デッキの下にはヤギたちが!手作りっぽい遊具や小屋もあって広いおうちでわちゃわちゃと。
もしかしたら除草作業員たちなのかもしれないなと思って調べてみたら、このヤギたち、2015年春から穴水町の畜産農場「たんぽぽファーム」の協力を得て、この道の駅にやってきたんだそう。

このヤギたち、冬場はたんぽぽファームに預けられるそうで不在にしているときもあるのでご注意です。(もしヤギを目当てに行くんだったら)

ということで突然のデッキ(笑)このデッキからは七尾湾に浮かぶ能登島が一望でき、晴れた日には立山連峰まで見えるんですって!
この日は夏特有のもやった感じの空のせいで立山連峰までは見られませんでしたが、青い空×青い海、スカッと抜けた風景が望めました。
遮るものがないので風もきもちええ。。

スカイデッキは鉄骨で組まれた土台の上に展望デッキを載せた構造。地上から展望台までスロープと階段が続いていて「空中回廊」と呼ばれています。デッキだけじゃなくてこの通路さえもすごく眺めが良いしきもちいいよ!

地上から高さ13mのデッキを通路から撮影するとこんな感じ。このポジションから撮る写真が個人的には一番いいなとおもうんですがいかがでしょうか?笑

村下孝蔵もしっぽり歌う「恋路海岸」

波の音がやさしく響く恋路海岸。
ここにはちょっぴり切ない恋の伝説が残っています。

むかしむかし、鍋乃と助三郎という深く愛し合う若い二人がいました。
でも、鍋乃に想いを寄せていた恋のライバルが仕掛けた罠によって、助三郎は海の深みに落ちて命を落としてしまいます。
悲しみに暮れた鍋乃は、彼のあとを追って自らも海へ…。
そんな二人の純愛がこの地を「恋路」と呼ばせるようになったんだとか。

今では、二人を偲ぶモニュメントや恋の鐘、そして銅像が設置されていて、訪れる人の心をそっと温めてくれます。
沖に浮かぶ弁天島も美しく、恋路海岸から見附島までの約3.5kmの海岸線は「えんむすビーチ」と呼ばれ、まさにロマンチック散歩コース。

静かな波音と、少しの切なさ。
ここは“恋”の名前がぴったり似合う、能登の小さな奇跡の場所です。

石川県鳳珠郡能登町恋路
のと里山海道 能登空港ICより車で45分

奥能登揚げ浜塩をお買い上げっ!すず塩田村で塩に塗れるっ!

奥能登一周ドライブの途中で立ち寄ったすず塩田村。奥能登絶景街道沿いにある道の駅です。

海に面した塩田では、実際に塩づくりを体験することができます!

※塩づくり体験1人500円~7,000円 ※5月~9月(要予約)

そしてこちらが塩田↑

揚げ浜式の塩作りって??・・・塩田に海水を撒いて濃い塩水である「かん水」を作り、窯で煮詰めて作る製塩法。

約500年前と同じ方法で、唯一珠洲で受け継がれてきたすごい製塩方法なんですね!

めちゃくちゃ大きな塩釜!塩のせいでかなり錆びた状態になってるけど、どっしりとした印象でなんだかいいな。

2015年に塩田村20周年を記念して作られたのかな??

珠洲の仁江海岸で受け継がれてきた「揚げ浜式」による塩づくりの歴史が学べる塩の総合資料館「揚浜館」。(大人100円/小中学生50円)

天気がとっても良ければかなりの絶景ポイント!道の駅でもなかなかこんな絶景スポットないんじゃないかな??

奥能登揚げ浜塩をちゃっかり購入しました!粒が結構大きめな粗塩。他の道の駅で購入したトマトにふりかけて食べたらうまかった~!夏の味。

珠洲市清水町1-58-1
9時00分~17時00分(3月~11月)
9時00分~16時00分(12月~2月)
※体験は13時30分~

まるで絵本の中から飛び出したような白亜の灯台

能登半島のいちばん先っぽ、禄剛崎。
ここに立つのが、真っ白で美しい 禄剛埼灯台。
明治時代にイギリス人の設計で建てられた、まるで絵本の中から飛び出したような白亜の灯台です。

この場所は、外浦と内浦のちょうど境目にあたる岬。
なんと「海から昇る朝日」と「海に沈む夕陽」を、同じ場所で見ることができるという、なんともロマンチックなスポットなんです!

灯台の中は普段入れませんが、年に数回だけ一般公開も。
2017年には日本ロマンチスト協会から「恋する灯台」に認定されていて、恋愛成就のパワースポットとしても人気なんですよ~♡

見学は無料。車は近くの道の駅に停めて、のんびりお散歩しながら訪れるのが◎
風の音と潮の香り、そしてどこまでも広がる水平線。
ここに立つと、「ああ、能登の先っぽまで来たなぁ…」って、ちょっぴり感動してしまいます。

※外観の見学無料は無料です。通常、内部は見学することが出来ませんが、年に数回公開することがあります。
※駐車場は近くの道の駅に停車して見学してください。

石川県珠洲市狼煙町イ-51
のと里山空港から車で70分

金沢駅西口から珠洲特急バスに乗車し「すずなり館前」下車。
「すずなり館前」からすずバス狼煙飯田ルートに乗り換え、「狼煙」下車、徒歩10分

能登半島のいちばん先っぽ、珠洲市に――日本を代表する“パワースポット”

能登半島のいちばん先っぽ、珠洲市に――じつは日本を代表する“パワースポット”があるって知ってましたか?

その名も 聖域の岬(せいいきのみさき)。
ここは、大地の気流と海の暖流・寒流がぶつかり合うという、まさに自然界のエネルギーがぎゅっと集まる特別な場所。
長野の分杭峠、山梨の富士山と並んで「日本三大パワースポット」のひとつに数えられているんです。

岬の上にある「空中展望台スカイバード」は、海の上に浮かんでいるようなスリル満点の展望スポット!
風を切るように立つと、まるで自分も空を飛んでいるみたいな感覚に。
能登の海の青さと、どこまでも続く水平線が、本当に心のデトックスになります。

珠洲市三崎町寺家10-11
料金500円
6:00~21:00(閉館22:00)

真言宗の古刹・吼木山 法住寺

静かな山あいに佇む、真言宗の古刹・吼木山 法住寺。
鎌倉時代の初め、若山荘の領主だった日野資実が祈祷所として定めたことから、この地で長く信仰を集めてきたお寺です。

境内に足を踏み入れるとまず目に入るのが、堂々とした仁王門。その両脇には、迫力満点の金剛力士像が立っています。
阿形と吽形――憤怒の形相ながらも、どこか守り神のような優しさも感じられる存在感。

平成7年に行われた解体修理の際、なんとその二体の胎内から納入品が発見され、造られたのは享徳2年(1453年)、京の仏師・院勝と院超によるものだと判明したそうです。
数百年の時を経ても、なお凛とした佇まい。この地を静かに、そして力強く見守り続けています。

珠洲市宝立町春日野

樹齢はなんと約900年倒さスギ

高照寺(こうしょうじ)の門前に、まるで時を超えて生き続けているような一本の老杉があります。
その名も「倒さスギ(たおさすぎ)」。
樹齢はなんと約900年──県の天然記念物にも指定されている、能登が誇るパワーツリーです!

幹から伸びた枝が地面を這うようにして垂れ下がる独特の姿から、“倒れていないのに倒れたように見える”ということでこの名前がついたそう。
伝説によると、かの八百比丘尼が昼食のときに杉箸を逆さに挿したところ、そこから芽が出て大木になったのだとか…!

高さ約12メートル、枝の広がりは30メートルにもおよぶその姿は、まさに「能登の一本杉」。
見上げれば、長い年月を生き抜いた生命の息づかいが聞こえてくるようです。
静かにそびえる巨木の前で、自然の力と時の流れに思わず息をのむひととき。

石川県珠洲市上戸町6-9
のと里山空港から車で45分
北鉄奥能登バス 珠洲特急「上戸」下車、徒歩10分

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会社をボイコットして小さな車でひとり、日本一周の旅をしました。 温泉が大好きで秘湯や混浴、鄙び宿を中心にひとり温泉旅行に出かけています。海外よりも国内旅行が好きですが、韓国やベトナムには毎年数回行っています。(韓国がグルメと美容目的、ベトナムは普通に好きなだけ)基本的に一人旅をしますが、たまに愛犬の福ちゃんや連れとも出かけます。2025年冬に古民家を購入して自力でDIYで古民家改修。神戸と田舎の2拠点移住、畑仕事や地域行事に勤しみます。