海水を沸かした「汐湯の露天風呂」が名物。太平洋の水平線を眺め、久礼湾に浮かぶ双名島を遠くに仰ぎながら入れば、海に浮かんでいる気分になる。海水を沸かしているので、湯上りの保温効果が高いのも特徴だ。冷泉を沸かした内湯からの眺めも申し分なしに最高。
高知県高岡郡中土佐町久礼8009-11
JR土讃線土佐久礼駅より上ノ加江方面へタクシー5分
黒潮本陣 宿泊記口コミブログ
高知県の西側の中土佐町久礼という町の小高い山の上にある、太平洋を見下ろす和旅館です。
車で家族で行きました。旅館に駐車する前に、まずは昭和の香り色濃く残ると言われる有名な大正町市場へ。
この市場は海辺ということもあり、さすが魚屋さんが5割を占めていました。
私達は旅館で刺身を頂く予定なので、市場の外れにあるお茶屋さんでところてんとわらび餅を頂くことに。
中土佐町久礼は、ところてんが有名らしく、ところてんを突く木製の商品が売られていたのが印象的でした。
お茶屋を出て、次は大正町市場を南に進んだところにある風工房というスイーツ専門店へ。
店内は観光客でいっぱい。10分ほど待ち、座席へ座り、ケーキを注文。苺が有名なのか、苺のメニューが多い。母は苺ソフトを頼んで美味しいと言っていました。
観光も終え、いよいよ黒潮本陣へ。
駐車場は広く、楽々停めれる。
入口近く、右手に雄大な海が望め、しばらく入口で海に見入ってしまいました。
中に入ると、下駄箱があり、そこで靴をしまってカギをとり、中居さんに渡します。
中居さんが部屋まで案内してくれ、ついに部屋に到着!中は和室で、すごく広い。奥の大きい窓から海が一面広がって見えて、親と一緒に年甲斐もなくはしゃいでしまいました。
部屋のお茶菓子で一服したあと、温泉があるということなので行ってみることに。
温泉までの廊下の床にランプが置いてあり、暖かい光に温泉に入る前から癒されてしまいます。
女湯(毎日男湯女湯が入れ替わるそうです。楽しみ!)にカギを身に付けて入ります。
シャワーを浴びて外の露天風呂へ。
なんと!海水のお風呂です!足に傷があったので、少し染みましたが、それ以上に景色が素晴らしすぎて、感動が足の痛みより勝ってしまいます。
30分ほど温泉を堪能し、部屋に戻りました。夜。お食事をいただきに館内のレストランへ。
カツオのフルコースらしいので、ワクワクが止まりません。
席に座ると、まず飲み物を注文。
私はお酒は控えてゆずスカッシュを(中土佐町久礼はゆずが名産らしい)。
母はカクテルを頼んでいました。
前菜、天ぷら、と続き、いよいよカツオのタタキと刺身盛り合わせが到着しました!
うーん、分厚い切り身と粗塩がとても美味しい!タレも甘めで美味!その後のタイの親子丼?みたいなお鍋も美味しく、私はこのレストランの炊きたて土鍋ご飯にハマってしまい、なめこのお味噌汁とともに3杯ほどおかわりをしてしまいました。
お腹も満腹になり、部屋で少し休んだ後、また音声へ。
夜なのでドキドキ。
露天風呂へ出ると、山の上なので空一面に満点の星が!ゆったりお湯に浸かりながら、星にうっとり見入ってしまいました。一泊二日だったので、翌日はもう帰らなければなりません。
朝お風呂に入り、チェックアウトの時間までお土産屋を物色することに。
カツオの炊き込みご飯のもと、ご飯のおとも、ドライトマト、生姜スープの元、昨日のタタキの粗塩など、どれもこれも買いたいものがいっぱい。
私は粗塩を買い、母はクッキーを買っていました。
チェックアウト後、旅館の庭へ行って、少し海を見納めしてから車に乗って帰りました。
色々名所名物があり、とても貴重で楽しい体験をさせていただきました。
また機会があれば中土佐町久礼に、黒潮本陣に、遊びに来たいと思います。