備瀬のフクギ並木

美ら海水族館近くにあるフクギ並木は、樹齢数百年のフクギの木が並ぶ砂の道です。
防風林としての役割で台風などの強い風や沖縄の強い日差しから集落を守っています。
サイクリングや牛車乗りが人気！

沖縄県国頭郡本部町備瀬389

沖縄旅行記：：備瀬のフクギ並木

沖縄県国頭郡本部町にある「備瀬のフクギ並木」は、パワースポットとしても知られていてとにかく神秘的で、沖縄の歴史や新たな魅力に触れることができる場所でした。
沖縄県の北部エリア、美ら海水族館から車で5分ほどの場所に位置する備瀬は、那覇空港から車で2時間ほど。
空港リムジンバス「記念公園前（沖縄美ら海水族館）」で降りて、歩くこともできますが、近に駐車場があるのでレンタカー利用が便利です。

「備瀬のフクギ並木」は、沖縄の原風景が残る場所とも言われており、昔ながらの家が点在する集落です。
風や砂から家を守るためのフクギが、緑のトンネルとなって連なっていて、独特の世界観に浸ることができ、とにかく神秘的。
フクギは漢字で「福木」と書くそうで、縁起も良く、さらにこの雰囲気に魅力を感じて、ウェディングフォトの撮影をする方も多いのだそう。
私が観光した時も、撮影が行われていました。

フクギ並木に一歩、足を踏み入れると、気温がぐっと下がったような感覚になります。
真夏の沖縄旅行でしたが、陽射しを遮るフクギのおかげで、想像よりも快適に散策することができました。
散策順路は、案内板があるので下調べなし、初めてでも安心です。

でも、自然に身を任せ、気の向くままに歩くのも良いなと感じました。
緑のトンネルを抜けると、「ザ・沖縄」という景色、青い海と空が広がります。
1時間ほど、フクギ並木と海を散策したり写真を撮ったりした後には、隠れ家のようなカフェ「琉果」へ。

「琉果」は、沖縄県産のフルーツや食材を使ったドリンク、軽食とスイーツをいただくことができるカフェです。
契約農家から仕入れたフルーツを贅沢に使用したジュースは、種類が多くてびっくり。
迷いに迷って、スタッフさんにおすすめしてもらった「ピンクグァバ」を注文しました。
とにかく味が濃くてびっくり。
本来はこんな味わいなんだ、こんな色なんだと、こだわりやフルーツの話を聞きながら、美味しくいただきました。
フルーツの味をしっかり感じるジュースの他にも、波照間島の黒糖を使ったわらびもち入りのドリンクなどもあります。

オーナーが元フレンチの料理人ということもあり、カレーやホットドックなどの料理もこだわりが感じられ、絶品でした。
1階は、緑に囲まれる空間で、大き目のテーブルが並び家族連れが多かったです。
2階はパラソルと小さなテーブルが置かれ、広がる海を見ながら食事を楽しむことができます。
クレジットカードや電子マネーが使えるのも嬉しいポイントです。
ただ、店内にトイレはなく、駐車場に隣接する公共トイレを使うことになります。

散策途中の休憩や昼食にもおすすめのお店ですが、ランチタイムはかなり混雑するので、時間を少しずらした方が、ゆっくりできるかもしれません。
フクギ並木にある一部の家は改装され、宿泊施設として営業していました。
北部エリアは、空港からのアクセスが少し不便で、主要観光地から少し離れていることもあり、まだまだ観光客は少ないエリアですが、とても魅力的な場所でした。