旅した日:2023年11月
宮城県栗原市にある温湯温泉 佐藤旅館さんにて立ち寄り湯。
2008年の岩手宮城内陸地震、そして2011年の東日本震災と、2度の大震災による休業から12年ぶり2020年11月に復活された佐藤旅館さんにお邪魔してきました。
温湯温泉は栗駒山麓にある秘湯。
平安末期に開湯した歴史ある温泉で湯ノ蔵温泉や湯浜温泉と並んで、花山三湯に数えられています。
建物はノスタルジックで不思議な雰囲気。
中に入るとフレンドリーなご主人が出迎えてくれました。
館内廊下がぴかぴか✨
ご主人によると震災前の鄙び雰囲気は残しつつ再建されたんだとか。
古さは決してデメリットではなくアドバンテージにもなり得るんだなぁと思った旅館さん。
廊下には昔の旅館の写真や再建の様子がわかるパネルなどが掲示されていていました。
お風呂をいただく前にじっくり拝見することに。
震災以前の旅館のことは知らなかったけど、こな旅館の変遷を感じつつ改めて館内を見回すと、なんだかエモい…。
浴場は小さめのこじんまりとした浴槽がひとつ。
お湯は源泉掛け流し100パーセントで加水していないそう。
源泉温度は高めなのに湯船適温(熱め寄りの適温)なのはお湯の量を調整してるからっぽい。
体感約 43℃のやや熱めのお湯は無色透明で若干のとろみを感じるような?
泉質はナトリウム-塩化物泉の身体にやさしい温泉。
塩化物泉なので少し浸かるとじわっと汗がふきでてきます。
窓の外はしとしと雨。
青々とした木々が窓越しに見えて雨垂れの音。
天井も高く窓も多いので開放感がありました。
佐藤旅館の道をへだてて向かい側には湯神社という神社がありました。
ありがたいお湯をいただけたことに感謝。草がもしゃもしゃだったので鳥居の外からご挨拶で失礼シマス。。
こちらの神社、藤原秀衡が奉納したものだそう。
営業 10時~19時30分
休日 火曜日・木曜日
料金 大人500円