2024年6月中旬~3ヶ月間日本一周の旅に出ます!

野沢温泉 外湯めぐり

目次

野沢温泉の観光&外湯巡り

野沢温泉の湯を発見したのは、724~748年の聖武天皇の頃。

この地を訪れた行基という僧が発見したという説や、修行中の山伏が見つけたという説、手負の熊の後をつけた猟師が見つけたという説があります。

野沢温泉村には30余りの源泉があり、「外湯」と呼ばれる無料の共同浴場が温泉街に13ヵ所あります。この外湯の13ヶ所にプラスして、露天風呂も備えた第14番目の外湯「ふるさとの湯」(有料)もあり全部で14湯の外湯。

野沢温泉は外湯めぐりが楽しい!

温泉街のシンボル的公衆浴場『大湯』を含め14の外湯があるのが特徴の野沢温泉。


野沢温泉湯めぐりマップ

土産物屋や飲食店が立ち並ぶ温泉街を散策しながら、のんびりと湯めぐりを楽しむのもおすすめです。

※野沢温泉の外湯はすべて浴場内、撮影禁止となっています。浴場写真はWEBより拝借いたしました。

麻釜

人気の観光スポットは『麻釜(おがま)』!100℃近いお湯がこんこんと湧き出る源泉の一つで、地元の人が日頃から野菜や卵をゆでたり清掃・管理を行っています。

90度以上の温泉をこんこんと湧出、大釜・丸釜・ゆで釜・竹のし釜・下釜の大きな湯だまりをなしている麻釜はまさに野沢温泉の奇勝!

麻釜という名は、かつて伐り取った麻(あさ・お)をこの湯だまりにひたし、後で皮をむいたことに由来しています。

現在は麻より特産のあけびづる細工に用いるあけびづるを釜にひたす光景が見かけられます。

麻釜以外でも野沢温泉街には、温泉卵作りの体験ができる源泉が何カ所もありますので、オリジナル温泉卵を作って楽しめますよ。

横落の湯

混合源泉。源泉温度77.0℃、ph8.8のアルカリ性、含硫黄-ナトリウム・カルシウム・硫酸塩泉。
源泉掛け流しで湯の投入量は多くオーバーフロー。

横落の湯 入湯記
関連ブログの記事を読む!

滝の湯

麻釜の源泉の少し上にあり、木造のこじんまりとした建物の外湯です。源泉は78度と高温。泉質は含石膏-食塩・硫黄泉で重病後の回復期などに効果的だと言われています。

滝の湯は他の外湯のお湯とは違っていて、少しトロっとした滑りが特徴です。エメラルドグリーンの美しい湯と珍しい黒い湯花が舞い上がる個性的な湯。お湯は、さすが野沢温泉の湯!かなり熱くて長湯は難しい・・・ささっと行水のようなスピードで(笑)泉質は良く、激熱の湯の発汗作用で心も身体もなんとかくすっきりしゃっきり。坂の上にある外湯なので少し離れていますが、行く価値あり。

新田の湯

幕末に開拓されたところで、西ノ宮神社の裏手にあります。泉質は、含芒硝-石膏・硫黄泉で、源泉の麻釜と同じく痔核、糖尿病、リウマチなどに効果的。

新田の湯は13の外湯の中では比較的新しく(建て直されたみたい)無色透明の湯が特徴。底には白い湯花がめっちゃ沈殿していて泉質の良さが感じられます。こちらも野沢の激熱湯なので、まずは掛け湯で体を慣らしてから入るのがおすすめです。

中央に源泉があり、源泉近くの湯は熱め。湯船のお湯が暑すぎる場合はホースの水で加水を。野沢温泉ってどこの外湯もめちゃくちゃ熱いんですが、先客がいると結構な確率で適温になっているのでありがたい♡逆にしばらく誰にも入られていない湯船は超絶熱くなっとるので辛い(笑)

松葉の湯

松葉の湯は、松葉民宿街の中心部にあり、昔矢場があったところだそうです。的場がなまって松葉になったと言われています。泉質は含石膏-食塩・硫黄泉で効能は麻釜と同じ。

松葉の湯は他の平屋造りの外湯と一味違う外観!なんと2階建てで、お風呂は2階にあります。外には温泉卵を作る場所があるので温泉に入っている間に温泉たまご作りができてタイパが( ・∀・)イイ!!

お湯は透明で黒い湯の花が浮かび淡い硫黄の香りが漂っています。こちらの外湯も変わらずめっちゃ湯が熱いので湯もみ板を使って温度を調整しながら入るのがおすすめです。

脱衣場と浴室が別々で素朴なロッカーも設置されています。浴槽は1つ、お湯の温度は約77℃と高温。しばらく入浴客がいないときは、どれだけ加水しても熱すぎる・・・(泣)

熊の手洗湯

その昔、傷を負った熊がその手を癒したという伝説が残る『熊の手洗湯』。野沢温泉では珍しいぬるめのお湯で観光客も入りやすいと人気がある外湯です。

あつ湯とぬる湯のふたつの浴槽があり、ぬる湯で体を慣らしてから熱いお湯に入るとわりとすんなり入れるので、野沢温泉の外湯めぐりの身体慣らしにおすすめ!

温泉に入っている間に外にある釜で温泉玉子を作ることもできちゃいます。卵とネットは近隣の商店で手に入れることが出来ますよ!

※野沢温泉では『温泉肌水 熊の手洗湯』が販売されています。美肌効果があるとされる熊野手洗湯のお湯。泉質は硫黄系。そのお湯が化粧水として販売されています。ニキビの炎症がよくなった、角質軟化作用で肌がふっくらやわらかになる!と口コミでは高評価の温泉化粧水です。残念ながらネット販売されておらず、野沢温泉村でしか手に入らないので、野沢温泉のおみやげ物店などで探してみてください!

上寺湯

上寺湯の湯は、硫黄を含んだアルカリ性の単純温泉。浴場内は硫黄の香りで満たされています。

こちらの外湯、小さな浴槽なので湯がめっちゃ熱い!!お水を足すこともできますがご一緒した地元の方は平気な顔で入っていましたのでさすが野沢っ子は違うなと(笑

熱めが苦手な観光のお客さんは近くにある別の外湯、熊の手洗湯に行く方が多い雰囲気でした。こじんまりとした湯屋で浴槽も小さいんですが、石造りの浴槽が雰囲気あってよかったです。

熱いだけあって、外に温泉卵を作れる場所があります。15分~20分ほどで温泉玉子できます。温泉の風味がほのかに香る美味しい温泉玉子ができますよ。

秋葉の湯

秋葉の湯はおぼろ月夜館・斑山文庫から坂道を上がったところに位置してる共同浴場です。
秋葉の湯の周辺にはロッジや民宿が建ち並んでいます。

温泉の中心街からからはすこし離れていますが、すぐ間近にスキー場も見える立地!
蛇口の水は冷鉱泉なので、野沢温泉でも隠れた人気浴場。お湯はかなり熱く水で埋めないと入るのが難しい・・。

麻釜の湯

麻釜の湯は国の天然記念物「麻釜」を源泉とした共同浴場です。麻釜通りの麻釜の前の坂道を100mほど下った所にあります。

※野沢の観光名所『麻釜』は、『おがま』と読みますが、この『麻釜の湯』の湯は『あさがま』と読みます。漢字の表記は一緒ですが、読み方が違う。不思議ですね・・・

源泉は丸釜、茹釜、下釜等の混合源泉で、源泉温度77℃、ph8.8のアルカリ性、含硫黄ーナトリウム・カルシウムー硫酸塩泉。

大湯

野沢温泉のシンボルともいえる大湯は、温泉街の中心にあります。江戸時代の趣を感じることが出来る美しい湯屋建築にうっとり・・・。

泉質は単純硫黄泉。胃腸病・リウマチ・婦人病・痛風に効果的と言われています。

大湯 入湯記
関連ブログの記事を読む!

中尾の湯

中尾の湯は、野沢温泉の共同浴場の中で、一番大きい木造湯屋建築の浴場。源泉は麻釜から引湯されています。

泉質は、含石膏-食塩・硫黄泉。皮膚病・リュウマチ・婦人病・鉛・水銀中毒によく効くと言われています。

十王堂の湯

十王堂の湯は下高井郡野沢温泉村にある共同湯です。斑山文庫の下、閻魔堂の前に建つ二階建ての浴場で麻釜と湯ノ宮から引湯しています。

効能はほぼ大湯と同じで泉質は含石膏-食塩・硫黄泉です。

【番外編】ふるさとの湯

麻釜温泉公園ふるさとの湯は野沢温泉にある日帰り入浴施設です。湯屋建築の趣のある建物の中には、あつ湯とぬる湯そして露天風呂の3つの湯があります。入浴料は大人500円・子供300円(10:00~20:00)

ふるさとの湯は、温泉内の旅館に宿泊していない、日帰りの観光客にも利用しやすい外湯だと思います!
内風呂には熱い湯とぬるい湯、露天風呂があり、すべて源泉掛け流し。外湯と同様に上質な湯を楽しむことができます。浴場に充満する硫化水素の香りがたまらんっ!適温の温泉でゆっくり浸かることができる安心感(笑)他の外湯がめちゃくちゃ熱くてハードなので、熱湯が苦手な方、熱湯との戦いに疲れた方はふるさとの湯で癒やされてください。

入浴料は大人500円。シャンプーやボディソープ、ドライヤーも完備しており、タオル1枚で気軽に利用できます。駐車場はないので徒歩での利用を。

野沢温泉観光に便利な駐車場

野沢温泉外街の道はめちゃくちゃ狭い・坂・ごちゃごちゃ・観光客がわんさか・・・っていうことで大通りに面した駐車場に車を停めて観光や外湯巡りをすることをおすすめします。一部駐車場がある外湯もありますが、野沢温泉の外湯には基本的に駐車場がないのでご注意くださいませ!

中央ターミナル駐車場(有料)

大湯まで徒歩約4分(約250m)
普通車:日帰り500円、1泊2日1,500円

新田駐車場(有料)

大湯まで徒歩約8分(約500m)
普通車:1時間100円(12時間を超える時間 2時間につき100円)
※高さ制限2.2の立体駐車場

宿泊は常盤屋旅館さん

常盤屋旅館 入湯記
関連ブログの記事を読む!

湯めぐり拠点でお世話になったのが、温泉街の中心地、大湯のお隣にある常盤屋旅館さんです。

湯めぐりの場所にもちょうどいいし、観光スポットの麻釜にも近いからっていう理由で予約させていただいたんですが、ここの温泉旅館で大正解でした。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
じゃらんクーポンフェス

この記事を書いた人

写真で直感的に探せる日本各地の観光スポット紹介サイトです。47都道府県を旅した女子旅部員が旅行ブログ形式でおすすめ観光やグルメ、宿泊施設(ホテル・旅館)を紹介しています。
ツイッターとインスタグラムは毎日更新(予定)していますので、フォローしていただけると嬉しいです。

目次