乙訓寺は、京都府長岡京市にある真言宗豊山派の寺院。牡丹の寺として知られる。乙訓寺は京都最古とされる広隆寺(603年創建)と同時期の創建です。寺伝では、推古天皇の勅願を受けた聖徳太子が開いたと伝わります。弘仁2年(811)、弘法大師(空海)が嵯峨天皇から任命されて、乙訓寺の別当を務めました。翌年には、伝教大師(最澄)が乙訓寺を訪れ、空海と密教についての法論を交わしたと記録が残っています。空海は嵯峨天皇に、乙訓寺の境内に実っているミカンに漢詩を添えて献上したと伝わります。現在も境内にはミカンの木があります。
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