北海道で一番小さな村、音威子府村の天塩川温泉さんで迎える朝。空気がキリッと涼しくてめっちゃ気持ちよく露天の朝風呂を頂きました♡今日も張り切って日本一周!天気も良いのでしゃっきり発進っ!
エコミュージアムおさしまセンター
北海道出身の彫刻家、砂澤ビッキさんの記念館です。ビッキさん存じ上げなかったんですが天塩川温泉の近くにあったので寄らせてもらいました。
廃校跡をミュージアムに改装した施設なんですがおしゃれっぽくてウロウロするのが面白いです。
木を使った作品が多いですが、絵画の作品も多くありました。ビッキさんは近文アイヌ(旭川らへん)のエカシ(長老)の一族の出生だそうで。
ビッキはアイヌ語でカエルの意味なんですって。ゴールデンカムイがよぎりました。
ビッキ記念館とおさしまセンターについて
「エコミュージアムおさしまセンター ビッキ記念館」は、旧筬島小中学校の校舎をリノベーションして作られた文化施設。館内では、砂澤ビッキさんが晩年を過ごしたアトリエの再現展示や、実際に使っていた道具、木彫や絵画、詩の作品などを展示しています。
廃校ならではの広い教室空間を活かして、ビッキ作品がゆったり配置されており、静かな空間の中で作品に没入できる癒しの美術館です。入館料は大人500円(2025年現在)とお手頃。
砂澤ビッキとは?
砂澤ビッキ(1931–1989)は、北海道旭川市出身の彫刻家であり、アイヌの伝統と現代芸術を融合させた作品で知られています。東京藝大を中退し、全国を放浪しながらアート活動を続け、最終的にこの音威子府村にアトリエを構えました。
代表作は、木材を使った抽象彫刻。中でも《スカンク・チ・カラ》シリーズは、自然と共鳴するような造形美で世界的にも高く評価されています。
音威子府村について
音威子府(おといねっぷ)村は、北海道で最も人口が少ない自治体で、2024年時点で約650人ほど。天塩川が村の中心を流れ、深い森と川に囲まれた、まさに「秘境」のような自然豊かな場所です。
「音威子府」という地名はアイヌ語の「オ・トイネ・プ」(河口に・砂が・ある場所)に由来します。
ゴールデンカムイとのつながり
アイヌ文化に造詣の深い砂澤ビッキさんは、「ゴールデンカムイ」ファンならその思想や造形センスにどこか既視感を感じるかもしれません。彼の作品にはアイヌの世界観をベースにした“自然と人の共生”という哲学が宿っていて、まさに作中の登場人物たちの想いとリンクするような世界です。





