モロッコ女ひとり旅(3)マラケシュ・ジェマエルフナ広場をぶらぶら
2015年の12月中旬にモロッコひとり旅行ってきました。
モロッコ女ひとり旅(2)迷宮都市マラケシュ王宮とメディナとベルベル人と。の続きです。
サアード朝の墳墓群にやってきました。旧市街地の南部にあり、フナ広場から15分位にあるとこ。およそ500年位前の王様などの墓みたい。
1900年代に空から発見されるまで、閉ざされていたというからびっくり。
現在も発見されていない場所って他にもあるのかな?浪漫を感じて遠い目になりそうです。
入口、めっちゃせまい。人ひとり通れるくらいの通路を進むと・・・
庭園が広がっています。
塀が高いので、なんかちょっと閉塞感がある雰囲気の場所。
壁にポコポコと穴あいてるなーなんてじーっと見ていたら
ハトのおうちだった。
なんか敢えてそこで寝なくても・・・っていうくらいきつそうな体位で寝てた(笑)
中央はサアード朝の黄金期の王『アフメド・アル・マンスール』のお墓だそうです。
誰かはよくわからないけど、たぶんすごい偉い人っぽい。
床や壁のモザイクタイル装飾が細かくて美しい。
近年発見されただけあって保存状態もいいみたい。
日本の古墳とは全然違うなー
本当に全部、いたるところに細かい装飾があって、どんだけ~!ってIKKOさんだったら叫んでそう。
サアード朝の墳墓群は現在修復中で、一部見学できないところもあったり、↑こんな感じの資材がおいてあったりしました。
麻袋の上で眠る子猫兄弟に胸キュン死しそうです。
モロッコは猫がすごい沢山おった。
墳墓群からフナ広場に向かう途中にあった大きな門。
アグノウ門。「黒人たちの門」という意味だそうです。
マラケシュのメディナ(旧市街)は城壁で囲まれた作りになっていて19の門が存在します。
その19の門の中で最も古いのが、このアグノウ門。
写真に写ってないけど、門の上にはコウノトリが巣を作っていてなかなかいい感じ。
ジェマエルフナ広場に到着。
この広場はマラケシュで一番賑やかな場所だそうです。観光客もいっぱいだし、その観光客をターゲットにしたモロッコ人もいっぱいなので、ちょっとカオスな香り・・・スリや悪質な詐欺も多いみたい。
昼間はお土産系の露天やオレンジジュース屋さんが多い広場ですが 夜は屋台(食べ物屋さん)が多くなります。
観光客目当ての蛇つかいやヘナアートの勧誘も多いかった。
露店やこういった客引きは、めちゃくちゃしつこく声をかけてくるのでちゃんとNOと言わないと強引にお店に連れていかれたりするので注意です。
他のアジアなんかの外国を旅して、海外の客引きはしつこいなぁと思っていましたが、モロッコに来てみて「今までのしつこい客引き。かわいいもんじゃないか」っていうくらい、凄まじいです。
モロッコ人。最後の方は本当にもう嫌になってきて、「モロッコ人うざすぎる」と悪意あるツイートを送ってしまったくらい、ほんとうに鬱陶しかった(笑)
でも鬱陶しくないモロッコ人もいるので、やっぱり人ぞれぞれねってことで。
フナ広場でフレッシュオレンジジュースを買いました。
笑顔がまぶしいオレンジジュースボーイ。
カメラで撮ってよ!っていうポーズ。しぼりたてオレンジジュース50円くらい。安い!
フナ広場を見渡せる場所にある「カフェ・ド・フランス」でミントティー。
このカフェの2階からのフナ広場の夜景は結構有名らしく、ツアーなんかでも組み込まれてるらしい。
お店は観光客で混んでいますが、わりとのんびりとできるカフェなのでおすすめ。
ミントティーじゃなくてコーヒーが美味しいらしいです。
ミントティーで一服して、スーク(市場)をぶらぶらしました。
ものすごく複雑で細かい路地がたくさんあります。
地図を作るのは不可能と言われているほど。
なので、迷わないように出来るだけまっすぐ進むようにしました。
横道に入ってしまうと絶対にわからなくなって抜け出せなさそうなので・・一人だし怖いなぁということで。
手工芸品やお土産物のお店がたくさんあって楽しい!
ちょっと立ち止まって商品を眺めているとお店の人にめちゃくちゃしつこくされるので辟易。
断ってもずーっとどこまでもついてくるので、お店を空けて大丈夫なのか?って逆に心配になったくらい(笑)
銀製品やランプ、ファブリック製品が充実しているので買物すき゚な女の子にはたまらないだろうなぁ
ロバを引いているおじさんが目の前を横切ったり
ニューシネマパラダイスのトトに似ている少年を見かけたり
↓トト
物を見ても人を見ても面白くて冒険心を掻き立てる街です。
スークをずーっとまっすぐ歩いて行き止まりにあったかつての神学校。
アリー・ブン・ユースフ・マドラサ
美しいタイルやレリーフが天井や壁の隅々まで装飾が施されいて、またIKKOさんが登場しそうに。
細緻を極めたデザインは思わず見とれてしまうほどの美しさです。
来た道をひたすらにまっすぐ戻ってフナ広場に戻ってこれました。
迷ったらどうしようってビビりまくっていたけど、案外平気だった。
お腹が空いたので、フナ広場に面したモロッカンレストランで晩御飯を注文。
クスクスとタジン鍋、モロッカンサラダの3品を頼んだらありえない量の料理が・・・。
モロッコ料理、私はかなり好きでした。
クスクスなんて想像しただけでまずそうって思っていたけど、かなり美味しかったし、タジン鍋は肉の種類や野菜によっていろいろな種類があるのでバリエーションも豊富。
猫がおねだりに来ました。
ホテルに戻りにはまだ明るい時間だったので、タクシーに乗ってイヴ・サンローランが愛したと言われる「マジョレル庭園」に行ってみました。
色使いがビビッドでまるで絵の中にいるような気分になる庭園です。
マジョレル庭園は、フランス人画家のジャック・マジョレル氏が造園し、彼の死後、デザイナーのイヴ・サンローラン氏とピエール・ベルジュ氏が買い取って改修し、今に至るそうです。
欧米の観光客が多い印象で、あまり混んでいないのでフナ広場やスークの喧噪に疲れたらここで癒されるのがよさそう。
ほんとにのーんびりできます。
ビビッドなのに植物と調和しているのが不思議
このブルー素敵すぎる!
モロッコ女ひとり旅(4)につづく。