岩手の温泉は新安比温泉。太古の海が源泉の強塩泉。高張性の泉質は「美人・若返りの湯」と評判。青森・岩手・秋田、東北の北三県の観光拠点に最適。
岩手県八幡平市叺田43-1
新安比温泉静流閣 宿泊記口コミブログ
9月に2泊3日で滞在しました。岩手の北部と言う事もあり、晴れの日だったにも関わらずそこまで暑くなく感じました。
自然豊かでのどかな場所でしたが、暑くないためか虫も少なく快適でした。
清流閣の建物は、作られたのはかなり前なのか古い印象で、古びたピンク色の外観でした。
旅行サイトから予約したのですが、旅行サイトの写真とはイメージが異なったので到着した瞬間は「本当にここで合ってる…?」といささか不安になりました。
しかし建物内部は、廊下以外はリノベーションされて美しく、居心地がよかったです(廊下は古びた印象でした)。
私が清流閣を予約した最大の要因は、このお宿の温泉にあります。
ここの温泉は源泉かけ流しなのです。世の中の温泉には、源泉が熱過ぎて水道水で加水して温度を調整しているものがあります。
しかしそれは水で温泉を薄めているため、純然たる源泉かけ流しとは異なる水質になってしまいます。
対してここ清流閣の温泉は、加水をしていない真のかけ流しという部分が好印象です。
ここのお風呂は「金の湯」「銀の湯」と金の湯隣の露天風呂があります。
金の湯は厳選かけ流しらしく浴室内のいたるところに鉱物が付着しており、野性味のある雰囲気でした。
塩分濃度は海水の2倍あるらしく、美と健康に良い気がします。
銀の湯は、かの瀬戸内寂聴先生も滞在されたそうで、お風呂場の看板が寂聴先生直筆の筆文字がありました。
そんな点も、霊験あらたかで何かありがたい効果が得られるような気がしました。
露天風呂は小さいながら、設備が新しく清潔な印象でした。外に見える林をボーっと眺めていると日々の煩わしさや喧噪を忘れ去る事ができ、岩手という遠い地まで足を運んだ甲斐があったという気持ちになりました。金の湯にはスチーㇺサウナもあります。北東北の清浄な空気で楽しむサウナ後の外気浴は、都会のサウナでは味わえないような贅沢さがありました。
お夕飯は最も価格の安いプランをお願いしました。そのプランはお魚やお肉を含まない事がテーマになっているようでした。
もっと値段の高いコースになると、和牛など旅館らしい豪華なお料理がいただけるようです。
味は、薄味なものが多かったです。お肉とお魚が無いためメイン不在という印象が否めない中、味も薄味なので正直驚きました。もう少し食べ応えが欲しいと思いました。
その一方で朝食のバイキングはとても満足感がありました。
パンなどの洋食メニューもご飯ものの和食メニューも、品ぞろえが充実しており選びきれない印象でした。
特に郷土料理のラインナップが豊富で、地の物を食べたい方にとってはおススメの朝食です。
配膳担当のスタッフの方には外国出身の方もいたようですが、皆様印象が良かったです。レセプションの方もいつも落ち着いて対応してくださり、接客で不快になる事はありませんでした。
お部屋は、リノベーションされており木をベースにしたロハスで清潔なお部屋でした。
また、ワーケーション用のブースがあり、会議室、個人用のワーキングスペースがありました。
そこも新しく清潔で、仕事がはかどりそうな印象でした。宿泊のお部屋にも大きなデスクがありますので、お部屋でもワーケーションはできそうです。
また、このお宿はPaypayなど電子マネーが使用できます。
どの電子マネーが利用可能かは事前に調べた方が良いと思いますが、Paypayユーザーである私にとっては、2泊で2万円程度の価格に対してPaypayポイントが還元されますので、そこは嬉しく感じました。