台温泉は、坂上田村麻呂伝説では1200年前(史実では600年前)に発見されたことになっている歴史ある温泉地です。
台=タイはアイヌ語では森林の意味です。
現在も台温泉は樹林に囲まれた山峡の温泉場であり、これから単純にアイヌ語を語源として台温泉の地名ができたと考えられています。
細い坂道に木造旅館やホテル、日帰り共同浴場が十数軒立ち並ぶ昭和レトロな温泉街。
新幹線新花巻駅まで約20分ほどというアクセスが良いけど、緑深い山々に囲まれた自然豊かな環境で静かでノスタルジック・・・。
台温泉街を歩く
とある9月の晴れた日曜日に台温泉へお出かけしてきました。
日帰り温泉とランチでもできればいいなぁ・・・そして森林溢れる温泉街を気持ちよくお散歩できればいいなと思って。
有名なバラ園がある花巻温泉をさらに山奥へ‥車で5分もかからないうちに台温泉街の入り口に到着しました。
大きな看板があるので、台温泉に来た!っていうことがわかります。
でもでも、温泉街の入り口に大きなホテルの廃墟がどどーんっと。
めちゃくちゃ廃墟ってわけでもないので朽ちているわけではないけれど、建物の外観に這う蔦や窓から見える館内の荒廃ぶりから廃棄されて結構な年月が経っているのがわかります。
バスも走っているのでアクセス不便な場所ではなさそうです。
台温泉観光マップには何軒かお宿があるようで、日帰り温泉もOKっていうお宿も多いみたいです。
ただ実際に街中を歩いてみて、昼間は営業しているのかわからないお宿や、やっていても日帰り受付してくれるのかわからない宿が多い印象です。
確実に日帰り温泉を楽しみたいっていう方は、観光荘さんか、日帰り施設の精華の湯を訪ねることをおすすめします!
実際に観光荘さんの日帰り入浴&ランチを頂いてきましたが、お宿の方も親切で優しくて利用しやすい印象でした!
お湯もめちゃくちゃよかったです。
お隣の花巻温泉に投宿したこともありますが、泉質は台温泉のほうがよさそう。(個人的感想ですが・・・)
日帰り温泉&ランチ後にぐるーっと台温泉街を1周してみました。
日曜日の午後ですが、観光のお客さんとすれ違ったのは1人か2人程度で、人が全然いない!!
温泉宿の方にもあまり会うことなくテクテクと温泉街を散策。
川や緑が多くて気持ちの良い場所ですが、ちらほらある廃墟が物悲しい雰囲気でした。
廃墟好きさんにはおすすめ?なんでしょうが、活気が感じられず少し寂しい気持ちで温泉街を後にしました。
(チェックイン後の時間帯なのでたまたま寂しい雰囲気だったのかもしれません。お休み前の夕方くらいだとちょっと印象は違うのかな?)
お湯や周辺の自然環境はとても良いので今後もずーっと残ってほしい温泉です。
花巻温泉郷 台温泉
岩手県花巻市台
花巻ICから車で約10分
新花巻駅からタクシーで約20分