2024年6月中旬~3ヶ月間日本一周の旅に出ます!

兵庫旅行– 兵庫の穴場&面白スポット –

兵庫の穴場&面白スポット

関西のおしゃれスポっと神戸を擁する兵庫県。有馬温泉や城崎温泉などで温泉も有名ですが、素晴らしい自然や文化・特産品など知られていない魅力が沢山あります!日本海・瀬戸内海に面している広いエリアの県なので地域によって雰囲気も全然違う面白い件ですよ?子午線や日本のへそが兵庫県にあるのはご存じでしょうか?不思議で面白い隠れた穴場名所へモーレツ女子旅部がご案内します・・・♡

兵庫旅ブログ

兵庫旅行ブログ

モーレツ女子旅部による兵庫旅行ブログ!兵庫の温泉(秘湯や混浴)おすすめ観光スポットの旅行記です。

兵庫の観光スポット

神戸

神戸は近畿地方にある大阪湾に面する都市。港街ならではの景観やレトロな異人館など、お洒落なスポットが盛りだくさん。

有馬温泉

有馬温泉国内外から人気の観光スポット有馬温泉。湯めぐり、神社・仏閣や太閤ゆかりの地に足を運び、風情ある街並みをぶらりも楽しみの一つです。温泉はもちろん、日本文化も満喫でき、四季折々の景観も素晴らしいんですよ!

淡路島

淡路島は瀬戸内海に浮かぶ島で、人形浄瑠璃で有名。淡路島には、うずしおをはじめとした自然、無料で1日遊べる公園、海や花の絶景スポット、安藤忠雄氏の建築、温泉、グルメなど、楽しい観光スポットがいっぱいあり魅力あふれる島なんです!

城崎・豊岡・出石

外湯めぐりが楽しい城崎温泉。城崎温泉は海と山どちらも近いので自然に親しめる観光スポットも沢山あります。豊岡は兵庫県で最も面積が大きい市。 日本で最後の野生コウノトリの生息地として知られ、保護・繁殖・共生の事業が行われています。

香住・浜坂・湯村

香住は冬は松葉蟹、夏は海水浴などのマリンスポーツで有名な地域です。豊かな自然と歴史ある街並みが残る香住・香美町は、山陰海岸ジオパークに認定されています。

姫路・赤穂・播磨

姫路市は関西地方の西部、兵庫県にあり、雄大な白鷺城こと姫路城で知られています。赤穂は、赤穂温泉をはじめ赤穂義士の面影が残る観光スポットや瀬戸内グルメなど魅力満載です。

三田・丹波篠山

神戸近郊、気軽に行ける隠れた観光スポットこそが三田市。豊かな自然に囲まれた地形で四季折々の自然が年中を通して美しい街です。丹波篠山市は旧丹波国として古来京都への交通の要として栄えてきた歴史があります。

鉢伏・養父・朝来

天空の城「竹田城跡」のあるまち兵庫県朝来市和田山町は全国的に有名な街です。また朝来市は兵庫県の但馬地方に属する市で、生野銀山という銀の採掘で栄えた町。現在でもその採掘跡は観光名所になっています。

明石・三木・加古川

明石海峡に面した明石市には、海水浴や絶景を楽しめるビーチや明石城を望む公園や海の幸を楽しめる商店街など、1日中楽しめる観光スポットがたくさんあります。兵庫県民大好き!な明石焼きは必ず食べたい一品です。

芦屋・尼崎

芦屋は意外にも祭りやイベントが盛んで、花火大会も開催。川や滝、山登りなど自然もあります。情の町、尼崎。尼崎にはかつて城下町がありました。歴史、文化、グルメ、レジャー・・とってもオモロさ満載!

宝塚・西宮・甲子園

宝塚大劇場で有名な宝塚市。大阪・三宮からのアクセスもよく、文化と自然に触れられるスポットも多数あります。西宮は梅田や神戸から約20分で行けることに加え、おしゃれなカフェ、さらには甲子園球場や関西学院大学のキャンパスなどの観光スポットがあります。

兵庫の穴場&面白スポット~有名なものや有名な場所

兵庫県はおしゃれな神戸を始め、国宝姫路城や国生み伝説の淡路島、人気の温泉など観光スポットがたくさんあります。

都会で楽しむのも良いですし、温泉でのんびりするのも良いですし、歴史に触れるのも良いでしょう。

全ての人が楽しめるのは間違いありません。

じっくりと時間をかけて兵庫観光をしてみませんか。

兵庫県はどんなところ?

兵庫県は神戸の印象が強くおしゃれな街としてのイメージが強いのですが、実は歴史的建造物や豊かな自然にも恵まれた地域です。

ユニークな風土を持つ場所でもあるので、その点も紹介していきます。

兵庫県の風土

兵庫県は県域が広範囲に及んでおり、気候は変化に富んでいます。

大まかに瀬戸内海側、日本海側、中央には山間部があります。

降水量は少なく温暖で過ごしやすいのですが、日本海側では冬場になるとシベリアの季節風により降雪量が多くなるのが特徴です。

兵庫県は「日本の縮図」と呼ばれています。

摂津、播磨、丹波、但馬、淡路に分けると但馬は日本海に面し、播磨屋摂津は瀬戸内海に面し、淡路の南端は太平洋に面しています。

さらに地形も山地、盆地、平野、沿岸、島嶼とバラエティに富んでいるのです。

このようなバラエティに富んだ地形は、自然の恩恵を多くもたらします。

日本海側と瀬戸内海側のどちら側でも海水浴が楽しめ、また神鍋、ハチ高原、六甲山では冬場はスキー、夏場もトレッキングなどアウトドアレジャーを楽しむことができます。

兵庫県の寺社仏閣

兵庫県には由緒正しい寺社仏閣が多くあります。

中でも伊弉諾神宮は伊弉諾尊と伊弉冉尊の二柱をお祀りしており、全国で一番古い神社です。

淡路国一宮として古代から掌敬を集めていると、日本書紀に記されています。

延期式名神大社、三代実録神格一品、旧寛弊大社で兵庫県唯一の「神官号」を宣下された神社なのです。

東西南北の縁ある神社が伊弉諾神宮を中心に配されているのは実に不思議であり、境内にはこのことについて紹介する「陽の道しるべ」というモニュメントがあります。

また樹齢900年の夫婦楠も必見です。

伊弉諾尊と伊弉冉尊の二神が宿る御神木として、夫婦円満・安産子授・縁結びのご利益があるとされています。

神戸の中心部、下山手通にある生田神社は地元では「生田さん」として親しまれている縁結びの神様です。

長田神社、湊川神社と共に神戸を代表する神社として、地元の方たちから愛されています。

節分には盛大に豆まきが行われることでも有名で、かつてはシンディー・ローパーも訪れました。

また陣内智則・藤原紀香が結婚式を挙げた神社としても有名です。

境内にある鳥居は、世界一のクリスマスツリーとしてメリケンパークに展示されていたアスナロを利用したもので、この鳥居のある生田の森も地元の人から親しまれています。

また兵庫県と言えば「福男」で有名な西宮神社があります。

「えべっさん」として親しまれています。

西宮神社えびす宮総本社は、福の神として崇敬されているえびす様をお祀りしている神社です。

本殿は三連春日造という珍しい構造で作られており、かつては四代将軍家綱寄進の国宝の本殿がありましたが、空襲により消失してしまいました。

現在は当時の桧皮葺から銅版葺に変わりましたが、ほぼ元どおりに復元されています。

本殿後方一帯の境内えびすの森は兵庫県指定の天然記念物となっており、地域の人の憩いの場となっていますので、美しいお庭も散策してください。

姫路にある圓教寺は、天台宗の別格本山の寺院です。

西国三十三所のうち、最大規模の寺院で書写山に位置します。

「西の比叡山」と呼ばれるほどの寺格で、比叡山、大山と共に天台宗の三代道場と称されています。

皇族や貴族からの信仰も厚く、訪れる天皇や法皇も多かった由緒あるお寺です。

美しい建物はハリウッド映画の「ラストサムライ」やNHK大河ドラマ「武蔵」「軍師官兵衛」、「本能寺ホテル」「GIジョー:漆黒のスネークアイズ」など、数多くのロケ地となっていることでも有名です。

秋の紅葉は格別で、多くの観光客が訪れることもあり、この時期に訪れてみるのもいいでしょう。

兵庫県の名産品

兵庫県と言えば神戸ビーフです。

外国の観光客からも神戸ビーフは大人気です。

そんな大人気の神戸ビーフは兵庫県で生産されている但馬牛から取れる枝肉なのですが、その中でも一定基準を満たした場合に限り「神戸牛」「神戸ビーフ」と呼ばれ、神戸ビーフの証として神戸市の花である「ノジギク」の刻印が押されています。

外国でも「KOBE BEEF」として高い人気があるため、神戸に旅行に来る目的として「神戸ビーフ」を挙げる外国人観光客も少なくありません。

神戸ビーフの特徴は、細かく柔らかな肉質にあります。

肥育すると脂肪が筋肉に細かく入り込む、いわゆる「霜降り肉」が特徴です。

霜降り肉は熱が入ることにより溶け出し、その周辺の筋肉を解きほぐすことにより柔らかく、なめらかな舌触りとなるのです。

高価な神戸ビーフですが、神戸に旅行した時には一度は食べておきたいところです。

兵庫県の名産品と言えば、淡路島の「玉ねぎ」も有名です。

淡路島は瀬戸内海特有の温暖な気候と風土により、甘く柔らかい瑞々しい玉ねぎが収穫されます。

玉ねぎには「早生」「中手」「晩生」と3種類があり、中でも3月下旬から5月初旬に出荷される新玉ねぎ「早生」は特に甘みが強く瑞々しく柔らかなのが特徴で、生で食べるのに最適です。

長期保存には向かず、この時期だけ味わえる旬の玉ねぎとなっているので、春に淡路島に訪れた際には是非堪能してください。

兵庫県の祭り

年の初め、1月9日~11日の3日間に行われるのが十日えびす大祭です。

阪神間における最大のお祭りとして全国的に有名です。

西宮神社の十日えびすの特徴は「福男」と「大マグロ」。

開門神事の「福男」選びは毎年ニュースにも取り上げられるのでご存知の方も多いのではないでしょうか。

大祭としては、まず8日に卸売市場の若者たちが威勢の良い掛け声と共に大マグロを奉納することから始まります。

これは、商売繁盛と大漁を願い、大ぶりで形の良い本マグロと雌雄二尾の大ダイを神前に奉納するもので、大ダイ奉納は昭和44年に、大マグロはその翌年から行われ始めました。

大マグロは大きいため、本殿にお供えすることができず、拝殿に置かれていますが、参拝者はこの大マグロに賽銭を貼り付け商売繁盛などの願をかけることが常例となっています。

9日は「宵えびす」と呼ばれており、有馬温泉の芸子さんによる「献湯式」が行われます。

「献湯式」は有馬温泉の商売繁盛を祈願するために金泉が奉納されます。

白丁姿の観光協会青年部員と、和服姿の旅館組合代表に続き、湯もみ太鼓、有馬温泉の芸妓さんら50名が本殿に参進し、角樽に入れた金泉を桶に移し、湯女に扮した芸妓さんが湯もみ太鼓にあわせて湯もみを披露します。

その後「宵闇祭」の深夜12時に全ての神門が閉ざされ「居籠り」に入ります。

この「居籠り」は大祭を行う前に身を清め、静寂の時を過ごす時間を持ち、早暁4時の大祭に備えます。

10日の午前6時には「開門神事」「福男選び」が行われます。

大祭終了後、午前6時に表大門が開かれ、外で待っていた参拝者が230m離れた本殿へ「走り参り」を行います。

これを「開門神事」と呼んでおり、西宮えびす独特の行事として江戸時代より続いています。

本殿に到着した順に3番までの人が「福男」として認定されます。

10日は「本えびす」、11日は「残り福」と呼ばれています。

同時期には、大阪の今宮戎や神戸の柳原えびすでも十日戎大祭が行われています。

SPring

兵庫県には理化学研究所などがあり、科学や医療分野で注目されているエリアでもあります。

日本が誇るSRring-8も、兵庫県の播磨化学公園都市にあります。

このSPring-8は世界最高性能の放射光を生み出すことができる大型放射光施設です。

これは電子を光速に近い速度まで加速し、放射光と呼ばれる磁石によって進行方向を曲げた時に発生する強力な電磁波を発生させるものです。

この放射光を用いて、ナノテクノロジーやバイオテクノロジー、産業利用と行った幅広い研究が行われているのです。

この施設は1991年から日本原子力研究所と理化学研究所が共同で建設をして、1997年から運用が開始されました。

一般見学も可能で、放射光普及棟や一部の外部施設のビームライン(BLO2B1)などについては随時見学ができます。

内部実験施設や加速機の見学は、毎年4月に行われる一般公開によって見学することが可能です。

スーパーコンピューター富岳

神戸には理化学研究所があります。

1917年に創設された物理学・科学・工学・生物学・医科学といった基礎研究から応用研究までを行う、国内唯一の自然科学系総合研究所です。

そこに設置されているのが、世界ナンバーワンのスーパーコンピューター「富岳」です。

「京」の後継機として運用が始まった「富岳」は、実に「京」の100倍の性能を誇る、まさに日本が世界に誇る「スーパーコンピューター」なのです。

見学をする際には企業や教育機関などの団体に限られており、個人での見学は一般公開などのイベントに限られています。

もし富岳の見学を希望の際には、事前に一般公開の日程を調べてからがおすすめです。

温泉を楽しむ

有馬温泉は兵庫県を代表する温泉街です。

日本三古湯にも数えられる温泉で、枕草子では三名泉にも数えられています。

泉質は金泉と呼ばれる含鉄塩化物泉と、銀泉と呼ばれる炭酸水素塩泉・ラジウム泉です。

金泉は元々は透明の湯なのですが鉄を含んでおり、酸化により湯の色が赤く変色していることからこの名がつきました。

火山による温泉ではなく、海底下でフィリピン海プレートの岩石中に取り込まれた水が南海トラフから地中深くに運ばれ、それが噴出したものとされています。

有馬温泉の源泉温度は98℃と非常に高いのが特徴です。

豊臣秀吉が愛したことでも有馬温泉は有名ですが、合戦や任官・家族の他界の際など、事あるごとに有馬を訪れていました。

今でも有馬温泉には太閤秀吉や寧々の像があり、至るところに秀吉を感じることができます。

有馬温泉は兵庫県の六甲山地北側、もみじ谷の麓にあります。

数多くの旅館やホテルが立ち並び、飲食店や土産物屋が山間に軒を連ね、温泉街を形成しています。

炭酸せんべいが有名で、できたてのまだ柔らかい炭酸せんべいを食べることもできるので、訪れたときには温泉街の散策も楽しんでみてはいかがでしょうか。

城崎温泉は豊岡市にある温泉です。

その歴史は古く、平安時代以前とされています。

629年、コウノトリが傷を癒していたことにより発見されたとの開湯伝説は、コウノトリの郷豊岡ならではです。

泉質は食塩泉で源泉の温度は37~83℃です。

城崎温泉の特徴は、7つある外湯めぐりです。

外湯には一の湯、御所の湯、まんだら湯、さとの湯、柳湯、地蔵湯、鴻の湯があり、それぞれに趣向を凝らした風情のある温泉が楽しめます。

大谿川沿いに温泉街が形成されており、川べりの柳が象徴的です。

浴衣に下駄履きで、街をそぞろ歩き温泉をはしごするのが城崎温泉の楽しみ方です。

以前は外湯に一番に訪れた男女には「一番札」を配布していましたが、現在は人気が過熱しすぎたこともあり、廃止されてしまいました。

日本海岸近くの温泉場のため、冬場にはカニを楽しみに訪れる観光客が多く、関西有数の人気観光地となっています。

湯村温泉は、有馬温泉、城崎温泉と並び、兵庫県を代表する温泉です。

開湯は平安時代初期の848年という長い歴史のある温泉です。

泉質は炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉で源泉温度は98℃と日本一です。

湧出量は毎分470Lです。

総源泉数は60もあり、余った温泉は川へ流れるため、冬場には川から湯煙が立ち昇り風情があります。

湯村温泉は美人の湯としても知られています。

温泉街音中心部には荒湯という高温の噴出泉があり、春来川を中心に温泉街が拓けています。

国生みの島、淡路島

日本最古の歴史書である「古事記」によると、兵庫県の淡路島は日本で最初にできた島だと伝えられています。

いわゆる「国生み伝説」です。

伊弉諾尊と伊弉冉尊の二柱の神様が、生まれたばかりの混沌とした大地を天沼矛で「塩コオロコオロ」とかき回すと、矛先から滴り落ちた塩の雫が固まって「おのころ島」ができたと記されているのです。

おのころ島で夫婦となった伊弉諾尊と伊弉冉尊は、日本列島を生んでいくのですが、最初に生まれたのが淡路島でした。

淡路島周辺には、おのころじまの伝承地である江嶋や沼島、おのころじま神社、そして鳴門海峡などがいくつも点在しています。

兵庫県おすすめ観光スポット

兵庫県には各地に観光スポットが点在しています。

しっかり楽しむためには、しっかりとした計画が肝心です。

そこでおすすめの観光スポットについて説明していきます。

姫路城

国宝姫路城は、日本を代表する城郭の一つです。

白鷺城とも呼ばれており、真っ白い外観が特徴です。

ユネスコの世界遺産にも登録されており、重要文化財、特別史跡、日本の100名城でもあります。

天守閣などの主要建築物が現存しており、歴史的価値のある史跡・建築物なのです。

時代と共に何度か増改築が行われていて、建築様式が多様なのも姫路城の特徴です。

一般的に分類すると平山城なのですが、縄張りのあり方が個性的だと言われています。

堀を堀削りして3つの曲輪に区分し、城を中心とした「内曲輪」「中曲輪」「外曲輪」が左回りの螺旋状に形成されています。

さらに、その城下町全体を堀と土塁で囲んだ「総構え式」の城下町が作り出されています。

姫路城は1346年に初代城主赤松貞範によって築城されて以来、多くの城主が関わってきました。

赤松貞範は鎌倉時代から南北朝時代の武将で、室町幕府の成立に尽力した恩恵として播磨の所領を与えられたのです。
そして1346年に今の姫路城の基礎となる城が築かれました。

その後、1545年に12代目の城主となる戦国時代の武将黒田重隆が入城します。

この頃までの姫路城は小規模なものだったのですが、15代目の羽柴秀吉によって大きく変わっていくことになります。

羽柴秀吉は織田信長の名を受け中国地方をせめていた際に、播磨において当時の城主であった小寺氏が滅ぼされ、その家臣であった黒田氏が羽柴秀吉に使えることになり、姫路城主となったのです。

その後1580年に石垣を用いて防御を固め、天守閣を建築するなどの大改修が行われました。

18代目の城主である池田輝政は羽柴秀吉に仕えた武将で、秀吉没後徳川家康に接近し、岐阜城攻略で功を奏し初代姫路藩主となりました。

1601年に大規模改修に着手し、城だけではなく周辺の河川開発も行うなど地域の安定を図りました。

現在の姫路城周辺に見られる姿は池田輝政によるもので、その後に池田輝政は「姫路宰相」と呼ばれています。

このような歴史を持つ姫路城は、兵庫に行ったら必ず見ておきたいスポットですが、見所をいくつか紹介します。

まずはその外観ですが、真っ白な天守閣は「連立式天守」と呼ばれるもので、4つの天守が四角形を描くように連なった堂々とした姿が特徴です。

その中の一つがとりわけ大きく「大天守」と呼ばれています。

大天守は5重なのですが、実は地下1階、地上6階の7階建てで高さは31.5mと江戸時代から残る12の天守の中で、もっとも高いものとなっています。

姫路城には、敵の攻撃を避ける数々の仕掛けがあります。

敵を攻撃する「狭間」や迷路のような場内道、「石落とし」などを探しながら散策するのもおすすめです。

天守閣以外にも見所がたくさんあり、園内西部にある「好古園」も必見です、好古園には趣の異なる9つの庭園が広がっており、式折々の美しい姿を楽しむことができます。

また桜の季節の姫路城は格別です。

真っ白な桜の中にそびえる真っ白な姫路城は息を呑む美しさ、暗くなるとライトアップもされるので、桜の季節の姫路城は必見です。

出石城

出石城は兵庫県豊岡市にある城で、豊岡市の指定史跡です。

当時の但馬国守護であった山名時義により、出石神社の北側、此隅山に建てられた「此隅山城」が今の「出石城」のはじまりです。

その後1569年に羽柴秀吉の但馬遠征により落城しましたが、その後和睦の後に領地へと復帰します。

1574年に有子山山頂を天守とする有子山城を築き本拠を移しましたが、1580年に再羽柴秀吉により落城したのです。

江戸時代になると出石藩の藩庁隣、廃藩置県までは仙石政明が入城していましたが、その後の廃城令により出石城も取り壊されました。

現在では辰鼓楼や堀、石垣などが残っています。

竹田城

天空の城「ラピュタ」と城、日本のマチュピチュとして有名なのが「竹田城」です。

そう言われる所以は「雲海」にあります。

この竹田は雲海に浮かぶ山城として有名です。

東には、立雲峡をのぞむ標高353.7mの古城山の山頂に築かれました。

廃城より400年が経っていますが、現在でも石垣がそのままの状態で残っており、現存する山城としては日本屈指の規模を誇ります。

竹田城は応仁の乱の西軍総大将である但馬守護山名宗全により、1443年に築城されました。

現在では石垣のみが残ってますが、度重なる火事により資料が残っていないため、実際にどのような城が建っていたのかは謎となっています。

何と言っても、竹田城と言えば「雲海」です。

毎年9~12月にかけて雲海が発生し、その景色はこの世のものとは思えない美しさです。

気象条件が整った時にしか発生しない雲海ですが、毎年この時期になると、この幻想的な光景を一目見ようと観光客が集まります。

寒くまだ明けきらない早朝から山道を登り、山頂から眺める景色は神秘的で一見の価値ありです。

異人館街

神戸の山側、北野エリアにある異人館街は明治大正期に建てられた洋風建築が数多く残っているエリアです。

伝統的建造物群保存地区として、当時の趣を残した美しい街並みが見られます。

1858年日米修好通商条約によって5つの港が開港となり、開港地には外国人居留地を儲けることが義務づけられました。

神戸では海岸沿いの居留地(現在の旧居留地エリア)が設けられましたが、六甲山麓の北の山本エリアや垂水区のジェームス山などにも居留地が設けられました。

日本の風土に合わせた和風とコロニアル様式の独特な建物は特徴的で、洋館でありながら瓦葺きの屋根との調和などは、どことなくノスタルジーを感じます。

現在でも住居として使用されているものもありますが、一般に公開されているものもあります。

この北野異人館街では、現在16の異人館が公開されています。

中でも有名なのが、北野異人館街のシンボルでもある「風見鶏の館」や「うろこの館」です。

風見鶏の館(旧トーマス邸)は、明治42年にドイツ人貿易商ゴッドフリート・トーマス氏の自邸として建築されました。

建築はドイツ人建築家ゲオルグ・デ・ラランデによるもので、建物の特徴は赤煉瓦の外観と尖塔です。

尖塔の上には風見鶏が配されており、国重要文化財に指定されています。

うろこの館は、神戸で一番最初に公開された異人館です。

美しい天然石のスレートがうろこ状に配されており、その見た目から「うろこの館」と称されています。

明治後期に外国人居留地に建てられたものが、大正に入ってこの場に移築されました。

国登録有形文化財であり、兵庫住宅100選にも指定されています。

展望ギャラリーも併設されており、トロワイヨンやマチス、ユトリロ、ビュッフェといったヨーロッパの近代・現代絵画の名作を収集し、常設展示がされています。

北野異人館街では異人館が様々な趣向を凝らしたカフェやイベントなどを開催していたり、周辺にはおしゃれなカフェが立ち並ぶ人気観光エリアです。

神戸に行った際には、旧居留地と合わせて訪れてみてください。

兵庫県には歴史的な建造物から自然、文化そして科学テクノロジーと、実に豊かな表情を楽しむことができます。

是非目的を持って兵庫を訪れてみてください。