男鹿半島一人旅:温泉にパワースポット!観光モデルの参考になりそうなルートをゆく

男鹿半島を女一人で一周ドライブしてみたよ

男鹿半島をぐるーと車で一周。海沿いの道をドライブしましたが、風強い!日本海の海は荒々しい。白波が立つ海、もりっと山のような緑の半島のコントラストが美しい男鹿半島。コンパクトだし造形的にバランスがいいな。

男鹿半島を運転していると時々出会う大きななまはげ像。ハイタッチ写真を撮るのがおすすめです(笑)

ちなみに男鹿半島の入口にある男鹿総合観光案内所には赤青のなまはげがいます。寒風山を望みながらコーヒーが楽しめる軽食喫茶コーナーや展示休憩スペースもあり。

五社堂

実は男鹿半島で一番来てみたかったのが、この五社堂。鬼が積んだ999段の急な階段の先には…赤神神社五社堂。祀られているのは5匹のなまはげで、両親と子供3人なんだって。

なぜ1000段ではなく999段なのかというと、昔、村人たちが鬼に「一晩で千段の石段を作り終えたら娘を差し出すが、できなければ山に帰ること」と賭けを挑んだからです。鬼たちは999段まで作り終えたところで、村人の一人が鶏の鳴き真似をして朝が来たと騙し、鬼の乱暴を止めたと言われています。

正直この999段の階段、急だし石は不揃いでゴツゴツしていて歩きにくいし、雨上がりで滑るしでめっちゃ辛かった。もう途中で帰りたいって2回くらい思った。30分ほど葛藤しつつのぼり続けたら見えてくる赤鳥居。

ここはヒールとかサンダルとかビーサンなんかできちゃ絶対ダメ!登山靴で来るべき場所や。

五社堂の境内にある『姿見の井戸』この井戸はちょっと恐い言い伝えがある井戸で、中を覗き、井戸の水面に自分の姿が写らなかった場合、命が長くない…ぎゃぁーーー!めっちゃ怖い。

もちろん、覗きませんでした。だって怖いやん、一人やし、ほんとに映らなかったら発狂しちゃうよ。日本一周の初っ端から浄化したほうがいいよって知らん女性に言われたし、あぁ思い出しちゃった。更に怖いやん。

姿見の井戸からすぐに赤神神社五社堂に到着!名前の通り、5つの社が並んでいました。「三の宮堂」「客人権現堂」「赤神権現堂」「八王子堂」「十禅師堂」の5つの社殿が横並びにそびえる風景は圧巻。こんな神社見たことないもん。

夕暮れ時、他に参拝客はおらずひとりぼっち。風が吹くと周りの木々がザワザワザワと揺れます。樹のざわめきってこんなに大きな音だった!?っくらいの威圧感。

ちなみに社の中に「逆さ杉」っていうのが保管されているんやけど、これは1000の石段を積めるかどうかの賭けに負けた鬼がブチギレて杉を引っこ抜いてぶん投げたものなんだって。逆ギレしないでーこわいから(笑)

真ん中の「赤神権現堂」だけ扉が開いていたけど、夜になったら誰かが締めに来るのかな?それとも常時開けっ放し?

男鹿真山伝承館|なまはげ館

翌朝、俄然興味が湧いてしまったなまはげをもっと知りたいぞ!ってことで真山伝承館・なまはげ館へ。なはまげ館では千差万別、男鹿各地のなまはげが勢ぞろいで以上のなまはげを見ることができます。そして伝承館ではなまはげの実演が見られちゃう!

なまはげ情報コーナー・神秘のホール・なまはげ伝承ホール・なまはげ勢揃いコーナーなど。とにかくなまはげだらけ(笑)

ご当地UFOキャッチャー!

なまはげ変身コーナーもあり。かなり再現度高いなまはげに変身できちゃいます。

なまはげとのツーショットも撮り放題♡

男鹿市内各地で実際に使われていた150枚を超える多種多様なナマハゲ面が勢ぞろいのコーナー。地域によってぜんぜん違うなまはげ面があって面白いです。地元ではなまはげって鬼じゃなくて神様っていう認識なんですって!めっちゃ誤解してた…

芸術は爆発だー!の岡本太郎先生のお気に入りのなまはげだそうです!

各地域のなまはげ、漁師の町だと髪の毛をワカメにしたりお面をザルで作ったり、農家さんが多い地域だと農業で使う器具でお面を作ったり、山の地域だと木の皮で作ったりと、生活に根付いたものでなまはげ面を作っているんだって。面白い!

本物のナマハゲを知る、見る、体感することができる伝承館。なまはげ館の隣にある男鹿地方の典型的な曲家(まがりや)民家です。

なまはげって「泣く子はいねがー」って家の中をウロウロするだけじゃないんです!ばあちゃん元気にしてるか?とか、息子は勉強してるか?とか嫁は・・・みたいに久々に会う親戚みたいな世間話したり、酒を呑んだり(笑)一年に一回大晦日の日に訪ねてくる親戚の叔父ちゃん的な神様なんだなぁってことがわかった!

男鹿半島に来たら絶対ここに来たほうがいいです!いや、秋田に来たらここは来るべし!わたしの秋田の推しスポットです♡

なまはげ館の外にはレアな金色のポストもありましたョ!金運上がりそうなポストです(笑

まるでウユニ塩湖のような景色『鵜ノ崎海岸』

男鹿半島の南側に広がる全長1.5kmの海岸線「鵜ノ崎海岸(うのさきかいがん)」。
「日本の渚・百選」にも選ばれている、秋田の中でもちょっと特別な場所です。

海岸沿いに広がる磯の地形がまるでアートみたいで、晴れた日には遠くまで見渡せる青い海と空のコントラストが最高!男鹿市内から車で15分ほどで行けちゃう気軽さも魅力です。

そしてここ、条件がそろうと——まるでウユニ塩湖みたいな“天空のリフレクション”が見られるんです✨
海面が鏡みたいに反射して、空と海の境目がわからなくなる瞬間は本当に感動モノ。

週末になると、キャンプやバーベキューを楽しむ人たちでにぎわっていて、夕暮れどきには海に沈む夕日を眺めながらゆったり過ごす人の姿も。
自然と遊びと癒しが全部そろった、まさに“男鹿のご褒美スポット”なのだ~!


「男鹿の海」を再現した迫力の大水槽が人気の男鹿水族館GAO

秋田県・男鹿の海にすむ魚たちを、まるごと再現した大水槽が見どころ!
世界の珍しい魚たちはもちろん、秋田県の県魚「ハタハタ」も優雅に泳いでいます🐟
アザラシやペンギンなど、愛らしい海の仲間たちにも出会えますよ。

中でも大人気なのが、ホッキョクグマ🐻‍❄️
おもちゃで遊んだり、ダイブしたり、その自由な姿に思わず笑顔になります。
海の生き物たちに直接ふれて学べる「タッチプール」や、海を眺めながら食事ができるレストランも併設されていて、家族でゆったり過ごせる癒しスポットです。

ホッキョクグマ「クルミ」の旅立ち(2018年)

2018年1月28日の朝、長年みんなに愛されたホッキョクグマ「クルミ」が永眠しました。朝いつものようにスタッフさんが様子を見に行ったところ、静かに眠るように動かなくなっていたそうです。その後の検査で、肝臓にできた腫瘍が原因とみられるとのこと。

クルミはたくさんの人に笑顔と癒しをくれた存在。今でも訪れる人たちの心の中で、きっと元気に泳いでいる気がします🌊✨

ABOUTこの記事をかいた人

会社をボイコットして小さな車でひとり、日本一周の旅をしました。 温泉が大好きで秘湯や混浴、鄙び宿を中心にひとり温泉旅行に出かけています。海外よりも国内旅行が好きですが、韓国やベトナムには毎年数回行っています。(韓国がグルメと美容目的、ベトナムは普通に好きなだけ)基本的に一人旅をしますが、たまに愛犬の福ちゃんや連れとも出かけます。2025年冬に古民家を購入して自力でDIYで古民家改修。神戸と田舎の2拠点移住、畑仕事や地域行事に勤しみます。