日本一周36日目
日本一深い足元湧出の温泉が名物の鉛温泉 藤三旅館。初めての湯治棟に宿泊して次回からは旅館棟に泊まろう…と心に誓って旅館を後に、日本一周36日目出発!
アニメージュとジブリ展
昨日宿泊した花巻温泉郷のすぐ近くにある花巻市博物館で興味深い企画展示がやってる!アニメージュとジブリ展。ジブリ大好き世代なのでこれは見逃せない!と朝一番で博物館へ。
エントランスには多いなネコバス。もふもふの超巨大ぬいぐるみのオブジェを見てテンション急上昇↑↑
展示は基本的には撮影禁止ですが、たまに撮影OKなエリアもあり。アニメージュ編集室の編集長デスク。ここから沢山の素晴らしい作品が世に出されたのね。
ナウシカの秘密地下室の超巨大パネル。まるで地下室にいるかのような気分になれる。この壁紙、うちのリビングにも欲しいなぁ、植物の描写が素晴らしいのよね。
ナウシカの衣装展示。ナウシカの服はフエルトのようなほわほわ素材でできているんや~。映画を見てナウシカはノーパンだって騒いでいた同級生男子よ、生脚じゃなくて分厚いレギンスみたいなのを履いてるんだよ、ナウシカは。
二次元で見ていたものがリアルになるのはなんだか不思議や。手袋やポーチなど細かいアイテムまで再現されていてかっこいい。
とにかく展示のボリュームが凄くてじっくり見ていたら2時間くらいあっという間に経っていたよ。イイものを見せてもらったなぁ♡
道の駅おがち
秋田県湯沢市にある国道13号の道の駅でランチ。秋田名物の稲庭うどんを頂きました。日本三大うどんは、稲庭うどん(秋田県稲川町)讃岐うどん(香川県)五島うどん(長崎県五島列島)水沢うどん(群馬県渋川市)きしめん(愛知県名古屋市) の中で意見が分かれるようですが、とりあえず稲庭うどんは美味しかった~。日本一周で水沢うどんも食べたけど、個人的には稲庭に軍配…かな。
秋田が誇る政治家菅元総理のグッズが売られていました(笑)これって菅さん公認なんだろうか…どういう人が買うんだろうか…。
菅さんの笑顔は素敵だなぁ。
宝寿温泉
秋の宮温泉郷 宝寿温泉に立ち寄り湯へ来てみましたが、大雨のせいなのか?臨時休業の模様・・・ちぇっ残念。
東鳴子温泉 馬場温泉
東鳴子温泉 馬場温泉。日帰り入浴時間に間に合わず入れず。今日は日帰り温泉運がないらしい(泣)
鬼首温泉 目の湯
三度目の正直でやっと温泉に入れた~♡この日、宮城・山形あたりは大雨警報が出ていたので、ここの温泉も臨時休業かもなぁと思いながら来てみたので開けてくれていてめっちゃ嬉しかった~!
入口をガラリと開けると受付におじいちゃん&おばあちゃん。雨大丈夫だった~?大変だったねぇとお声がけを頂いて温泉に入れていただきました。
まだ新しいのかな?きれいな館内に男女別の内湯+露天があります。内風呂は42~3℃程の熱め、露天風呂はぬるめの40℃前後?源泉100%かけ流し・加水無しの湯はぬるつきを感じるアルカリの湯。
露天風呂は木々に囲まれた庭園風呂。小さめ浴槽に湯が満たされています。結構雨が降っているのでどうしようかなと悩みましたが、どうせ濡れるんだからええか!ってことで入浴。
露天は雨で加水されているせいなのか、かなりぬるくて雨に打たれながらまるで修行のような気分でしばし湯に浸る。超豪雨になってきたので退散~。天気が良ければ気持ちよさそうな露天風呂。内湯よりも露天のほうがヌルヌル感が強い感じがしました。
入浴料:大人500円、小人(4歳~小学生)250円
営業時間・期間:10:00~20:00
山形豪雨に遭遇
令和6年7月25日からの記録的な大雨により、山形県内に甚大な被害が…。ちょうどその大雨の時に予約していたのが、山形県最上町にある瀬見温泉。宿へ向かう道は出水により通行止め、最上地方には避難勧告が出ているとのこと。
通行止めではありますが、宿に連絡してみて、宿泊可能なことが確認できれば通っていいよと。宿に連絡したら来れるなら来て頂いてOKとのこと。なんとか瀬見温泉に到着しましたが、温泉街は物々しい雰囲気でした。酒田からの道は完全に通行止めになっているらしく、他の宿泊客は全員キャンセル、この日の宿泊者はわたしだけ。
瀬見温泉 喜至楼
日本一周36日目の宿は大雨の最上町、瀬見温泉の喜至楼さん。創業は江戸安政年間。
元々宇和島藩の家臣だったご先祖がこの地に移り住み、湯宿を始めたというのが喜至楼さんのはじまりだそうです。
本館部分は明治元年、別館一部は大正年間の建築と、館内全体が歴史的建造物!どこを見てもレトロ雰囲気。入口は本館、別館とありますが宿泊チェックインや日帰り温泉の受付は別館の入口へ。
事前に電話で連絡していたので、受付では女将さんとお手伝いさんが待っていてくれました。
こんな時にお邪魔してすみません…と恐縮すると、いえいえ!こんな時に来て頂いてありがとうございます~よくぞ来てくださいました!と。今日は宿泊者一人だけなのでお風呂も貸切ですよと。
お部屋は本館の角のお部屋。2面が窓になっているので開放的で明るい和室です。エアコンはないんだけど館内・お部屋がなんだかひんやりしていました。
古い建物が好きで湯治宿とか歴史的建造物の旅館によく泊まっているんです~と伝えると、せっかくだから!と空いている他のお部屋や館内を案内、細かい装飾や設備などまで説明してくださいました。館内見学ツアーしてもらいました(笑)
本館玄関とその周辺建物は、山形県内に現存する最古の旅館建築物なんですって!
宿泊棟の別館は一部大正時代の建築、客室は昭和後半に建築された建物で、明治、大正、昭和を一度に感じられる不思議でワンダーなお宿です。古い建築好きにはたまらんでしょう・・・♡
宿泊したお部屋の壁には素敵な飾り硝子窓。細やかな装飾、眼福で幸せ。
館内は広い上に入り組んだ構造になっていてまるで迷路のよう。
他に宿泊客がいないひっそりとした木造の建物は歩くたびに軋む音がしてちょっと怖いけど、素敵。夜中の館内は本当に大正時代あたりにタイムリープしちゃったかも!?ってワクワクしました(笑)
湯治客用の炊事場もあります。
このトイレの雰囲気がなぜか一番テンションあがってしまった…すりガラスといい、フォントといい、エモいし刺さる。
お風呂は、家族風呂2箇所、混浴の風呂(女性、男性の専用の時間有)や岩風呂、男女別のあたたまり湯や展望のいいオランダ風呂など、たくさんあるらしいんですが、利用したのは混浴とあたたまり湯の2箇所。
女性用のあたたまり湯の脱衣所。ロッカーの装飾がいちいち素敵すぎるやーん。昔の建築物ってえ!こんなところにまで!?ってくらい細かい部分にもこだわりを感じていいな。
喜至楼さんの温泉は源泉かけ流し。源泉温度が68.5度と高温のため、2キロ離れた沢から自然水を引き入れて温度調整をしています。豪雨のため沢からの自然水が濁ってしまって、温泉も濁っていました。
本当は透明のお湯らしいんですが、かなりレア。入れないことはないそうなので、気にせず温泉はいっちゃってた(笑
湯口のパイプには白い析出物がびっしりと。熱い湯がとぷとぷと浴槽に注がれています。
こちらは男性用のあたたまり湯。翌朝に撮影しました。お湯が夜に比べて透明になっているのは、たぶん沢からの加水を止めているからだと思う。
基本的には混浴の大浴場ですが、男女別の時間帯あり。
男性専用時間19時~22時00分 女性専用時間15時~19時。ただこの日の宿泊客は私しかいないのでずっと女子用にしてくれていました。
千人風呂の脱衣所には花咲かじいさん?こぶとり爺さん?日本の昔話をモチーフにした装飾になってるんやね。
豪雨のせいでお湯が濁っていますが、とぷとぷと注ぎ込まれる熱い湯。中央に湯口、加水口があります。
浴槽の底の柄が地球みたいだなぁって思いきや、柄ではなくタイルが剥がれていて図らずも幾何学模様になっていたみたい(笑)経年劣化もなんだかアートアチックになってしまうのは歴史ある宿だからだろうなぁ。
ちなみにチェックインしてすぐのお湯が一番濁っていましたが、適温でいい湯加減だった。ちょっと硫黄の香りと土の香りがするお湯。
源泉名:町営5号源泉
泉質:ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉(低張性・中性・高温泉)
温度:66.1℃
PH :7.4
夜中に温泉街が土砂崩れ
瀬見温泉街は夜中に土砂崩れが発生したり川の増水を警戒して消防隊員が夜通しパトロールしていたりと緊張感ありました・・・もし何かあったら宿の女将さんを担いで避難しなきゃと思っていたので、浅い眠りうつらうつらと夜明かし。夜中にスマホの警報アラート鳴りまくり、町内の防災放送流れまくりなカオスな夜でした。
とりあえず宿も温泉街も無事で夜が明けて雨も小ぶりに。通行止めを回避してチェックアウトできました。今度は荒天じゃない時に温泉に入りに来たいよ・・・。