2024年6月中旬~3ヶ月間日本一周の旅に出ます!

北海道でっかいどー#1

北海道旅行ツアー

目次

北海道でっかいどー!知床①~摩周湖・屈斜路湖・阿寒湖・神の子池・川湯温泉

旅した日:2017年9月

ユネスコが登録する世界遺産は、その特質に応じて「文化遺産」「自然遺産」「複合遺産」に分類されています。

っていうことで(どういうこと?)日本の自然遺産のひとつ、知床に行ってまいりました。

日本の世界自然遺産は、知床・白神山地・小笠原諸島・屋久島の4ヶ所で意外と少ない!

お仕事終わった後に関西空港から女満別空港へGOです。

オホーツクの空の玄関、女満別空港。羽田から105分、新千歳から45分、関空から125分のアクセスで網走に近い空港です。

北海道の斜め右の端っこあたりにある空港ってイメージしてもらったら大体あってると思う!

女満別空港に近づいてきました。

眼下の形式が ”ザ・ホッカイドー” な感じで若干興奮を覚える。

自然美と言ってしまいそうやけど、畑や田んぼって人工物の最たるものよね。

飛行機が着陸したのは夕方でまだ明るかったのに、女満別空港でレンタカーをピックアップしてるうちにすっかり日が暮れてしまいました。

本州よりも夜になる速度が速いなー。

そしてかなり寒い!!

そしてなぜか北海道に来ると「純っー」って叫びたくなる病(笑)

1日目の宿は女満別空港から車で一時間くらいの場所にある川湯温泉街の旅館です。

川湯温泉は、弟子屈町(てしかが)にある温泉で温泉街のなかを高温の温泉川が流れています。

温泉街自体が『源泉かけ流し100%宣言』をしてる珍しい温泉街らしいです。

温泉街は硫黄の香り。

川湯温泉でも老舗の旅館「お宿 欣喜湯」さん。

創業70周年だそうですが、あんまり古さは感じない。というか、チラシがレトロでかわいらしい。

川湯温泉のある弟子屈町には摩周湖や屈斜路湖があります。

今回、摩周湖で雲海を見たいなと思って湖近くの温泉街に宿泊することにしたんです。

(雲海を見るにはめちゃくちゃ早起きしないといけないので)

摩周湖の伏流水が硫黄山の地下で熱せられ湧き出る川湯温泉は強酸性硫化水素を含む明ばん・緑ばん泉で、結構貴重な温泉らしいです。

入った感じはとにかく硫黄の匂いが気になるのと、大浴場の床がめっちゃぬるぬるで転ばないように必死やったこと、浴槽は年季が入っている感じで味わいがあるなーとしみじみしたこと。

引用:https://www.kinkiyu.com/spa/daiyokujo.html

↑こんな感じのお風呂なので、作りが変だなーって思った。

2階建て?ロフト的な?足腰が弱い方にはちと厳しい浴場。

北海道に来たら定番の SAPPORO CLASSICS。

翌日の摩周湖の雲海見学ツアーの集合時間が鬼のように早朝なので呑みすぎないように早めに就寝。

ということで、翌日はめちゃくちゃ早起きをして摩周湖へ。

ツーリズムてしかがのネイチャーガイドさんに案内してもらいました。

地元出身のネイチャーガイドさんだそうで、地元愛に溢れた素敵なガイドさんでした。(ちょっとキャイーンの天野君に似てた・・)

摩周湖は日本国で6番目に大きなカルデラ湖。

「霧の摩周湖」という歌があるくらい霧で有名だそうですが、この歌を知らない・・

雲海が出来るのにはいろいろな条件があるらしいんですが、まぁこの摩周湖はその色んな条件を満たしていて雲海が出やすいっていうことらしい。

ものすごい雲海!ってわけじゃないけど、若干の雲海っぽい景色を見ることが出来ました。

湖に雲が映るんだけど、水面がシャキーンとしすぎていて、それが本当の雲なのか、水面に映った雲なのか見わけがつかない不思議な感じになっていました。

日が昇ってくるにつれて霧が晴れてきて

斜面を霧が這うように登っていきます。

刻々と変わっていく雲の形や太陽の光の加減を眺めているとなんとも時間っていうのは不思議なもんだなーっていう気がしてきます。

催眠術にかかる直前みたいで頭が空っぽになってくる。

この摩周湖は世界ではバイカル湖についで2番目に透明度の高い湖ということで、さっきわたしがシャキーンって表現したのは透明度が高すぎてっていう感じなのかも。

この湖、急激に深くなっていることと、世界で2番目という透明度から青以外の光の反射が少なく、よく晴れた日の湖面の色は「摩周ブルー」と呼ばれているんだそうです。

雲海見学を終えて宿をチェックアウト後に、同じく弟子屈町の屈斜路湖畔にある『メジェールファーム』さんで乗馬体験へ。

このファームさん、普通の観光農園にあるような乗馬体験プログラムとは一味違うんだそうで、それが面白そうで体験を予約してみました。

自分の乗る馬を、自分でお世話するところから始める、馬との絆が深まるホースプログラム。

馬の準備は一からすべて自分でしようぜぃ!っていうコンセプトで、ブラッシングなど馬のお手入れも体験できるので、馬も人もリラックスした時間を長く過ごせます。

男前なマーブル君。まずはブラッシングをしてから、鞍をセットしたりします。

お馬さんって人間の腹黒い部分とか余裕で見透かしてそうな感じがするので、違う意味で怖いなーって近寄りがたい気もする。

わたし、馬とか牛とか大型犬とかに好かれた試しがないもので。

前髪を三つ編みにしてみました。さらさらロングヘアーでまとまりのある髪質◎

こういうことするから好かれないんだろうなぁ…

牧場を出て普通の車道をちょこっと歩いたりしますが、お馬さんちゃんと交通ルール守ってた(笑)

森を抜けて湖畔へ下る散歩道。基本的には前の馬に縦列的に連なって歩いていく感じなのでらくちんです。

でも油断してると突然走り出したり、テンション上がったりするのでびっくりしたりもします。

なんでここでテンション上がってんねん!みたいな(笑)

屈斜路湖に到着。

しばしの水分補給タイム。

屈斜路湖近くで見るとすごい透明でした。

日本で最大のカルデラ湖、冬になると全面氷結してしまうんだそうです。

1時間くらいかけてトレッキングコースを回って、牧場に戻ってきました。

とにかく牧草を食べまくるマーブル君。

君、まるで芝刈り機のようだよ・・

馬のまつ毛がたまらなく好きです。

屈斜路湖で乗馬を終えて、次はどこに行こうかと検討するために道の駅で情報収集。

1泊目は川湯温泉、2泊目の宿は知床半島の真ん中あたりなので北上しようかなと思いきや!

まりも・・・・まりも・・・と言えば阿寒湖やん!

ということで。

朝から摩周湖、屈斜路湖と湖ばっかりだったので、今日はいっそのこと湖しか行かないことにしようということになりました。

弟子屈の道の駅の周辺はおしゃれなカフェや雑貨店がちょこちょこあって、軽井沢のようなハイカラな雰囲気でした。

本日3つ目の湖、阿寒湖。宿がある知床半島とは真逆の方面へ車を走らせること1時間半くらい。

阿寒湖周辺はホテルやお土産物店が沢山あってかなりにぎやかな雰囲気。

摩周湖や屈斜路湖に比べると観光地オーラがすごい。

そしてこれでもかというほどのマリモ推し。

マリモに養殖やら天然やらがあることをはじめて知りました。

やはり天然が高いらしい。

天然と養殖何が違うのやら全くわからないんですが、食べるわけじゃないから味の違いは関係ないし、緑色の鮮やかさとか?突っ込みたい気持ちは抑えて素直に天然のまりもをお買い上げ。

アイヌ古式舞踊をはじめとする舞踊、人形劇、祭りを上演する阿寒湖アイヌシアターや、アイヌの生活や文化を展示する生活記念館があるアイヌコタン。

このエリアの一角が全部アイヌ祭り!みたいな雰囲気。

阿寒湖の周りの土産物ストリートを歩いていると突然全然違う国みたいな雰囲気になるのでちょっとびっくりします。

古い時代のアイヌ民家を再現したアイヌ生活記念館。記憶が定かじゃないけど、入場料が『お気持ちで』みたいな感じだったような気がします。

アイヌについては社会の教科書に載っていたような気がするけど、ちゃんと学校で習った記憶がないです。(結構真面目な小中学生でした)

関西の小中学校で習うようなことを、関東の学校では教えていないとか、大人になってそういう土地柄的なものがあることを知ったので、そういうことなんだろか?

アイヌは、北海道・樺太・千島列島およびカムチャツカ半島南部にまたがる地域に居住していた民族。

母語はアイヌ語。 明治以降の同化政策により、アイヌ語を話す事を禁じられ狩猟採集漁猟の生活は一変し、和人と同じ生活を余儀なくされました。

せっかくアイヌコタンにやってきたので、何かアイヌっぽいものを食べようじゃないかと入ったお店。

店構えにカオスっぽさを感じてちょっと気になってしまった。

北国の味 ばんや

お店の中も結構なカオスだった(笑)

壁に貼ってあるメニューをざーっと眺めてみると、どうやら行者ニンニクとエゾシカがおススメっぽい。

お店の名前『ばんや』は番屋のことで漁師が漁の間だけ寝泊りしたり作業する小屋のことだそうです。

とりあえずエゾシカのお刺身と味噌バターコーンラーメンを頂きました。

お店のごちゃごちゃかんといい、店主のおやじのキャラクターといい、夜、お酒飲みながらだらだらしないなーっていう感じのお店でした。

まりもの阿寒湖へようこそ。遊覧船に乗れるっていうんで湖畔まで降りてきました。

普通の定期観光船と、モーターボートがあるらしい。

定期船だと時間がかかるけど料金が安い。

モーターボートだと高いけど超早く周れる。

資本主義に負けて(というか時間があんまりなかったので)モーターボートに乗ってみることに。

タクシーみたいな感じ。運転手のおっちゃんがガイドしながらブインブインとモーターボートをすっ飛ばします(笑)

やっぱり北海道の湖はシャキーンとしとる(透明度が高いからシャキーンと見える)

阿寒湖のチュウルイ島にある「特別天然記念物マリモ」の展示観察センターに上陸。

施設内には阿寒湖の湖底を再現した大水槽があり、天然のマリモたちが静かに眠っている様子を見ることができます。

こちら、世界でも阿寒湖でしか生きれない大型のマリモだそうです。

球状マリモは1つの植物ではなく、たくさんの糸状マリモが集まって球になっています。

巨大糸状マリモコミュニティって感じなんですかね。

今日の観光は湖祭りじゃーということで、阿寒湖の次にやってきたのが『神の子池』

湖じゃないじゃん、池じゃないか、という突込みは置いていて、この池すごいんです。

なにがすごいかっていうと

青い。

青いのがすごいんじゃなくて、いや、青いのもすごいんだけど・・・

池の中に沈んでいる木、水深5mのところにあるんです。超透明だからこんなにはっきり見えるんです。

水温が年間通して8℃と低く、倒木が青い水の中に腐らずに化石のように沈んでいます。

すごいです。

やはりシャキーンとしとるわ。

この神の子池、結構行きにくいです。

清里町市街より道道摩周湖斜里線を中標津方面へ25kmのところからハトイ林道へ右折し、約2km林道を進んだ地点の林道入口に「神の子池」の看板。

この2Kmの林道がかなりハードな感じで、進むにつれこの道で合ってるのかな??って何度か不安になったくらい。

でも生きにくい場所なんだけど、観光のお客さんは結構いたのでやはり人気のスポットなんでしょうねー。

日が暮れかかってしまったので、今夜のお宿へ急ぎます。

知床半島の真ん中へん、ウトロにある『知床グランドホテル北こぶし』さん。知床の定期観光船乗り場に近いホテルで便利だし、施設も綺麗で豪華ですごくよかったホテル!

知床国道から海に沈む夕日を見るためにしばし寄り道。

太陽は沈み切っていながら、まだ辺りが残光に照らされているほんのわずかな、しかし最も美しい時間帯=マジックアワー in SHIRETOKO

今宵の宿は知床温泉のきたこぶしっていう結構高級っぽい宿です!!わーい。

北こぶしさんのエントランス、なんとまさかのクリオネちゃんたち!!これめっちゃテンションあがりました。

クリオネは、食事は生涯1回または2回で良い、約1年で大人になり、寿命は2-3年だそうです。

素人が家でも飼えるのかな?と思って調べてみたら、なんと飼育セットが楽天で売ってた(笑)すごいな

ラウンジがかなりお洒落で高級な雰囲気。薪ストーブのそばでシングルモルト飲みたいやん

そしてまたクリオネ。

どんだけ好きやねん。

未来郵便局がこんなところに!!六甲山だけにあるんだと思ってた・・・

お部屋も綺麗です。

露天風呂付の客室。信楽焼の浴槽でウトロ温泉。

朝になると海を眺めながら部屋風呂できます。眼下は湾になっていて漁船や釣り船がたくさん停泊していました。

足湯完備の流氷テラス。真冬は誰も利用する人いなそう。

こちらのホテル、ごはんも結構人気があるそうです。

知床テラスビュッフェでは北海道の美味しいものがたくさんありました。自分で海鮮丼作ったりできて楽しかった(笑)

わたし的には野菜がすごくおいしかった印象。

北海道でっかいどうー知床②につづく

北こぶし知床 ホテル&リゾート

ウトロ港に面し露天風呂付客室やラウンジテラス、最上階大浴場など好立地を活かしつつ洗練された快適な空間
北海道斜里郡斜里町ウトロ東172

川湯温泉 欣喜湯

免疫力向上が期待できる温泉を、より効果的に、より親しんでいただくために、温度別(高温・中温・低温)の浴槽をご用意しております。2階建て吹抜けの大浴場をどうぞお楽しみください。

北海道川上郡弟子屈町川湯温泉1-5-10

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この記事を書いた人

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