ラストサムライなロケ地、姫路の書写山 圓教寺に行った件(1)
旅した日:2015年5月
ラストサムライの映画公開から12年近く経ったので今更感が半端ないですが、ロケ地で有名な姫路の書写山 圓教寺に行ってきました。
ラストサムライは明治初頭の日本を舞台に、時代から取り残された侍達の生き様を描く・・っていう感じの映画でした。
私は神戸に住んでいるんですが、姫路は同じ県内でも車で2時間くらいかかるので、ちょっとした小旅行です。兵庫県はでかいんです!
兵庫県の豊岡方面(神戸と城崎の間くらいにある地域)の出身の知り合いが以前「みんな、神戸の上はすぐ海だと思ってるねん・・・僕の実家は海の中やないかっ!」って愚痴ってましたが、兵庫は神戸だけじゃないんですよ!っていう私も関東出身なので、神戸のすぐ上は海だと思っていた馬鹿野郎ですが・・。
で、そんな広大な領土を誇る兵庫県を西へ進むこと2時間、姫路インターで高速を降りたら道に迷って山の中の小道で道路を横断するカメに出会いました。
のろのろと横断していたので他の車にひかれてしまわないか心配です。
そんなこんなで書写山ロープウェーの山麓の乗り場に到着しました。
結構広い駐車場(無料)があるのですぐに車をとめることが出来ましたが、秋の紅葉の季節は駐車場待ちで2時間とかあるらしいです(ロープウェーの係員さんが言ってました)
お腹が空いたので、山麓の売店でご飯でも・・・・
売店の奥にざっくり飾られていた写真・・これはま、まさかのトムですか?クルーズですよね?
トムの写真を眺めながら、猪肉蕎麦を食べました。
お腹もいっぱいになったので、ロープウェー乗り場へ。
15分間隔で動いています。山頂駅はあっという間の4分で到着します。
4分後に到着。
入山志納金は通常は500円。
ただ圓教寺までは30分くらい歩かないといけないので、歩きたくないという方には往復バスに乗ることもできます。
バスに乗る人は1000円です。
歩いた方が面白いので、ぶらぶらウォーキングしながら山を登っていきます。
入口のところでもらったマップを見てみると、圓教寺は結構広いっぽい。
敷地内にいろんな建物が点在しているみたい。
圓教寺に行くルートは2つあって、入り口を入って左側は馬車道、右側は登山道になってます。
とりあえず、右側の登山道へ。
参道に沿って観音像が一定間隔で配置されてるので、どの観音像がタイプかとかしょーもないことを思いながらひたすらに歩きます。
雑念だらけでどうしようもないですが、「人間だもの。」と、みつをを思いながらひたすらに坂道を登ってゆきます。
登山道のちょうど真ん中あたりで眺望が開けているところがあって、姫路の街を一望(できてるかどうかは不明)
姫路城もかすかに望めます。
雑念と足腰の疲労を抱えながら、山門に到着。清々しい雰囲気です。
なぜか観光客、一列に整列して山門を通過します。こんなところ日本人は素敵です。
境内の中には精進料理を食べることが出来る建物があるようです。予約制と書いてありました。
山門をくぐってからもしばらく歩きます・・・・
そして到着!圓教寺。西の比叡山と称される天台宗の古寺で西国27番札所でもあるそうです。
この摩尼殿は京都の清水寺と同じ「舞台づくり」になっています。
見上げるとこんな感じ。
摩尼殿の壁に貼ってあったポスター。
こんな感じの雰囲気だと、ライトでポップな感じで親しみやすいですね。
最近はお寺を巡って御朱印を頂く「御朱印ガール」なるものも流行っているらしいですね。
頂きました。
ちゃんとお参りをしてから書いていただきました。
四国お遍路さんをちょこっと周って以来、寺社仏閣に行くぞってときは、御朱印帳を持参しています。
うっかり忘れてしまうと、しまった!と思いすこし落ち込みます・・
暑くもなく寒くもなく、新緑がきれいな季節です。
空気もぴーんっと清々しい感じ。
磨尼殿でお参りを済ませて、大講堂、食堂、常行堂の三つの建物がある場所に来ました。
この3つの堂を総称して三之堂と呼ばれるそうです。
ラストサムライに出てきた、例の場所です。
オールグレンが大の字に寝転がっていた食堂。
トム!ここに寝っ転がってたのね。
ご飯食べる食堂じゃないです。
じきどうって読みます。
修行僧の寝食のための建物だったそうです。
お坊さんの寮みたいなものですね。
食堂の中では写経ができるスペースが設けられています。
ご婦人方の写経姿。
外と内と空間が切り取られてる感じです。
食堂は2階建てで自由にあがることが出来ます。
建物を構成する木がどっしりとしているので、安心感があります。
縁側を一周してみました。
食堂のそばにある「弁慶の鏡井戸」です。
むかしむかし、酒を呑みすぎで眠り込んでしまった弁慶の顔に、信濃坊戒円なる人物とその弟子たちが落書きをしたそうです。
みんなが自分の顔を見て笑っているのを不思議に思った弁慶が、この井戸で顔を映してみたところ「落書きされてるじゃんか!むきーっ」とぶちぎれて、大乱闘になり、挙句の果てには書写山を焼き尽くす大火になっちゃった…という井戸。
酒は呑んでも呑まれるなってことですかね?
そんな由来がある井戸なのか・・・と思いを馳せつつ、井戸の後ろにある立札「この水は飲めません」・・・ってこんな苔だらけの水、誰が飲むんじゃぃと独り言ちてしまいそうになりました。
圓教寺の見どころはだいたい見終わったので、ロープウェー方面へ戻ります。
帰り道は馬車道の方から下ってみました。
帰りの馬車道は舗装されていたので、歩きやすかったです。
山門の手間にあった鐘。
お賽銭を入れて1回ゴーンと鳴らしてみました。
小腹がすいたので、ロープウェーで下ってから焼き餅を食べました!
このあと、姫路城にも寄ってみました。
書写山 圓教寺は山寺という感じで清々しい雰囲気の場所でした。
が、しかし、
行きに出会ったあの亀の今後が心配でなりません・・・・・・・
ラストサムライなロケ地、姫路の書写山 圓教寺に行った件(2)につづく・・・・。
里湯ひととき 夢乃井
世界遺産・姫路城から一番近く、姫路市内で唯一の温泉地。姫路城、姫路セントラルパークからお車で約30分。旬の食材を散りばめた会席に舌鼓。満天の星空を眺めて浸かる露天風呂は至福のひとときです。