モロッコ女ひとり旅(4)マラケシュから港町エッサウィラへ
2015年の12月中旬にモロッコひとり旅行ってきました。
モロッコ女ひとり旅(3)マラケシュ・ジェマエルフナ広場をぶらぶらの続きの記事です。
今回かなり弾丸タイトスケジュールのモロッコ旅。
マラケシュ一か所だけだとちょっと勿体ないなぁということで、現地ドライバーさんを予約して大西洋岸の港町エッサウィラへ。
とりあえず現地のアクティビティなんかを予約できるサイトでエッサウィラの送迎ツアーがあったので予約。
予約したのが前日の夜だったので、ちゃんと予約できてるんかなぁと思ったけど、翌日ちゃんとドライバーさんが迎えに来てくれました。
マラケシュからエッサウィラまでは車で3時間くらい。
エッサウィラはマラケシュの西に位置する大西洋岸の港湾都市で2001年に世界遺産に旧市街(メディナ)が登録されました。
スペインとかポルトガル、近い!海のすぐ向こう。
小さい島国の住人、日本人としてはちょっと不思議な感覚がしなくもない。
エッサウィラまで3時間、道のりは長いのでまずは朝ごはんでも食べようとドライバーさんに誘われ、ドライブイン的なレストランで朝ごはん。
朝早かったので私はミントティーだけにしました。
でもドライバーさん、朝からクスクスとタジン鍋のボリューミーなご飯食べてた。
他にツアー客もいなかったので、ドライバーさんと二人でドライブ。
お互いたどたどしい英語で話をしながらの旅路だったけど、ドライバーさん運転メッチャ荒いよ!!正直こわいよ!!150キロくらいで飛ばしてた。
エッサウィラの途中で大量の山羊が木に登っているところがありました。
アルガンオイルの実や葉っぱを食べるためにアルガンツリーに登るらしいんだけど、この場所は観光客用に現地の人が無理やり登らせてるらしい。
観光客がこんな感じで写真を撮ると、山羊の飼い主がチップ頂戴!って来るので素直に渡しましょう。
この山羊たち、別段アルガンの実を食べるわけでもなくじーっと木の上にいるから暇そう。
んで、ドライバーさんも記念撮影。
子ヤギ、めっちゃかわいかった。
ハイジな気分でご満悦。
アルガンオイルを作るところも見学しました。
手作業でやってるんだそう。
山羊がアルガンの実を食べて、残った種を人間が使うというシステムらしい。
アルガンツリーはモロッコにしか生息していないそうで、お土産物店でこれでもかっていうくらいのアルガンオイル推しも納得ですね。
エッサウィラの街が見えてきました。
写真ではわからないと思うけど、モロッコ結構寒い。
しかもこの場所、高台にあって風がめちゃくちゃ強い。
そしてこの展望台でも写真おじさん登場。
写真を撮らせてもらってチップを渡します。
馬に乗せてあげるよ!って言われたけど、怖かったし、乗ってはしゃいだところで、一人旅だし、虚しくなりそうなのでやめました(笑)
そんなこんなでエッサウィラに到着。
かもめが飛び交う港町。
エッサウィラは要塞都市で、旧市街は城壁の中にあるんだそう。
あちらこちらに要塞っぽい建物とか大砲とか普通にありました。
城壁の外にある漁港のあたりでは青空市場で魚介類を売っています。
めちゃくちゃ魚臭い。
魚を狙うカモメギャングたち。
めちゃくちゃ魚臭くて、道路はビチャビチャで、ハエもぶんぶん飛んでいるようなところなんだけど、「あ、エビおいしそう・・・」とか思っちゃった。
とにかくカモメなのか、アホウドリなのかなんなのかわからないけど、鳥がたむろってる。
この辺は旧市街の外側なので、観光客も少なかったです。
猫が漁師さんに魚をもらっていたりして、絵になる風景。
海は結構荒れていて常に白波が立っている状態。
東映の映画にかならず出てくるオープニングのような荒々しさ。
ちなみに東映のこの波は千葉県の犬吠埼にある灯台近くで撮影されたもので、ざっぱ~んとなってる岩は犬岩というらしいです。
モロッコのざっぱ~ん
旧市街の方に行ってみます。
街の中に入ると、先ほどの港とはまた違う雰囲気に。
白と青で構成された建物が多いです。
城壁に沿ってお土産物屋さんが並びます。
ただマラケシュのメディナのお土産物屋さんと違って、全然ガツガツしていない感じ。
マラケシュのスークで感じた思わずツイートしちゃうくらいの鬱陶しさは全然なかったです。のんびりしてるのかな。
エッサウィラの街並みは18世紀にフランス人の建築家によって設計されたそうで、それ以来、芸術家や作家に好かれてきた街なんだって。
今でもアーティスティックなお店やギャラリーも沢山あって、芸術家が集まる街みたい。
結構面白いお店も多くて、散歩してるだけで超楽しい。
たまに芸術家っぽい奇妙な風体の人とすれ違ったりして、ゆるーい感じ。
芸術家の街もそうなんだろうけど、私の印象的には猫の街かなー
メディナの北側には、絶壁に突き出たかつての城塞「北稜堡の展望台」があります。
なんか海を眺める人の背中ってみんな哀愁があるんだろう・・
かなり荒々しい海。
とりあえずお腹が空いたのでお昼ごはん。
ドライバーさんから海鮮料理を食べたほうがいいよ!と言われていたので、よさげなお店を探します。
モロッコのサラダに飽きたので、シーザーサラダにしました。
欧米の観光客が多いので、モロッコ料理以外のラインナップも充実してます。
イカリングフライを注文しました。
ドライバーさんがやたらと「カラマリ グッド!カラマリ トライ!」って連呼していて、カラマリってなんだろうって注文してみたらイカリングだった。
せっかくエッサウィラまで来たし、なんかお土産でも欲しいなーとぶらぶら。
エッサウィラはマラケシュと違って、値札が付いているお店が多いので、値段交渉するのが面倒なわたしにはありがたい街。
モロッコの青ってなんかきっぱりしていていいなぁ。
たこ焼き屋さんありました。ちょっと興味深くて買ってみたかったけど、お店の人は留守だった・・・たこ焼きを焼きっぱなしで大丈夫なんだろうか。
世界三大うざい国といわれるモロッコですが、ここエッサウィラではあんまり感じなかったなー。
とは言え、エッサウィラにも変な人はいて「ニホンジンー?ニッポンジンー?スキヤキー!」ってずーっと話しかけながらついてくるおっちゃん。
聞こえないふりしてたんだけど、あまりにも鬱陶しくなってきたから「ノージャパニーズ!チャイニーズ」って言ったら速攻いなくなった(笑)
もしかしたらちょっと知っている日本語を話してみたかっただけなのかもしれない。
お土産に布を買いました。ただの布。
ソファーカーバーとかにいいかなと思って、カラフルで派手なやつ。1枚300円くらい。
そろそろマラケシュに戻る時間だから待ち合わせ場所へ・・・と思いきや迷った!
狭い路地が入り組んでるうえに、方向音痴なせいでどこをどう歩いているかわからん!
異国で彷徨い~みたいな歌があったよなーなんてことを考えながら、迷う。
こんな感じ好き。
無事、ドライバーさんとの待ち合わせ場所に到着して、マラケシュへゴーバック!
朝来た道をまた3時間かけてドライブ。
荒い運転の車の中から見るモロッコの夕日はとても綺麗でした。
マラケシュの市内は大渋滞で、結局ホテルに着いたのは夜の9時くらい。
ホテル近くのカフェレストランで夕食を食べて、明日は日本に帰る―!
モロッコ女ひとり旅おわり