江戸時代には麿崖に三十三観音が刻まれる
岩谷観音は、信夫山の中腹・東側の岸壁に掘られた磨崖仏群で、三十三観音、地蔵尊、不動尊など60余りの仏像が刻まれています。
平安時代の末期から鎌倉時代にかけて、この地を支配していた豪族、伊賀良目氏が岩をくり抜いて造ったお堂に、持仏の聖観音を祭った窟観音に始まるとされています。
その後、独立した観音堂が建立され、現在の観音堂は慶長19年に再建されたものです。
江戸時代には、西国三十三観音を模した仏像を礼拝することが庶民の間で流行し、この地にも三十三観音が刻まれました。歴史と信仰の深い結びつきを感じながら、ぜひこの磨崖仏群を訪れてみてください。
福島県福島市岩谷7-2
車:東北自動車道福島飯坂ICから車約15分
鉄道:JR東北新幹線・東北本線福島駅からバス約10分 岩谷下下車
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