足尾銅山観光
小学生の遠足以来の足尾銅山へ
足尾銅山は小学生の頃に遠足以来、人生史上2回目!
教科書で足尾銅山鉱毒事件からの田中正造ってことしか記憶がない…田中正造、本名じゃないんやで。髭もわもわのしかめっ面のおじいちゃん=わたしの足尾銅山のイメージで、近くに来たら寄ってみようと思っていた場所。
足尾銅山観光はトロッコに乗って足尾銅山の歴史と仕組みを体験できる施設。

15分に1本の頻度でトロッコが走っていて、銅山坑道の入口まで連れて行ってくれます。
坑道内は自力で歩いてまわり、帰りも自力で。だったらトロッコ乗らなくていいじゃん!って一瞬思っちゃいましたが、当時のようにトロッコに乗って坑道内へ・・・ていう体験型エンターテイメントを提供してくれてるんですね。クサクサしてしまいすみません。反省。
足尾銅山の三大主坑口の中心となった通洞坑の一部を利用した全長460メートルの坑内では江戸時代から現代の機械化されている採掘の様子を人形を使って再現しています。
小学生の頃の遠足のメインテーマはたぶん日本初の公害となった足尾銅山鉱毒事件の現場に行くっていう社会科見学だったような気がするけど、足尾銅山観光ではそういった公害のこととか田中正造のことには1ミリも触れていないのでなんだか肩透かし食らったような気分でした。
知りたいことを知れなかったので日本一周から戻ったらもう一度勉強してみようかな。

それでも鉱山遺構が当時のまま残っているを見るのは大変興味深かったし、鉱山マン人形たちのクオリティは毎度微笑ましく。生野銀山で銀山ボーイズ総選挙みたいなのやってたけど、日本各地の鉱山ボーイズたちの総選挙でもやったらおもろいのになぁ。温泉むすめみたいなノリで(笑)
銅山観光の出口のところにちょっとしたお土産街(というか市場みたいな雰囲気)があっておばあちゃんたちが栃木土産や銅山土産を売っているのがザ・昭和だった・・・行商みたいな雰囲気を醸し出していてこれこそ令和に残すべき昭和や!と。
銅製品ほしいなと思ったらかなり高くて悩む間もなく諦め…栃木名物のレモン牛乳のクッキーみたいなのを買いました。
喫茶店もこのレトロクオリティ。ほんまに素晴らしい。
足尾銅山観光のアクセス・営業
400年の歴史を誇り、かつて「日本一の鉱都」と呼ばれ大いに栄えた足尾銅山の坑内観光施設です。
閉山後に坑内の一部が開放され、トロッコ電車に乗って全長約460メートルの薄暗い坑道に入っていくと、当時の辛く厳しい鉱石採掘の様子が年代ごとにリアルな人形で再現されています。
鉱石から銅になるまでの過程などが展示されている銅資料館と、足字銭の鋳造過程が展示されている鋳銭座も併設されており、日本の近代化を支えた足尾銅山の歴史や役割を学ぶことができます。
JR日光線「日光駅」/東武日光線「東武日光駅」から市営バス足尾行き乗車約53分、「銅山観光前」バス停下車、徒歩約2分
または、わたらせ渓谷鐵道「通洞駅」下車、徒歩約5分
清滝ICから約22分
営業時間 9:00~17:00(最終入場 16:15)
休業日 年中無休
足尾銅山観光について
足尾銅山は、かつて栃木県上都賀郡足尾町(現在の日光市)にあった日本有数の銅山。現在は「足尾銅山跡」として国の史跡に指定され、今もその歴史を静かに語り続けています。
明治時代には銅のほか、亜砒酸(あひさん)や硫酸なども生産され、日本の近代産業を支えた重要な拠点でした。
でもその裏では、過酷な労働や公害問題など、光と影の歴史も刻まれています。
現在は閉山後の坑道の一部が公開されていて、観光トロッコ電車に乗って約460メートルの坑内を探検できます。
ひんやりした薄暗い通路の先には、明治から昭和にかけての採掘風景がリアルな人形で再現されていて、当時の作業の厳しさがひしひしと伝わってきます。
敷地内にはレストハウスやお土産コーナーもあって、トロッコ体験のあとにゆっくり休憩するのもおすすめ。
すぐそばの渡良瀬川の河原は、水辺でのんびり過ごす家族連れや写真を撮る人たちでにぎわっています。
そして、足尾銅山を語るうえで欠かせないのが足尾鉱毒事件。
19世紀後半、鉱山の操業によって発生した有害物質が渡良瀬川に流れ出し、栃木や群馬の村々に深刻な被害をもたらした、日本初の公害事件です。
ここから日本の環境保護運動の歴史が始まったとも言われています。


産業遺産としてだけじゃなく、環境と人との関わりを考える場所としても大切な足尾銅山。
少しノスタルジックで、どこか切なさを感じる風景が心に残るスポットです。




