プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選に入選!県内最大級の大岩風呂と多彩なお料理をお楽しみください。
山梨県笛吹市石和町川中島192
JR中央本線石和温泉駅より徒歩25分(送迎有り)
石和温泉ホテルふじ 宿泊ブログ
石和温泉 ホテルふじは、小学生から10代の間に家族で複数回行ったことがきっかけで、今では一番思い出深い温泉旅館になっています。
他の場所へも旅行には行きましたが、子どものときの楽しい記憶が全て詰まっているのがホテルふじです。
大人になった今でも、家族でこの話になるとほっこりと笑顔になるような、そんな場所です。
子どものとき、ホテルふじで好きなのは何と言ってもバイキングでした。
だいたい冬休みに泊まりに行くのが恒例だったので、クリスマスバイキングがすっかり定番になっていたのです。
対人で提供してくれるメニューも一部あり、私はパスタが好きでした。
目の前でパスタを茹でてくれる従業員の方がいて、茹でたパスタにクリームソースをかけ、黒コショウとチーズをガリガリと削ってトッピングまでしてくれるのですが、その特別感にワクワクしたものです。一人で大人の人に作ってもらいにいくという緊張感もありました。「お願いします」とお皿を差し出し、2回はおかわりしに行っていました。
温泉は、どちらかというと翌日の寝起きの朝に行くのが好きでした。
朝靄の露天風呂、比較的無人の大浴場……。子どもながらに非日常感を存分に味わいました。
ホテルふじは家族連れに人気のプランだったので、昔は安いというイメージがありました。
実際、高級旅館というよりは庶民派旅館のジャンルだったかもしれません。温泉もごく一般的なものでしたし、テレビに頻繁に出るような物凄い目玉が出るわけではなかったと思います。それでも大好きなのは、やはり胸の中にある思い出が温かいからだと思います。
ホテルふじは山梨県笛吹市にあるため、自然と山梨県も第二の故郷のように思っています。
ホテルふじに泊まる日の前後は、観光地でブドウ狩りやモモ狩りをしたり、ハーブ庭園という無料の施設に行ったりするのが我が家のプランになりました。
家から車でアクセスしやすい場所にあるのも良かったと思います。渋滞等で疲れることなく、スムーズに温泉旅行が出来るのも良い点でした。
私が成人を迎える頃になると、ホテルふじにワンランク上の個室風の客室が出来ました。
特別感をより演出する客室の誕生に、ホテルふじが大人になっても楽しめると思い、嬉しくなりました。
当時交際していた人と泊まりに行ったときは、家族で旅行したときの思い出をなぞるように山梨観光を楽しみました。
食事をバイキングではなく部屋食に選択したり、夜はお酒を飲んでみたりと、自分が大人になったことを感慨深く思いました。
他の温泉旅行にも行きましたが、純粋に好きという気持ちで泊まっているのはホテルふじです。
必然的にホテルふじが自分の中での一番になっています。
最後に泊まったのは約5年前ですが、従業員の方が折ってくれたのか、花柄の折り紙で作られた花が置いてあり、5年近くたった今でもずっとわが家に飾っています。
ここしばらくはホテルふじに泊まることが出来ていないのですが、また必ず泊まりに行きます。