富良野 北の国からのロケ地をたずねてみた
旅した日:2013年11月
北海道三大夜景のひとつ、天狗山で夜景を見たことだし、今夜のお宿の札幌に向かいます。
今回は、初めてゲストハウスに泊まってみました。いつもはホテルに泊まっていたのですが、旅人同士で交流できるらしい&宿泊費がめっちゃ安いらしいゲストハウスに今回は挑戦です。
ゲストハウスってネットで調べるとめちゃくちゃたくさん出てくるので、いろいろなサイトを物色して今回は『さっぽろゲストハウス 縁家』さんに泊まってみることにしました。
この縁家さん、2009年からやってらっしゃるゲストハウスで、女将さんのゆきねぇさんが切り盛りされています。
友達のおうちに泊まりに来たようなアットホーム感&ゆるい雰囲気で、初めてでもすごく落ち着けました。
写真は縁家さんのホームページからお借りしました!
初めてのゲストハウス、人見知りのわたしでだいじょうぶかなぁ・・と本気でドキドキしていましたが、ゆきねぇさんの気さくさ&優しさに一気にまったり(笑)
夜は他の旅人さん&ゆきねぇさんご夫婦と宴会になって、本当に楽しかったなぁ。
こういう雰囲気にはまっちゃう人多いだろうな。
ゲストハウス初心者(?)でも安心できる縁家さん、めっちゃおすすめですよ。
前日の縁家さんの楽しい宴会から一夜明けて、翌日はちょっと早起きをして富良野のほうへ足を伸ばしてみることにしました。
北海道は高速バスがかなり発達していて、今回はこの高速バス『高速 ふらの号』に乗りました。
予約も要らないので気ままにぶらりできます。
3時間かかりますが、車窓の風景を見たり、うたた寝したりしてると結構あっという間につきます。
文庫本1冊くらい読めます。
北海道B級スポットしてマニアの間では名高い『北の京 芦別』の観音像も車窓からちらりと見れました!
一度、是非とも行ってみたいなぁと思っていたワンダースポットだったのですが、残念ながら閉館・・・本当に悔やまれます。
北の京 芦別 https://b9spot.nobody.jp/hokaidou/kitanomiyako/
およそ3時間バスに揺られ、やっと富良野駅に到着しました。
北海へそ祭りのキャラクターがいました。
北海へそ祭り(ほっかいへそまつり)とは、毎年7月に北海道富良野市の新相生通り商店街で行われる祭で富良野市が北海道の地理的中心であることに因んだ祭りであり、北海道内のみならず日本全国、あるいは海外からも観光客が訪れる、夏の北海道を代表する祭りの一つとなっているそうです。
『北の国から』でもちょくちょくこの祭り出てきました。
富良野駅までレンタカーを借りて、『北の国から』のロケ地めぐり!最初は拾ってきた家。
気がつけば今、五郎の生き方っていうキャッチフレーズがなんとなく頷ける感じでした。
子供の頃はそう思ってたけど、今はそんなこともう思わないよなぁ・・というような本質的なことというか、そんな感じのこと。
『北の国から ’02遺言』のロケ地。
ドラマ「北の国から」「2002遺言」の中で、黒板五郎が廃材を集めて作った家。
大量廃棄社会への警鐘が含まれており、その不思議な風貌が人気を集めているそうです。
家のクオリティが凄すぎた!!
坂口恭平のモバイルハウスを思い出しました(ちょっと違うかな・・・)
家の土台は車のホイール、出窓はゴンドラ、玄関は電話ボックスでできています。
インテリアもすごいです。
よーく見てみるといろんなもののパーツが組み合わさってちゃんと家になっていて、なんだかカッコいい。
ハウルの家だ!と思いました。
基本的なコンセプトはおんなじだ!五郎さんの家は動かないけど・・・・
家の壁と窓がバスなんです。
家の中にもバスの面影。
部分部分を細かく見ているだけでもいろんな発見があるし、アイデアが詰まっていて本当に面白い。
わたしもこんな家作ってみたいなぁ。
このバスのおうちは、五郎の義妹・雪子のために五郎が作った家で近くに中畑の娘夫婦の家、純と結の家もあります。
拾ってきた街になったんです。
『拾ってきた家』の次に、麓郷の森にやってきました。
ここは富良野市の東麓郷にあるテレビドラマ『北の国から』の初期のロケ地で、観光名所として整備された場所だそうです。
1981年にフジテレビで放送が開始され、2002年を最終回とする長期にわたるテレビドラマ『北の国から』のうち、最も古い1981年の最初のシリーズからの収録が行われたロケ地とのこと。
針葉樹を中心とした深い森林の中に、五郎さんの丸太小屋、風力発電装置を備えた五郎さん3番目の家などロケで使われた家屋が見られます。
カフェもあって、そこでかぼちゃタルトとラベンダーの紅茶を飲みました。
ほっこりします。ラベンダーの季節ではないので、富良野は観光客が少なかったです。
麓郷の森の周りはこんな感じ。
空があまりにも青く、あまりにも広く、ずっと眺めていると眼まで青くなりそうです。
銀杏の黄色
きっと自分が住んでいる家の周りにもこんなふとした風景はあるのかもしれないけど、気づかないなぁ・・なんてことを思いました。
富良野ではなんとなく空を見上げたり、木々を見上げたりすることが多かった。
北海道から神戸へ帰る飛行機の中で、なんだかふっと気持ちが軽いような気がしたのはこういう景色をたくさん見たからかもしれないです。
そしてここでも置いていきます。
あと半月もすれば雪に埋まることでしょう。
さよならきのこ。