奈良市内にお寺の敷地にある珍しいお風呂に入りに行ってきました。 薬師湯殿は霊山寺の中にあります。
霊山寺は入山料が必要ですが、 薬師湯殿に来ましたと伝えると入山料は払わないで薬師湯殿に入れます。
お寺も広くてとってもきれい。宿泊施設やゴルフ練習場もある多彩な(?) お寺さん (笑
受付で料金を支払ってロッカーのカギをもらい、湯殿の建物へ行くようになっています。
お風呂は天然温泉ではなく、 薬草を使ったお風呂です。
黄色~緑色の湯でなんというか個性的な香り。好き嫌いが分かれそうだな〜という感じの香りでした。
42℃くらいで温度は高めなので、 薬草の効能と相乗効果でしっかりと温まります。
8種類の天然成分のみを使用したオリジナルの薬湯だそう。
アロエやどくだみ、 バラのエキスを用い、 その昔薬湯にて人々を救った小野富人 (鼻高仙人)の心を再現した薬草風呂です。
薬師湯殿のお隣には薬膳カフェも。身体によさそうなメニューに心惹かれる
お風呂上りに中国薬膳茶を頂きました。お風呂でしっかり温まった身体に染み入ります。
こちらのお寺さんはバラ園が有名なので、 カフェ特製の薔薇御膳なるものが人気のようです。
霊山寺 薬師湯殿
奈良県奈良市中町3879
営業時間/10:30~19:00
入湯料/大人 500円/小人 300円
遣隋使で有名な小野妹子の息子小野富人は弘文元年(672)、壬申の乱に関与したため右大臣の職を辞して登美山に閑居しました。薬草を栽培し、薬師如来を祀って薬草風呂を施湯し、聖武天皇も鳥狩りの折、また光明皇后も入湯されたと伝えられています。1300年の昔から延々と続いてきた薬師湯は里人に親しまれてきました。昭和57年現代的に改新築を行い、トウキ・センキュウ等 天然成分のみを用い、その昔薬湯にて人々を救った小野富人(鼻高仙人)の心を再現しています。