薬師寺は、奈良時代に創建された歴史深いお寺で、天武天皇が鵜野讃良皇后の病気の治癒を祈って建立を発願したとされています。
完成を見ることなく天武天皇が亡くなり、持統天皇と文武天皇の代に引き継がれました。
奈良県橿原市城殿町には、この寺の創建当時の跡が残っており、特別史跡に指定されています。
平城京の薬師寺は過去に火災により多くの建物が焼失しましたが、東塔は奈良時代のものが現存しています。
金堂や大講堂などは近代に再建され、復興事業が進められてきました。
特に1967年以降、百万巻の写経勧進を通じて白鳳伽藍の復興事業が開始され、現在はほぼ最終段階にあります。
この落ち着いた雰囲気の中で、歴史を感じながら、静かな時間を過ごすことができる場所です。
薬師寺の美しい建築や、そこから伝わる歴史の息吹に触れてみてはいかがでしょうか。
薬師寺の見どころ・ポイント
薬師寺の見どころには多くの魅力的なポイントがあります。
中でも「凍れる音楽」と称される美しい東塔(国宝)は、約1300年の歴史を持ち、日本国内で四番目に高い塔として知られています。
東塔の仏壇には江戸時代に造られた四仏と平安時代に造られた四天王像が安置されており、東塔自体がかつて仏教開祖・お釈迦様の人生を表す彫像を安置していた歴史を持っています。
また、700年以上の歴史を持つ東院堂も見逃せません!こちらは飛鳥時代後期または奈良時代に造仏された聖観音を祀っており、薬師寺の中でも重要なハイライトとされています。
その他にも南門、西塔、金堂、玄奘三蔵院、休ヶ岡八幡宮、大講堂、蓮、お写経道場、本薬師寺跡など、訪れる価値のある多くのスポットがあります。
薬師寺の静寂と美しさに包まれながら、これらの見どころを巡ることで、奈良時代の息吹を今に感じることができるでしょう。
08:30~17:00