ジブリ映画『借りぐらしのアリエッティ』の舞台イメージ
津軽地方で名園を訪れたいなら、ぜひチェックしたいのが大石武学流を代表する庭園です。
この庭園は広さ3,600坪(約1.2ヘクタール)もあり、池泉と枯山水を楽しめる回遊式の造りが魅力。
明治35年(1902年)から9年かけて作られたこの庭園は、京都の無鄰庵や清風荘と並んで明治時代の三名園の一つとして名高く、国の名勝にも指定されています。
庭園は「真」「行」「草」の三部に分かれていて、中心には二段構成の池泉があり、神仙島が浮かんでいます。
そこには逢菜の松が植えられ、仏教思想や神道思想を反映した美しい築山があります。
庭園の中には、和洋折衷の建物「盛美館」があります。一階は純和風、二階はルネッサンス調の洋風というユニークなデザインで、日本でも他に例がないほど珍しい建物です。
ここから眺める庭園の景色は格別で、まるで明治時代にタイムスリップしたかのような気分が味わえます。
30分に一度公開される御宝殿も必見です。内部は金箔で豪華に装飾され、日本最大の孔雀の蒔絵が見どころです。
この華やかな空間は、一見の価値あり!
ちなみに、この庭園と建物はジブリ映画『借りぐらしのアリエッティ』の舞台イメージの参考にされたことでも知られています。
「借りぐらしのアリエッティの聖地を巡るガイドツアー」も開催されているので、映画ファンなら必見です。
弘前駅より車で約15分
●4月中旬~9月末
9:00~17:00(17:00閉園)
●10月~11月中旬
9:00~16:30(16:30閉園)
●11月中旬~4月中旬
10:00~15:00(冬季営業)
※冬季営業期間の受付は、隣接するもてなしロマン館となります。