加賀藩十村役 喜多家
十の村を単位にした組織の長が十村役です。
加賀藩の前田利常が定めた農政制度で十村役は年貢の取り立てなどをしました。
喜多家は十村役の筆頭で茅葺きの十村役門はその象徴とも言える存在です。
屋敷には藩主や武士が泊まることもあったことから、外から見たときは目立たない造りとなっています。
主屋の座敷構成は十村役にふさわしい格調高いもので、村の行政を司る調詞所や溜りの間、藩主を迎えるための専用玄関などが設けられています。
4つもある玄関や部屋の造りにはそれぞれ意味があり十村屋敷の特徴を知れば、当時の身分についても学ぶことができます。
石川県羽咋郡宝達志水町北川尻
能登有料道路米出ICより1km車で3分
JR免田駅より徒歩15分
一般:500円
小中学生:200円