家族3人で長野へ旅行した際にこちらの温泉宿に宿泊しました。
長野市内から宿へ向かっている時、全くと言っていいほど温泉街に向かっているような雰囲気のない道が続いたので、カーナビ通りに進んでいるとはいえ、本当に道があっているのか?と不安になるほどでした。
宿に到着するまでそんな感じでした。
だからでしょうか、夜間瀬川沿いに建つ宿は囲いで囲われ、ここなんだ、という最初は平凡な印象でした。
車を止め、中へ入るとそこは豪華な温泉宿の雰囲気で静かで荘厳、きらびやかだけど落ち着いた印象の素晴らしい内装でした。
フロントへ行くと、夕方18時という遅めの到着であったためか、他のお客さんはロビーには誰もいませんでした。
手続きを済ませて部屋へ入ると、10畳ほどの広々とした部屋で、明るく清潔感がありました。
少しだけ開く窓を開けると、夜間瀬川の川の流れが聞こえ、風情があるな、と思いました。
夕食は部屋でなく個室の夕食処で19時だったので、入浴は食後にすることし、部屋でゆっくりすることにしました。
しばらくすると、ドアをノックする音がし、開けてみると、布団を引きに男性が部屋を訪ねてきていました。
普通、こういう温泉宿では夕食中の部屋に誰もいない時間帯に布団を敷きに来るものだと思っていたので少し驚きましたが、特に支障もないのでお願いしました。
夕食は時間通りに行くとすでに前菜とお品書きが用意されていました。
席に着くと女性の方が料理の説明をしてくださりました。
料理は全てどれも本当においしく、趣向が凝らされていました。
特に、あぶらやフォンデが面白くて気に入りました。
デザートも栗とかぼちゃで秋を意識したものでした。食事が済んだ後、少し部屋でゆっくりしてからお風呂へ行きました。
湯加減はちょうどよかったです。
露天風呂へ行くと、夜間瀬川の流れる音がいい感じの効果音のようになって、とても癒されました。
残念ながら天気が悪かったので星は見えませんでしたが、月や星が見えていたらもっと最高だったと思います。
翌朝、早めに目が覚めてしまったのもあり、普段は温泉に泊まっても行かないのですが、なぜか朝風呂に行きたくなりました。
行ってみると大正解!晴れた朝にお湯がとても気持ちよく、また夜に続き川の音が心地よく、私について一緒に朝風呂に入った母も気持ちよさそうにしていました。
朝食はバイキングスタイルでした。
夕食がとても美味しかったので朝食も期待していたのですが、残念ながら期待したほどではなく、もう一工夫合ったらよかったな、と思われる内容でした。
チェックインを終え出発しようとすると、ちょうど大型バスの団体を見送りに外にいた女将さんがわざわざ私たちの所まで来て挨拶をしてくれました。
館内も部屋もきれいで、温泉もいいお湯で、夕食も美味しかったので、総じてとても良いホテルだと思います。
久々の家族旅行でしたが、皆、とても心地の良い時間を過ごせ、満足です。