モーレツ女子旅部 VLOG
旅した日:2023年11月
世界でただ二つの石灰華ドームのある温泉!
北海道の長万部にある秘湯宿に行ってきました。
天延のラジウムと石灰が含まれた由緒ある温泉で世界でただ二つの石灰華ドームの奇観で全国的に有名な二股らぢうむ温泉に宿泊してきました。
ここずっと来てみたかった温泉のひとつでやっと来れた♨️
二股らぢうむ温泉は、長万部から10キロ、さらに山道を10キロほど入った長万部岳の裾野に位置する温泉です。
ここの名物は何といっても巨大な石灰華ドーム。温泉湧出以来、源泉の沈澱物が堆積して高さ25メートルの小山となったんだそう!
すごい!この種の湯の華のドームは世界でも珍しく、アメリカのイエローストーンとここ、二股らぢうむ温泉だけなんだそうです。
長期滞在の湯治宿としても有名で、館内には様々な病気の症状の方々の体験談が張り出されていました。
駐車場で車を停めると、近寄ってきたのは3匹の野生のきつね…わんこかなぁ?と思ってよく見たらキツネだった!というサプライズ。
北海道はやっぱりすごいなぁと感心しつつ館内へ。
フロントは無人…日帰り客は券売機で入湯券を買って箱に入れて勝手に入ってねスタイルのようです。
さすがに宿泊だからなぁ…と大声で叫ぶと女将さんが出てきてくれました。
お手伝いのスタッフさんはいるようですが、女将さん一人で切り盛りされてるようで忙しそうやった…けどめっちゃパワフル女将さん。
食事時も声かけしてくださったり。湯治客で慣れた人がほとんどの中、勝手わからずの一人旅、若干心細い所もあるのでありがたい心遣いにほっこり。
お部屋は湯治の宿の雰囲気でこぢんまりとしたお部屋に最低限のアメニティ。
バスタオルはないんですが、小さい宿タオルや歯ブラシなんかはあります。
バスタオル、必要な方は持参しましょう。湯治宿だけど自動販売機でビールやジュースも買えますよ。
部屋の窓から湯の華ドームチラリと見えました。いい色しとるわぁ…と温泉への期待にこころウキウキ。
女性風呂には、小さめの内湯、小さめの露天があり。
大きな露天は混浴なので、日帰り可能な時間帯は男性入浴のお客さんが多いので、かなーり入りずらい…というか、無理や。
女性脱衣所から、混浴露天が丸見えなので、チャンスを狙いつつ、おっちゃん1人の夜更けに入ってみました!
女性脱衣所から男性脱衣所を通り、混浴露天へ。なかなかハードル高いけど夜は暗いし人も少ないから意外と入れます。
年配の常連さんは気にせず入ってくるよ〜とおっちゃんが言ってた(笑)
この温泉宿のロケーションならさぞかし夜は星が綺麗だろうなと期待しましたが、あいにく天気が悪く空は真っ暗で残念。星見露天いいな。
またいつか来てみたい。
狭いけど温泉プールもありました。誰も泳いでなかったけど、子供とか泳いだりするのかな??
泉質は女性風呂でも変わらんから、まー女性風呂でも全然オッケーやと思う!
露天は不感温度の極上ぬるめで景色を眺めながらずーっと入れる気持ちよさ。
泡付きも確認できたし、析出物でこてこての浴槽も愛おしい…ただ露天の浴槽は広くないから、あんまり長居しちゃうと他の人が入れない感じ。
湯治の方はかなり露天長湯傾向にあるので隙を見て入りました。内湯は熱めなのでしっかり温まります。
深めの浴槽と普通の深さがあって、深め浴槽が藤三旅館思い出しました…泉質、雰囲気全然ちゃうけど(笑)
あぁ、また藤三行きたいなぁと…まるで元彼、元カノを思い出すように昔入った温泉を思い出しちゃう病気や。
浴場にはアメニティ、シャワーなし。頭を温泉で洗ってしまい髪の毛がやばいことになります😨
お湯を溜めておくちっちゃい浴槽?みたいなところに水が入ったペットボトルがぷかぷか浮かんでいて、どうやら温められたお湯で髪の毛洗ったり、上り湯するらしい。
泉質はラジウム含ナトリウムカルシウム塩化物泉。舐めると鉄っぽいしょっぱい感じです。
内風呂と露天は色が違うような…一見褐色のようにも見えますが、光の加減でうぐいす色や青っぽく見える不思議な色です。
早朝に内風呂に入ったらそのお湯表面には析出物の薄いカルシウムの膜が張っていました。
『2週間以上療養し、お客様自身が良化の兆候がないと感じ申告した場合は、宿泊費用の全額を返還します。』とホームページに書かれてたけど、強いお湯なので2週間も入り続けたら身体になんらかの変化がありそうななと思いました(良くも悪くも)
ご飯はザ・湯治飯です(笑)
毎日ここでご飯食べて温泉入って散歩してたら、確実に痩せるし健康になりそうです。
湯治宿の雰囲気が結構好きなので多少の汚なさ、古さ、宿の対応は全然気にならないけど、旅館としてのクオリティーを求めて宿泊するのであればあんまりこちらはおすすめできないかもなぁと思いました。
ただお風呂は最高♨️近ければリピートしたい宿だなぁと…きつねにもまた会いたい…個人的感想です。
※温泉写真はwebより