松川温泉 松楓荘

松川温泉　松楓荘 宿泊記

岩手県の秘湯に行ってきました！
岩手県の北の方、八幡平のふもとにある松川温泉 松楓荘さんです。
夏に、同じ松川温泉の峡雲荘さんには宿泊済みです。

松楓荘さんは・・・
平安中期の武将安倍貞任の家臣、伊藤某が1062年(平安時代)このお湯を発見し、その末裔の高橋与次郎が1743年（徳川吉宗の時代）に開湯したのが始まりと伝えられ、279年目になる由緒正しき（？）温泉。
美しい松川渓谷の山間にひっそりたたずむ静かで素朴な温泉で、しかも白濁の源泉かけ流しの豊富なお湯で松川温泉の中では一番古い宿です。

この松楓荘さんには橋を渡っていく洞窟岩風呂があって、夏に松川温泉に行った際にめっちゃ入ってみたくて・・・半年後にカムバックしてきました（笑）

しかーし！！結果、洞窟風呂はクローズしておりました・・・悲しすぎる・・
ホームページよると、平成4年8月の大雨により橋ごと流され、現在ご利用出来ません。とのこと。
ちゃんとチェックしていなかった私が悪いんです・・・

花巻空港からレンタカーを借りて、初めて雪道を走ったんですが、スタッドレスタイヤってすごいんですね・・松川温泉付近は結構な大雪だったんですが、割とへっちゃらでした。
除雪もちゃんとされているようで、車でのアクセスは良好。道も広いし・・。
でも吹雪くとホワイトアウト状態になるのが少し怖かったです。

念願のお宿に到着！
受付に黒猫ちゃんとお姉さんがいらっしゃったんですが、その受付の最中に停電。わーお。
PCが起動しないと受付できないということで、停電が直る15分くらい、黒猫ちゃんを紹介してもらっていました。
写真撮ったり、お姉さんとちょこちょこお話をしたり。

宿はかなり年季が入っている様子でした。配線むき出しの暗い廊下が夜怖くて、おトイレ行くのに躊躇してしまう感じ。

でもお部屋は広くて景色も良くて過ごしやすかったです。
地熱発電の暖房システムを利用しているそうで、お部屋もほかほか。
お部屋のテーブルに温泉玉子がおいてあって嬉しいサービス。。

女将さんによると、昨日から露天風呂のお湯が出なくなってしまい湯船にお湯が全然溜まらないので入浴不可とのこと・・・ダブルショーック（泣）

残念な顔をしていたら、くるぶしくらいまでお湯はあるから、もし入りたかったらチャレンジしてみてくださいとのことでした（笑）ちなみに露天風呂は混浴で、女湯の内風呂から露天へ行くことが出来ます。

内風呂入ったときに、試しに露天へ行ってみたんですが、真っ暗だし本当にくるぶしくらいまでしかお湯がなかった・・・
寝湯できるかも！と挑戦してみましたが、外は雪、寒すぎて無理でした（笑

※ちなみに男湯は内湯と露天が離れているので、一旦服を着ないと移動できません。

こちらのお宿、2本の源泉を持ち「あつめ」「ぬるめ」と2種類の温度が楽しめます。
硫黄泉の乳濁色の濃いめの温泉が肌に滲みる・・・硫黄泉の香りに包まれて至福です。

「あつめ」のお湯はかなり熱くて、長湯するとのぼせちゃいそうになりますが、「ぬるめ」のお湯はちょうどよい湯加減でまったりできます。浴室は湯気がもくもくでミストサウナ状態（笑）まるで夢の中にいるような錯覚になりました。

内風呂は2つあるんですが、岩風呂の内湯、全く電気がつかず真っ暗すぎて夜は入れませんでした。
なんでだろう？停電の影響かな？？

翌朝、入ってみましたが岩風呂は天上高くて湯船も広くて雰囲気よかった～。
どちらの内風呂も終始独泉できたので、満足度高い。めちゃくちゃ癒された・・・

建物は古くて不便さもいろいろと感じたけど、秘湯の宿っぽくて個人的には好き。
お宿の女将さんやご主人も優しい雰囲気で、気張らずほっこりできました。
潔癖さんや綺麗好きの方はちょっと苦手なお宿かもしれません。

常連さんも多いようで、温泉ファンの支持は高そうだなぁ～と思いました。
夕食の時も常連さんっぽいお客さんがいっぱいいました。

建物や設備の老朽化が心配だけど、今後もずっと頑張ってほしい秘湯の宿。
また来ます！

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松川温泉 松楓荘

開湯は1743年。
湯の良さには定評のある松川温泉で一番古い宿です。
山の幸や旬に拘った料理もお薦めです。

岩手県八幡平市松尾寄木1-41
JR盛岡駅より松川温泉行バスで110分
松楓荘口バス停下車　徒歩2分
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