安藤家は、室町時代からこの長浜に移り住んだ旧家で、賤ヶ岳合戦(1583年)では秀吉に協力しました。
秀吉は町衆の中から長浜の自治を委ねる「十人衆」を選び、安藤家はそ の十人衆として町衆文化の一翼を担い、江戸期には十人衆の中から選ばれる三年寄の一家として、長浜町の発展に力を尽くし活躍しました。
現在の建物は明治38年から大正4年にかけて建てられたもので、虫籠窓、紅殻格子などが施されたしつらいは、長浜を代表する近代和風建築となっています。
「古翠園」と名付けられた庭園は、長浜で多くの庭園を手掛けた庭師・布施宇吉(植宇)によるもの。巨石をあしらった池泉回遊式に 通じる庭園で、四季折々の風情を楽しむことできます。
滋賀県長浜市元浜町8-24
[公共交通]JR北陸本線「長浜駅」下車 徒歩 10 分
[駐車場]市営駐車場ほか