郡山・福島県中エリアには桜の名所がたくさん!
福島県中エリア、特に郡山市周辺には、美しい桜の名所がたくさんあります。春になると、地域全体が桜色に染まり、多くの観光客を魅了します。この記事では、そんな桜の名所をいくつかご紹介します。それぞれのスポットには、歴史や地域の物語が詰まっており、桜だけでなく、その背景にあるストーリーも楽しむことができます。春の訪れとともに、ぜひこれらの名所を訪れてみてください。
大聖寺のベニシダレ
磐越東線・要田駅近くの県道沿いにある大聖寺。
本堂へ至る石段脇の斜面に、樹齢約300年のベニシダレザクラが立っています。
三春滝桜の子であるといわれ、しなやかな枝に薄紅色の花をたっぷり咲かせます。
磐越自動車道船引三春ICから約5分
是哉寺地蔵桜
懐かしい里山の風景にたたずむ桜。
小沢の桜から、県道を三春側(西)に約2㎞ぐらい行ったところにあります。
周りの景色が色づく前の畑と田んぼの中で、鮮やかな薄紅色の桜が目を奪います。
※カーナビはマップコード「300 847 725*80」
三春の滝桜
三春滝桜は、福島県田村郡三春町大字滝字桜久保に所在する推定樹齢1000年超の国の天然記念物の枝垂れ性のサクラの巨木です。
三春の滝桜、また単に滝桜とも呼ばれています。品種はエドヒガン系の栽培品種のベニシダレ。
三春滝ザクラは、大正11年(1922年)に桜の木として初めて国の天然記念物に指定され、令和4年(2022年)をもって100周年を迎えます。
夏井千本桜
夏井川の両岸5kmにわたり約1,000本のソメイヨシノが咲き競います。
地区の皆さんがボランティアにより「自分たちの地区の桜は自分たちの手で」という気持ちで手入れをし、病気に弱いソメイヨシノの千本桜を守っています。
夏井千本桜は、例年4月中旬から下旬に見頃を迎えます。
磐越自動車道の下り線からは、一瞬ですが千本桜を一望できます。
遊歩道をのんびりと歩きながら、春を満喫できるスポットとして県内外から多くの人が訪れています。
車:磐越自動車道小野ICから車約15分
電車:JR磐越東線夏井駅から徒歩約5分
小沢の桜
小沢の桜は、福島県田村市に所在する、樹齢推定90年のソメイヨシノ。
田畑の中に1本だけある美しい桜です。
傍らに子安観音を祀った祠があり、遠くには移ヶ岳を望むことができます。
日本の原風景ともいえる風情があります。
映画「はつ恋」に“願いの桜”として登場したことでも知られ、地域を代表する桜の一つとなっています。