姥湯温泉への道路が怖すぎる…秘境・秘湯の温泉宿『桝形屋』

姥湯温泉桝形屋は、吾妻連峰の北側標高1300mに位置し、山形県内温泉旅館随一の秘境・秘湯の温泉宿です。
見事な渓谷美と野趣あふれる露天風呂がめっちゃ魅力の唯一無二の費用温泉なのですっ!

岩峰を見上げる絶景露天風呂

岩壁から噴き出す湯口は六ヶ所。宿にはそのうち一本を使い、他は川へ流れ落ちています。
宿の近くに大きな露天風呂が二つあり温度も高いです。
宿の自慢は、野趣あふれる露天風呂で、谷川の音、鳥のさえずりをききながら眼前にのしかかる渓谷美を仰いでの入浴は心身共に癒されます。

混浴露天風呂があります

姥湯温泉桝形屋には混浴風呂が2つ、女性専用風呂が1つあります!
入浴時間は朝6時~夜10時まで。混浴風呂は女性専用時間も設けられていますので、混浴はちょっと‥という方でも大丈夫。
混浴はタオルOK、湯浴み着OKなので、家族やカップルでも楽しめますね。

姥湯温泉への道路が怖すぎ・・・

姥湯温泉への道路はかなり過酷です・・・運転に自信のない方はおとなしく宿の送迎を利用されることをおすすめします・・・
①勾配22度の急坂
②スイッチバックの指示標識があるカーブがある
③道中ガードレールは無いのは当たり前

秘境駅の峠駅もかなりやばい・・・

酷道を泣きながら…峠駅へたどり着く

彦治民芸のご主人に滑川温泉に行くなら、峠駅は見ていったほうが良いよ!とおすすめされたので行ってみました。この峠駅への路もそうなんですが、滑川温泉・姥湯方面の山道めっちゃツラいよ。

すれ違い困難な狭いくねくねの山道、ハンドル操作間違えると崖の下へ落ちちゃいそうだし、なにより結構距離あるのがほんまに辛く厳しい戦いやった…運転技術に全く自信がないので半べそかきながら運転しました。

峠駅は奥羽本線、福島から米沢までの間にある駅で、新幹線が通過する駅でもあり、普通列車は一日で6本しか止まりません。Wikiによりますと…10人/日(降車客含まず)だそうです(笑)

撮り鉄さんが一人いらっしゃいました。日本全国の秘境駅を車で回っているんだって!山道厳しいですよね~って言ったら、このぐらいならまぁ余裕ですとのこと。すごい人もいるもんだなぁと(笑)

峠駅名物の力餅屋さん。早朝7:00から営業しているそう!力餅の他に食事もできて峠の茶屋みたいな感じ。

駅のホームで売られる「峠の力餅」鉄道開通以来、昔と変わらぬ駅弁売りのスタイルで秘境駅の中にてお餅を売っています。

こんな山奥にお店があるなんてすごいよね!夕方だし電車の乗降客もいないしお店の周辺は誰もいません。めちゃくちゃ静かで異世界みたいな気分になってくるよ…

ついでにお店の人もいなかった(笑)なんどか呼びかけてみたけど、応答なし。もしかしたらこの世界から人間が消えた・・・?

姥湯の近くの滑川温泉 福島屋さんにいったことはある。めっちゃこわい

酷道の始まり…峠駅2.8Km、滑川温泉6Km、姥湯10Km。最初、姥湯を予約しようかと思ってたんですが、スイッチバックしなくちゃいけないほどの山道…っていう情報を見てやめました。

運転に自信がないので。そして滑川温泉も大人しく送迎利用すればよかったな。

崖に落ちることもなく、無事に滑川温泉に到着…途中、姥湯か滑川温泉かの送迎車とすれ違いましたが、めちゃくちゃ怖かったです。

滑川温泉、山形県にあるのに福島屋。福島県近いから忖度的な?(笑)ガラリと扉を開けると非常に感じの良いお姉さんがお出迎えしてくださいました。

館内やお風呂の説明を一通り受けてお部屋へ。こちらのお宿、湯治棟と旅館棟があるんですね。今回は旅館棟に宿泊しました。

旅館棟のお部屋

お部屋はシンプルな和室。部屋の窓からは『前川』の渓流が見えます。

部屋の目の前に滝があるので窓を開けると結構うるさめな滝の音が(笑)山奥な感じがするし、涼しげでいいんやけど、寝るときは流石に窓閉めて寝た(笑)

アメニティは浴衣、バスタオル、小さいタオル、歯ブラシなど一通り揃っています。電気ポットもありました。

お風呂の時間割

お部屋には各浴場の利用時間の表がありました。どれどれ~とじっくり見てみる。岩風呂は基本的に混浴ですが9:00~11:00、16:00~17:30は女性専用になります。

翌日、早朝に宿を出発しようと思っていたので、朝の時間は無理やなぁ、ってことは夕方のチャンスを狙う!

混浴の檜風呂は21:30以降と~9:00mでは空いていれば貸切で利用可能。その他、混浴の大浴場、女性専用の内湯がひとつずつあります。結局入ったのは女性時間の岩風呂、女性専用の内湯だけでした。

お部屋は鍵なし。在室のときだけ内鍵を掛けれるシステムで湯治宿によくあるパターンです。スリッパを廊下で脱ぐスタイル。

女性専用内湯に入るどー!

混浴大浴場の手間に女性専用の内湯あり。女性専用の浴場も廊下にスリッパ脱ぐパターンなので、先客がいるかどうかわかるのがヨカッタ。

※浴場写真は撮影禁止なのでWEBより拝借です。

まあるい半円のかわいらしい浴槽。真ん中の湯口からお湯がとぷとぷと注がれています。洗い場は奥に簡易的なシャワーがひとつ。ほんまに湯に浸かるためのお宿なんだなぁって感じ。

とにかく天井が高くて浴場の狭さを感じさせない造りになっています。湯は集めなんだけど、天井高いおかげなのか湯気もくもくみたいな感じではなかったのがイイ!

乳白色の濁り湯は自然のものを自然のままに、加水・加温・循環消毒は一切なしの源泉かけ流し。湯の雰囲気よりも硫黄の香りが強くなくて、湯ざわりも柔らかやさしい。
ピリピリすることもなく湯上がりの肌もふわふわになります(朝起きたら肌がめっちゃいい感じになってる!)

ABOUTこの記事をかいた人

会社をボイコットして小さな車でひとり、日本一周の旅をしました。 温泉が大好きで秘湯や混浴、鄙び宿を中心にひとり温泉旅行に出かけています。海外よりも国内旅行が好きですが、韓国やベトナムには毎年数回行っています。(韓国がグルメと美容目的、ベトナムは普通に好きなだけ)基本的に一人旅をしますが、たまに愛犬の福ちゃんや連れとも出かけます。2025年冬に古民家を購入して自力でDIYで古民家改修。神戸と田舎の2拠点移住、畑仕事や地域行事に勤しみます。