西田幾太郎が思索を巡らせた散歩道
「哲学の道」として知られる、約2kmにわたる散歩道は、銀閣寺と南禅寺を結んでいます。
『哲学の道』の名前の由来は、20世紀初頭の京都大学教授である西田幾太郎が、毎朝この道を歩きながら思索にふけっていたことに由来しています。
道沿いを流れる運河は、日本最大の湖である琵琶湖から引かれた疎水であり、その脇には白川も流れています。白川は標高に応じて北から南へと流れるのに対し、人工的に作られた疎水は南から北へと流れています。
この散歩道は桜の名所としても知られ、日本画家の橋本関雪によって寄贈された関雪桜が道沿いに美しく咲き誇っています。