滝の落差は約23mあり、春日断層崖に沿う滝の中では最大の規模です。
滝からさらに登った場所には古来からの名刹、竜福寺が・・・。寺が隆盛を極めた頃、この桃尾の滝は行場として利用されていたようです。
滝壼の左側には不動三尊麿崖仏が彫られており、鎌倉中期の秀作とされ、これを見るのが目的で足を運ぶ人もいます。
後嵯峨天皇がここを訪れ、「今はまた 行きても見やば 石の上 ふるの滝津瀬 跡をたづねて」と詠まれた歌が残っています。
元禄元(1688)年には松尾芭蕉もこの地を訪れている名刹です。
奈良県天理市滝本町
天理駅から10分
天理駅から10分