纒向遺跡は、奈良盆地東南部に3世紀初頭に突如出現、4世紀初めに営まれた大規模な集落跡です。
日本列島最初に都市が形成された地、あるいは「魏志倭人伝」の邪馬台国の最有力候補地、とする考えも存在しており、全国的にも注目度が高い遺跡です。
邪馬台国の候補地・纒向遺跡
奈良県・三輪山の麓に広がる纒向(まきむく)遺跡。二世紀末に突然あらわれ、四世紀中頃に突然消滅したこの大きな集落は、邪馬台国の有力な候補地として浮かびあがってきた。祭祀場跡や大溝、東国や西国からやってきた人びとの痕跡、纒向型古墳などから追究する。
奈良県桜井市