幕末維新志士めぐりの萩散歩(2)
旅した日:2013年11月
阪九フェリーで門司から仙崎&萩へ(1)の続きです。
仙崎から路線バスで2時間ほどかけて、萩にやってきました。
もう外は真っ暗になってしまってましたが、今晩の宿に行く前に萩の浜(菊が浜)の風景を見に来ました。
とっても静かで海は真っ暗で人っ子ひとりいません・・。
浜に面しているホテルの明かりが海に映ってきれい。
↑こんな感じで浜辺に面していてとっても良さそうな宿がありました。
残念ながらわたしは今回、民宿ですが、またいつかこういうお宿にも泊まってみたいです・・ひとりじゃなく。
そして今宵のわたしのお宿です。
はぎ温泉 民宿 阿武川(あぶかわ)
・・お寺に囲まれた寺町にある民宿で、吉田松陰が投獄された野山獄の跡の近くにあるお宿です。
にこにこ笑顔のご夫婦が切り盛りされているお宿で、女将さんの手料理(萩料理?)がボリューム満点で美味しかったなぁ。
お宿に泊まってる人は、結構ひとり旅の方が多くて、夕食&朝食で同席になっていろいろと話したり、ビール飲んだり、旅先の知り合いが増えました。
廊下に冷蔵庫が置いてあって、缶ビールを自由に飲めるシステムが面白かった。
(もちろん有料なんだけど、チェックアウトする時に申告制というゆるい感じがまた良かった。都会だったら絶対ありえないなぁと思ったり思わなかったり・・)
民宿を早めにチェックアウトして、萩の町をぶらぶら。
まずは萩博物館へ向かいつつ、途中にあった田中大将像に寄り道。第26代の総理大臣の田中義一さんだそうです。
そしてここで、萩のまち第一号のキノコプロジェクトをば。
きのこ。
さよならきのこ。
溶け込んじゃった。
萩博物館の高杉晋作の特別展を見てきた!
高杉 晋作は、江戸時代後期の長州藩士。
幕末に長州藩の尊王攘夷の志士として活躍。
奇兵隊など諸隊を創設し、長州藩を倒幕に方向付けた人。
特集VTRでは、晋作の奥さんにスポットを当てたものがやっていたりしました。
おもしろき こともなき世を おもしろく 高杉晋作の有名すぎる時世の句。
そして武家屋敷らへんをブラブラします。
このあたりは白壁のお屋敷がたくさんあって情緒のある通り。
たしか日本の道100選に入ってるとか看板があったような。
萩市の指定有形文化財に指定されている旧久保田家住宅。
旧久保田家住宅は、旧御成道(おなりみち 参勤交代の際、大名行列が往来したメインストリート)沿いに位置し、幕末から明治時代前期にかけて建築された町家だそうです。
そして重要文化財の菊屋家住宅。秋の庭園特別公開をやっていたので寄ってみました。
藩の豪商であった菊屋家の屋敷で、幕府巡検使の宿として度々本陣にあてられたそうです。
江戸初期の建築、日本最古の町屋に属し、主屋をはじめ5棟が国の重要文化財に指定され、約2000坪の敷地の約3分の1が現在公開されているそうです。
1/3でもめちゃくちゃ広かった・・・
なんかちょっと京都のお寺っぽい雰囲気で、庭がちょうど紅葉真っ只中。
こんなのも見学できます。
となりのトトロとかで出てくる電話と同じ仕組みの電話だそうです。
たしか三島由紀夫の『春の雪』の映画にもこんな電話室が出てきてました。
通りには萩焼の工房やお店がいっぱいありました。
萩焼はものすごく高いものもあるけど、意外と普段使いできるようなリーズナブルなものもたくさんあって、見てまわるだけでもすごく楽しい!
ひとり旅だとバックパックなので荷物増やせない・・・ので今回は断念しましたがカワイイ食器もたくさんあった!
高杉晋作の生誕地だそうです!
動けば雷電のごとく、発すれば風のごとしの人物はここで生まれたんですね・・。
晋作の誕生地は、菊屋横町の一画にあって、その生家は、当時の間取り図によると部屋数が20以上ある広大な武家屋敷だったそうです。
今では3分の1位の広さに縮小されているが、庭には石のほこらが祀られており、これは晋作が住んでいた頃のものだということです。
晋作さんの家にあがらせてもらった鹿。
足が一本もげてしまいました。
そして鼻も取れてしまいました。一緒にいろんなところに旅をしているとガタがきちゃうもんですね・・・。
伊藤博文さんのとこでもキノコプロジェクト。
馬の躍動感がいい感じの銅像デスネ。
きのこー!
さよならきのこ。
もうどこにあるのかわからなくなっちゃいました。
そうして武家屋敷を後にして、松下村塾&松蔭神社に来ました。
松下村塾(しょうかそんじゅく)は、江戸時代末期(幕末)に長州藩士の吉田松陰が講義した私塾で、数多くの維新志士たちを輩出しました。
みんな小屋の中をのぞいているのが面白かったので写真を撮ってみました。
人の家を覗き込んでいる野次馬みたいな図になってちゃってます。
こちらが松蔭神社。思想家・教育者である吉田松陰を祭神とする神社だそうで、松陰の墓所がある東京都世田谷区と、松陰の生誕地である山口県萩市の両方にあるらしいが、こっちは萩のバージョン。
どちらも、学問の神として崇敬を受けているそうです。
お参りしたら頭良くなるかも!
吉田松陰歴史館にも入ってみました。
吉田松陰の生涯を蝋人形でつづっているかなりB級くさい歴史館。
松蔭先生の幼少期のシチュエーション。
松陰先生、大人になりました。まじめな展示なのに、なんか可笑しい・・そして怖い・・。
松陰先生、投獄されてしまいます・・・。
B級感漂う吉田松陰歴史館を出て、松下村塾の近くにある伊藤博文さんの別邸にも行ってみます。
長州ファイブ!初めて聞きましたが・・・・
長州五傑(長州ファイブ)と呼ばれ、幕末に長州藩から派遣されてヨーロッパに秘密留学した、井上聞多(井上馨)、遠藤謹助、山尾庸三、伊藤俊輔(伊藤博文)、野村弥吉(井上勝)の5人の長州藩士のことをいうらしい。なんかアイドルグループっぽいなぁと一瞬思っちゃったけど、大変失礼いたしました。
伊藤さんち。いいお宅ですね。寝転がって読書をしたくなるような部屋です。
そして萩ぶらり散歩の最後は、毛利家・観光の寺院 黄檗宗 東光寺へ。今回も怪我なく無事にひとり旅ができたお礼をして帰ります。
護国山東光寺は、元禄4年(1691)に3代藩主毛利吉就が萩出身の名僧慧極を開山として創建した全国屈指の黄檗宗の寺院で、大照院と並んで毛利家の菩提寺である。
総門、三門、鐘楼、大雄宝殿はいずれも国の重要文化財に指定されており、名刹の面影を残している。
本堂裏の毛利家墓所は国指定の史跡で、吉就から11代までの奇数代の藩主とその夫人及び一族、関係者の墓があり、墓前には藩士が寄進した500余基の石灯籠
-萩市観光ポータルサイトより
紅葉がきれいでした。
お寺の一番奥には毛利家の墓所があって雰囲気がちょっと違うというか、空気が違うというか、パワースポットっぽい感じがしました。木霊がいそうだった。
この奥のほうが木霊がいそうな墓所。さすがに写真撮影できるような雰囲気じゃなかったなぁ・・・
今回もいろいろとブラブラできたひとり旅。
ちょうど紅葉の季節だったから、上を向いて木々を見上げることが多い旅でした。
萩温泉郷 宵待ちの宿 萩一輪
11の湯舟(内湯2・露天4・半露天4・サウナ1)を湯めぐりを愉しめます。 ≪海風の湯≫【内湯1、露天陶器風呂1、露天岩風呂1、露天釜風呂2】 ≪月見の湯・夢見の湯≫【内湯2(お子様優先湯舟あり)、半露天陶器風呂3、半露天檜風呂1、サウナ】は入替制になっております。 また、足湯テラスからは庭と日本海が一望できる【足湯】があり、青い海・波音・潮風を感じながら自然のマイナスイオンにゆったり・・・。 ティーラウンジには【足癒浴】もあります。菊ヶ浜海岸・庭を眺めつつ足裏はポカポカでうっとり気分。