元乃隅神社(もとのすみじんじゃ)は、山口県長門市に鎮座する神社です。
昭和30年、地域の網元であった岡村斉(おかむらひとし)氏の枕元に現れた白狐のお告げをきっかけに建立されたと伝えられています。
商売繁盛や大漁、海上安全をはじめ、良縁・子宝・開運厄除・福徳円満・交通安全・学業成就など、幅広いご利益があるとされ、全国から多くの参拝者が訪れます。
この神社を象徴するのが、昭和62年から約10年の歳月をかけて奉納された123基の朱色の鳥居。
龍宮の潮吹と呼ばれる断崖沿いに、100m以上にわたって連なる光景は圧巻で、日本海の青と鳥居の朱のコントラストが強く印象に残ります。
また、境内に建つ高さ約6mの大鳥居の上部には賽銭箱が設置されており、賽銭を投げ入れることができれば願いが叶うと言われています。
挑戦する参拝者の姿も多く見られ、元乃隅神社ならではの参拝体験となっています。
断崖絶壁と海、鳥居、信仰が一体となった風景は、信仰の場であると同時に、日本屈指の絶景スポットとしても高い評価を受けています。





