さざえ堂に行ってみたよ!異世界空間と歴史の魅力

ずーっと見てみたかったさざえ堂。飯盛山の白虎隊のお墓参りの下りルートの途中にありました。
不思議な二重構造のらせん階段を実際に歩いてみたかったのです。

会津さざえ堂は飯盛山に建立された、高さ16.5m、六角三層のお堂です。
上りと下りが全く別の通路になっている一方通行の構造により、たくさんの参拝者がすれ違うこと無く安全にお参りできるという優しい世界線の建築物。

世界にも珍しい建築様式を採用したことで、建築史上その特異な存在が認められ、平成8年に国重要文化財に指定されました。
内部には木造のスロープ。階段じゃないんですね。
ずーっと坂道なのでふくらはぎの裏が痛くなりそう(笑)
内部は薄暗いんですが段差がないので足を踏み外す心配はなし!
スロープを登りきった空間には天井にびっしりと千社札が貼られていて圧巻。
朝一番の時間帯だったので他の観光客がいなくて堂内はとっても静かで空気の揺れがない…異世界感がすごい。
※さざえ堂は撮影禁止とのご指摘をいただきましたので内部写真は自粛です。個人利用であれば撮影はOKのようです。


飯盛山を下ったところにある白虎隊伝承史学館。
資料館と伝承茶屋が併設されている私設の施設のようです。
外観の圧が…勇気がなくて一人で入館できなかったんだけど、めちゃめちゃ気になる。

るろうに剣心、斉藤一の写真があるらしんですがこれが一番気になった…るろ剣の実写版映画、斉藤一役の江口さんの写真があるんかな??
内部に螺旋状のスロープが2つある珍しい二重螺旋構造

会津若松の飯盛山にある「会津さざえ堂(旧正宗寺三匝堂)」は、世界的にも珍しい「二重らせん構造」をもつ木造建築として知られています。建立は1796年(寛政8年)、高さ16.5m・六角三層のお堂で、正式名称は「円通三匝堂」。

堂内は階段ではなく木造のスロープがらせん状に続き、上りと下りで人がすれ違わない一方通行の構造になっています。この独創的な構造によって、安全かつスムーズに大勢の参拝者が観音めぐりをできるように工夫されていました。
当時、庶民にとって西国三十三観音霊場を実際に巡るのは難しかったため、さざえ堂内に三十三体の観音像を安置することで、ここを歩くだけで“観音巡礼が完了する”という、画期的かつ信仰心を満たすシステムが生まれたのです。
その構造的価値と独創性が認められ、1996年(平成8年)に国の重要文化財に指定されました。日本には他にも「太田市・曹源寺」「東京都文京区・成身院百体観音堂」などがありますが、会津さざえ堂は構造・歴史ともに群を抜いた存在です。
さざえ堂はなぜ作られたのか?

江戸時代の庶民にとって、会津より西に出て各札所をめぐるのは憧れでした。
しかし、実際に札所巡りをするお金も時間もなく実行できる人は少なかったそうです。
三十三体の観音像を安置する「さざえ堂」は、まさにそんな庶民のあこがれをかなえるために作られました。

日本三大さざえ堂とは?
日本三大さざえ堂とされているのは会津若松の旧正宗寺三匝堂、群馬県太田市の曹源寺、成身院百体観音堂です。
車:磐越自動車道会津若松ICから車約30分
電車:JR磐越西線会津若松駅からまちなか周遊バスハイカラさん・あかべぇ 飯盛山下から徒歩約5分