慈光院

慈光院は寛文3年(1663)、小泉藩主片桐貞昌が亡父貞隆の菩提のために建立した禅寺で、書院と茶室が重要文化財に指定されています。貞昌は茶道に通じて一派を起こし、石州流茶道の開祖としても知られています。

書院はもと方丈<ほうじょう>といい、寛文3年の建立。桁行14メートル、梁間10メートルの入母屋造り、茅葺。開放的で簡素なつくりとなっており、借景式の庭園を眺めるのにつごうのよい構造となっています。

茶室は寛文11年(1671)に書院の東北隅に付設されたもので、二畳台目<にじょうだいめ>、二畳次の間よりなり、一重、切妻造、柿葺<こけらぶき>です。手水鉢<ちょうずばち>や蹲踞<つくばい>も付けたり指定されています。

見学は有料となっています。

大和郡山市小泉町865
09:00~17:00
拝観料(お抹茶接待を含む)
1,000円(小学生以上)

ABOUTこの記事をかいた人

会社をボイコットして小さな車でひとり、日本一周の旅をしました。 温泉が大好きで秘湯や混浴、鄙び宿を中心にひとり温泉旅行に出かけています。海外よりも国内旅行が好きですが、韓国やベトナムには毎年数回行っています。(韓国がグルメと美容目的、ベトナムは普通に好きなだけ)基本的に一人旅をしますが、たまに愛犬の福ちゃんや連れとも出かけます。2025年冬に古民家を購入して自力でDIYで古民家改修。神戸と田舎の2拠点移住、畑仕事や地域行事に勤しみます。